四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

コツバメとヒオドシチョウ♀

2015-04-02 11:13:00 | 南多摩
3月31日
久しぶりに丘陵地に出かけると、草地ではオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウが一面に咲きカントウタンポポも見られ、日差しが暑く日陰にいるほうが心地よく感じました。
草地中央では、コツバメがしきりに飛び立ち、舞い下りており、時折別の個体と小競り合いをしていました。遅れ馳せながら初見です。

↓どの画面もクリックすると拡大表示されます

コツバメ(11:02)

少し離れた林縁の植え込みでは、2頭のコツバメとルリタテハが争っていました。1頭が植え込みに止まり、うまい具合に身体を傾けてくれました。



コツバメのいた草地の林縁では、ルリシジミのブルーがきれいな♂が左右に飛び回っていましたが、林縁の笹目掛けて飛び去りました。その方向に見に行くと、♀にしばし求愛。その後♀だけが残りました。♂の行き先まで追いかけることも♀探しに有効ですね。ルリシジミも初見でした。
林縁草地の緩やかな斜面では、キタキチョウが3頭ほど産卵植物探索中でした。男性カメラマンがアオゲラを狙って座り込んでいたのでしばし話し込む。



尾根道を歩くと、明るい斜面ではキタキチョウが何頭も笹の間を彷徨い飛んでいました。ミヤマセセリも尾根道に見られました。一瞬、どこにいるのか分かりにくいですね。


尾根道のミヤマセセリ

キブシが咲いていました。


キブシ

帰り道、菜の花畑の脇に桜が満開で、家族連れが散歩に来ていました。画面左上にエノキの枝が張り出しています。


ヒオドシチョウ・テングチョウの飛ぶ環境

2本のエノキではテングチョウ・ヒオドシチョウが纏わり付くように飛び時々枝先に止まっていました。


テングチョウ

強風に吹かれながらしがみついているヒオドシチョウを何枚か撮影し、帰宅後にトリミングして拡大したのが下の写真です。腹端を枝先に接近させており、産卵行動を取っているようでした。高いところだったので卵塊など確認できず残念でした。


ヒオドシチョウ♀(13:05)

枝先から近くの幹に止まる。毛が強風でなびいています。そのあと、地面に下りて開翅してくれました。






コメント (10)