四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

テングチョウの産卵行動

2015-04-13 11:07:00 | 相模原・県央
4月12日

風邪が治りかけたので、相模川河岸段丘下の川沿いを歩きました。
オオシマザクラが満開で、コナラの新葉が銀色でキレイでした。


オオシマザクラ


コナラの新葉


コナラの新葉(拡大)

タツナミソウがいくつか咲いていました。タツナミソウを見ると、自然が何とか残されているなとホッとした気分になります。


タツナミソウ

♪蝶たち
桜の咲く付近の草地では、新鮮なベニシジミがたくさん見られました。写真は、散ったさくらの花びらに止まっていたベニシジミ。赤みが強く水色の斑点がキレイでした。
(4月15日追記)花びらで吸水しているようです。


ベニシジミ

道路脇の草地で求愛中のスジグロシロチョウがいました。ちょうど同年輩のご夫婦が通りかかり、モンシロチョウだ、とつぶやいていました。まだスジグロシロチョウは一般には認知されていないようですね。もちろん、特徴と種名を教えて差し上げました。


スジグロシロチョウの求愛シーン

この日一番多く見かけたのはこのスジグロシロチョウで、ムラサキハナナやヤマブキの咲く草地で巡回していました。ツマキチョウも少数いましたが、止まらないので撮影出来ず。キタキチョウやルリタテハも草地で食草探しをしていました。

♪テングチョウの産卵行動
ヤマブキ、ノイバラが生え、ムラサキハナナが咲く河原で2頭のテングチョウが延々と2,3mのエノキの新芽で産卵行動を続けていました。これは伐採されたエノキ切株から生えたひこばえでしょうか。


テングチョウの産卵行動の見られたエノキ小木

テングチョウは、付近を少し飛んではまたエノキに戻ってきて、新芽に止まり、間に腹端を入れて産卵行動をとっていました。


産卵行動中のテングチョウ



止まった新芽を開くと、小さな卵が見付かりました。こういう時にはミクロ撮影向きのコンデジが欲しいと思うのですが。

背景にムラサキハナナとヤマブキを入れて季節感を。



途中でヤマブキの花に止まり休憩するシーンも見られました。



テングチョウのエノキ高木の枝先での産卵行動は何度か見たことがありますが、こんなに手にとるような高さでは初めてでした。
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