「まさに今、コロナとの闘いが始まって以来、最大の危機を迎えています」──18日に開会した都議会臨時会で小池知事は、このように述べました。(知事発言全文→https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/governor/governor/shisehoshin/03_04.html)
■検査なし
しかし、現局面で重要な検査についてはひとこともありませんでした。検査について、政府分科会の尾身会長が「ちょっとでも具合の悪い人がいれば、あるいは感染の心配のある人は、職場であろうが学校であろうが地域であろうが、これについて、どこでも気楽に検査ができるという体制を国、自治体がその気になればできるはず」と発言しています。
無症状感染者を含め、感染者を早く発見して保護することは感染症対策の基本です。
陽性になった方が、関わっている集団全体に幅広く検査キットを配布するなど、検査が実施できる体制を直ちにつくる必要があります。
■パラリンピックありき
知事は、最大の危機と言いながら、「『パラリンピックの成功なくして、大会の成功はない』。かねて申し上げている、私の一貫した思いであります」と。オリンピック開催前より、コロナの新規陽性者が7・5倍になっています。
東京都医師会の尾崎会長が「このような状況で開催は無理だと思う。医療サイドとしては『難しい』と判断するのが妥当」だと発言しています。パラリンピックは中止し、命を守るコロナ対策に集中すべきです。
学校連携観戦を実施しようとしていることも重大です。
18日の臨時教育委員会で、学校連携観戦に8自治体で約13万人、都立学校は23校で約2000人が参加する意向だと報告がありました。
しかし、この報告に対して、出席した5人のうち4人が学校連携観戦に反対の意見を述べました。(参考→https://www.tokyo-np.co.jp/article/125272)
教育委員会でこれだけ事務局提案に反対・慎重意見が上がることは稀に見る事態です。
急遽、20時から開かれた東京都教育委員会を傍聴してきました!なんと、出席した4人の教育委員がパラの学校連携観戦に反対!しかし、あくまでも報告事項だとして、見直しをする立場ではないと、教育長!委員からはオリのときより感染状況が悪化している中でやるべきではない!とまっとうな意見続出! pic.twitter.com/OlWTq7kDq9
— 斉藤まりこ (@tsukuttenet) August 18, 2021
#東京都教育委員会
— とや英津子 練馬区選出都議会議員 (@estukotoya) August 18, 2021
#パラリンピック #学校連携観戦 は出席した四人の委員全員が反対‼️
4者協議で決定というがコロナ感染の判断を間違えた組織、何の安心材料にもならない。
都政の最大の使命はコロナを抑えることではないか!
今からでも方向転換を!と意見噴出。しかし進める都教委の異常さ。 pic.twitter.com/2TeE5sy8ez
町田市はすでにパラリンピックも学校連携観戦は、中止していますが全都で中止を決断することが必要です。
■本会議質疑で厳しく追及
本日、19日に都議選後、最初の質問が行われます。この臨時会は、1日の日程で委員会の設置などを行う予定となっていましたが、くり返し議論の場を求める中で、3日間の日程となり質問を行う機会を実現することができました。
あぜ上三和子都議が質問に立ちます。
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