4日から、2019年第2回都議会定例会が始まりました。
■知事の所信表明
この日は、小池知事の所信表明がありました。
この所信表明に対して、代表質問などでしっかりただしていきたいと思いますが、いくつか気になったところを書いておきます。
交通事故の問題について、「アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐなど、事故防止に効果的な装置の取付に対しましての補助」の創設とともに、次のように述べました。
加えまして、今後、さらなる対策を講じていくため、明日、庁内に新たなプロジェクトチームを設置をいたします。交通不便地域におけます、高齢者の移動支援に向けました実証実験をはじめ、局横断的に知恵を絞って、広く取組を検討してまいります。
高齢者の移動支援については「移動権」「交通権」の視点が重視されるよう求めていきます。また、子どもの交通事故についても「痛ましい交通事故を無くしていくべく、対策を多面的に展開」していくと述べており、具体的な取り組みについて提案し、チェックしていきたいと思います。
保育園については、認可保育園を特出しして260カ所増やしたこと、量とともに質の確保に言及したことは重要です。知事は2020年4月までに待機児ゼロを公約しており、この実行を強く求めていきます。
学校における働き方改革について、「学校が抱える課題が複雑化・多様化する中で、いわゆる「過労死ライン」相当にある教員が多数存在するなど、教育現場におけます働き方改革は喫緊の課題」だという認識を述べたことは重要です。しかし、教育現場で求められている教員の増員などには触れず、周辺対策にとどまっていることは課題です。
■タブレットを導入
都議会では今定例会から、タブレット端末を導入してペーパーレスを進める取り組みを始めています。(参考:「都議会定例会が開会 ペーパーレス始める」日本テレビ)
町田市議会議員時代に、市議会でもタブレット端末を導入したことがありますが、紙の削減という側面とともに紙の印刷や整理、運搬などに要する職員の拘束時間(労働時間)を削減する効果が大きいと感じています。この削減効果についても、検証できる仕組みが必要です。
現時点では本会議のみの活用となっていますが、今後常任委員会などにも視野に入っているということで、各会派の意見を出し合い、いいものにしていく必要があります。
また、現時点では導入したiPadの機能を制限しているため、本会議の配布資料を閲覧するのみとなっています。端末レンタルや通信費等で、年間970万円かかると試算されていますが、本会議の配布資料の閲覧のみで約7万円の経費が妥当なのか、検証が必要だと思います。
市議会で、タブレット端末を導入した経験も生かしながら、改善を進めていきたいと思います。
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