内和農園ドタバタ日記

夫婦で農業の備忘録てきなことを綴ります。

土壌から分かる暗渠不良圃場の判断

2021年05月22日 20時41分22秒 | 田んぼ

無事、無コ湛水中播のたねまきおわりました。

代掻きしながら播種していると、泥のトロミが上がってこない圃場の部分があります。
キャタ跡が消えない土壌状況を考察すると、未分解の藁や復田時に伐採材の集積場にしたところなどが高低差が高い、未分解の枝、葉などがある。
土地改良済み圃場の場合は暗渠不良により圃場から暗渠を通して圃場外へ水が排水されていることが原因と考察できた。
↓矢印が暗渠の栓 土地改良後45年以上が経過し、小作人は栓を探すのは至難の業です。
暗渠排水口から方向を推定し、ダウジング的というかゾンデ棒で雪崩から要救助者を探す感じでがんばります。

あとは、暗渠施工図もないけど、大抵はこんな小さな圃場の場合は2本いれておしまい。










暗渠パイプの上部のみクラックが入るくらい周囲に比べて異常に乾燥が進んでいることがわかる。

パワクロで広く踏まれると周囲が泥ではないから戻らないので断面が観察できる。
暗渠の栓を直したあとは暗渠排水口からの漏水を目視するのが一番よいが、排水溝に常時流れがあるような場合は、圃場に入水し、この溝に水が貯まったままになっているかを観察するのが良い。
圃場全体に水を貯めても畦畔や盤のクラックからの漏水と切り分けが難しいと思う。


水稲農家は如何に泥を適切に制御できるかが営農の要だと実感しました。
適切に水持ちがよければ、無駄な入水が不要なのでお水代が安くなる。
肥しの流出、除草剤の流出もなく投下投資を最小限で最大の収穫ができ経常利益も改善する。
よって、大規模圃場で営農したほうがよいのだとお役人様は考えた。
しかし、あたしは中山間で生活しているのでした。
さて、井の中でケロロ軍曹でがんばるしかないか。


無コ湛水中播 出羽きらりおしまい

2021年05月22日 16時15分00秒 | 無コ湛水中播

昨日は、じいちゃんの医者

午後から蒔く予定でいましたが、新規圃場畔塗りしたらと水番頭さまが、おっしゃいました。
田んぼの持ち主ゲンちゃん曰く、うちの田には石ないとおっしゃるので、午後からチョウさんにSHIBAURA SD3943Tに畦塗り機付けてお願いしました。
 
屋根作り前に、畦塗り作業をパワクロとホイルのトラクター2台で排他できるとパワクロを効率的に運用できるかなと電気の線と試運転しておいてよかった。
 
試運転風景
Top link460mmと長さも決めたから楽できた。




 
午後3時くらいから雨のかな1ha撒いておしまい。
ここまでが、昨日のこと。
 
今日は、5反播いてゴール予定でおりました。
耕運作業が午前中で終わるから、SD3943Tに付けた畦塗を洗ってパレットに載せて仕舞いました。
深耕装置開発は断念したので、今年壊れたら捨てる覚悟でStar2.6ハローを付けて、水田車輪付けたらまんま。

午後、送り出し後、種まき再開。
今日は50a播いたら無コ湛水中播おしまい。
でも、全部圃場のかたちが悪いのでした。
まずは三角から


ちょっとまとも



昨年は移植した圃場、水が貯まらずヒエだらけになりました。
原因が分かった。暗渠です。
今年は、このブロックを重点整備しました。
堀上げしてもらい、暗渠の口から大量放水を確認し、栓を探して抜いて挿してを繰り返したら止まるようになりました。
でも、暗渠上の土壌は水分不足なので、こんな仕上がりとなりました。



ここは、お水が湧いてくる田んぼ、右側に堀を掘って畦畔つけ、奥側に土を運んでと数年かけてまともな圃場になりました。
これで、今年の無コ湛水中播はおしまい。


播種日 19日~22日
除草剤散布予定日 6月1日~4日にカウンシルコンプリート1㎏を散布します。