ファンタジー系ウルトラ作家・山田正弘

 昨日アップしたウルトラセブンの‘散歩する惑星’の脚本を 上原正三と書いたのが、山田正弘。  このEPが第1期ウルトラでは最終作品になってしまった。  セブンでは、このEPの他に金城哲夫と共作したゴドラ星人が 登場する‘マックス号応答せよ’の2作を担当したのみだった。    考えてみると山田氏の作風はハードSFのウルトラセブンより 寓話風のウルトラマンなどの方が、収まりがよかったのだろう。  だからウルトラの姉妹作品である‘快獣ブースカ’の1話も 担当している。  ウルトラQでは、ファンタジー系の中川晴之助監督と組んだ ‘鳥を見た’‘育てよカメ’‘カネゴンの繭’を担当。  その後は野長瀬三摩地監督と組んだ‘ペギラが来た’‘東京 氷河期’で冷凍怪獣・ペギラをデビューさせ、更に‘さざめ竹の 花が咲いた年は不吉な事件が起きている’などの言い伝えが楽し いパゴスが登場する‘虹の卵’を担当。  これはバルタン星人の生みの親である飯島敏宏監督のウルトラ デビュー作である。  つまり第1期ウルトラの名監督・野長瀬三摩地&飯島敏宏監督の デビュー作品の脚本を担当しているのである。 . . . 本文を読む
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松坂大輔と王建民

 MLBアメリカンリーグ東地区のライバルチーム・ボストンと NY・ヤンキースには、共にアジア人の主力投手がいる。  ボストンは、ご存知・松坂大輔。  そしてNY・ヤンキースは台湾の王建民だ。  面白いのが2人は正反対のキャラだという事。  松坂は基本的に本格派のパワーピッチャー。  三振をバッタバッタと取って行くので華があるのに対し ‘少ない球数で、いかに長いイニングを投げるか’というMLB 独特の価値観からは、外れている。  しかもスタミナには絶対の自信があるので、むしろ100球を 越えてからエンジンが かかる事が多々ある。  にも拘らず100球ちょっとで降板するので、昨年などベンチ に戻って不満げにしていた。 . . . 本文を読む
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