紅茶の本を読んでいたら、こんな言葉を見つけました。
「我が仏、隣の宝、婿舅、天下の軍、人の善悪」
(わがほとけ となりのたから むこしゅうと てんかのいくさ ひとのよしあし)
これは室町時代の連歌師が、連歌の席でしゃべってはいけないとした事柄で、
その後、お茶人たちによって、お茶の席で話題としてはいけないこととして知られるようになったとか。
私の読んだ本では、アフタヌーンティーの席やサロンでのタブーの話題として取り上げていました。
「我が仏」とは宗教の話題、
「隣の宝」とは人の経済状況、
「婿舅」は、家のなかのトラブル、
「天下の軍」は政治の話
そして「人の善悪」は悪口。
これって、お茶席だけではなく、
日常の友人同士の会話の中でも、楽しく過ごすためには言わないほうがいいことばかり…ですよね。
余計なことを言わず、品のいい話題をさらりと選べる人になりたい!
自分で自分を戒めて、磨いていこうと思いました。
そういえば、昨日は、友人とランチの後、そのままカフェに行っておしゃべりを楽しんできたんです。
友達とのおしゃべり時間は本当に楽しいし、
元気が出ます。
でも、家に帰ってきてからふと考えました。
「我が仏、隣の宝、婿舅、天下の軍、人の善悪」
昨日の私は…
ちょいダメだったな。