十数年前までテレビでニュースを読む仕事をしていたとき、最初の頃はスタイリストさんがついてくださって、
いつも仕事に行くとロッカーにその日着る衣装が入っていました。
自分では買わないだろうなという衣装もありましたが、だからこそ学びの機会になりました。
「堅苦しすぎず、でも上品で好感の持てる着こなし」に、だいたいどんな服を選べばいいのかが勉強できました。
でもテレビの仕事を終えて十数年たって、
その頃学んだ服の選び方では今の自分には似合わなくなってきました。
時代も変わったし、自分の年齢も変わったし。
服を買いに行っても、ついつい同じようなデザインや色のものばかり選んでいて、
クローゼットにも似たような服が多くなってきていました。
しかも、買ったけれどやっぱり似合わなかったりして着ないものも。
友達と買いに行ったものは、友達のアドバイスがあるので、わりと大丈夫なんですが、
自分一人で買ったものはたいてい失敗しているかも…(^^;)
似合うものというより、好きなものを買っちゃうんですよね。
というわけで、服の選び方に迷走していた今日この頃。
十数年前よりも年齢を重ねている自分の変化には、なかなか気づけないものなのかもしれません。
気分だけ若いつもりって…なかなかイタイものがあります。
人に会うことの多い仕事をしている場合、そこは気をつけなくては。
この3年でホットヨガでダイエットして服が2サイズダウンしたのをきっかけにクローゼットの服の多くが入れ替えになりました。
今こそ、今の私に似合うものだけに断捨離していかねば。これもチャンスです。
というわけで、自分で選ぶのではなく、プロのスタイリストさんに春服を選んでいただきました。
とろみのあるブラウス2枚、バックにスリットが大きく入ったタイトスカート1枚。
ここ数年はグリーンの服やフェミニン系の服が好きでよく購入していましたが、
セレクトしていただいた服とアドバイスによると、
私にはクール系の着こなしのほうが似合う…らしいです。
そうかなあ…
いや、自分ではわからないからこそ、同じような服になっていたんだわ。
この春からはいろんなことを新たにしていこうと思っています。
着る服はその人自身のもっとも外側。
手当たり次第に着たい服を買っていた若い頃と違って、
これからは自分がどう生きていきたいか、服はもちろん様々な「自分らしいもの」を厳選していかなくちゃなあ。