昨夜作った若竹煮をおすそ分けしに実家に行き、
両親と一緒に、実家の近くの和食のレストランへランチに行ってきました。
久しぶりに行ったら、このお店も注文がタッチパネルに変わっていました。
帰りの会計も、自動支払機でセルフ清算になっていました。
高齢の両親は、タッチパネルが使えず、オーダーができません。
母は「世の中が不便になってきた」とこぼしていました。
先日、銀行に行ったら、昼食休憩の時間で窓口が閉まっていたのに驚いたそうです。
母はキャッシュカードを持たず、ATMも使ったことがありません。
「今までは開いていたのに、なんで急にそんなのになるんや!」と納得いかない様子でしたが、
それが時代の変化というものなんだろうね。
両替や硬貨の預金にも手数料がかかるようになったし…
昭和の頃とはずいぶんシステムが変わりました。
それについていけていない母は「世の中が私らを置いていっている」と怒っていました。
そういえば、母を連れてショッピングモールに買い物に行ったとき、
通路から見える景色に「日本語のお店がない!」と母は驚いていました。
「英語ばっかりで何書いてあるんか、ひとつもわからん」「お店の名前もわからん」
「日本なんに、なんで、どこにも日本語が見えないんや」とのこと。
言われてみたら…ほんと、日本語が見えない。
スターバックスもゴディバも、リンツもカルディも、よく知っているお店なので私は何の不便もなかったけれど、
母には何を売っているお店なのかもわからないようで、混乱していました。
とりあえず、銀行のキャッシュカードだけは先日作ってもらいましたが、使わないんだろうなあ。。。。。
今から新しいことを覚えたりするのは難しいかもしれないし、
これからはフォローしてあげなければならないことが増えていきそうです。
これからさらに世の中が進化していくと、
いつか私も、今の母と同じようなことを思うようになるんだろうか。