今日は、静岡県農林技術研究所の公開セミナーに参加しました。
「温室メロンのおいしさと機能性~GABAとは?」
というお話をどうしても伺いたかったのです。
講師は、豊泉友康先生。
温室メロンのGABAのことは、
2年前にこの新聞記事を見た時から気になっていました。
メロンにGABAが多く含まれていても、
それを機能性表示したところで売り上げが伸びるのだろうか?
という疑問がありました。
β‐クリプトキサンチンが含まれる三ケ日みかんなら
毎日食べることはできますが、
高価な温室メロンにありがたい効能があっても
毎日食べることは、とてもできません。
メロンのGABAをどう生かしていくのか、
どうしても知りたかったのです。
GABAの効果、1日に必要な量、温室メロンに換算した量の順に書いてみます。
●血圧を下げる 12.3mg 1/50切れ
●ストレス緩和 28mg 1/20切れ
●睡眠の質の改善 100mg 1/6切れ
こちらが1/32切れですから、
この量だと、血圧を下げる効果はあるけど、
ストレス緩和には足りない・・・ということになります。
それでも、この量のメロンを毎日食べるのは、庶民には無理です。
メロンのGABAが多く含まれるのは種の部分です。
特に種の周りのエキスには多く含まれています。
この部分って、食べる時には捨ててしまいますよね。
こんな飲み比べをしました。
紙コップには、メロン果汁
プラカップには、メロン果汁+GABAエキス
どちらもおいしかったのですが、
私にはメロン果汁だけの方が、よりおいしく感じられました。
捨ててしまう種周辺にGABAが多く含まれているのなら、
それを抽出して、クッキーやアイスクリームに使う。
そんな活用の仕方なら、庶民にも手が届きます。
温室メロンのGABA
今後の展開に注目していきたいと思います。
豊泉先生、ありがとうございました。