宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「手助け無用」

2006年09月25日 | Weblog
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「会社勤めをしているという、20歳ぐらいの
お嬢さんでした。
高校の時からの親友が、最近知り合った素晴らしい
青年に恋をし、打ち明ける事も出来ずに悩んでいる
のだが、自分はどうすべきかという質問であった。

彼女はカードを引きました。
『悲劇のカードですね。この縁は全く成立しない
恋ですから、何もしてあげないのが一番良いのです。
努力してまとめようとしても結果は裏目に出ます。
一旦やりはじめた以上、中途で努力を放棄すれば
徹底的に不幸な結果となります。』
と注意しておいたのですが……。

彼女はカードの啓示を何日間かは考えていたのですが、
親友の悩みがあまりに激しいので、終にその青年を
訪れ、友人の激しい心を伝えます。

ところがその数日後、彼から彼女に手紙が来ました。
貴女の美しさと優しい人柄が頭から離れずに悩んで
います。交際して下さい、との文面でした。

彼女は慌てました。努力は裏目に出てしまったのです。
親友を裏切る事は出来ず、交際を断りました。
彼は逆に彼女への思慕が何倍にも増し、親友への態度も
硬化していきました。
ここでも努力は裏目に出てしまったのです。

友人は逆上し、二人の仲は険悪になります。
彼女はなおも友人のために努力し続け、彼が会いに来ても
会わず、送られた手紙は封を切らずに返送しました。
彼はこれを友人のせいだとして友人を脅し、友人は彼女に
いやみや恨みを並べ立てました。
彼女の努力は裏目、裏目の連続だったのです。

人の恋は放っておけとの知人の勧めで、彼女は一切手を
引く事を宣言して傷心の旅を続けますが、残った二人は
口論の末、終に実る事はなかったのです。」
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日本中を震撼させたある凶悪犯罪の加害者に対し、地獄の
責め苦を与えたいとの理由から邪術の伝授を願っておられる
方を見かけました。
その方はその犯罪者に対する個人的な怨恨があるのではなく、
あくまで微塵の反省の念も持たざる加害者に対して天誅を
与えたいとの御気持ちからの様でした。

その方は非常に優しい心根を持っておられる方とお見受け
したのですが、邪法に手を染めてしまいますと誰も救われぬ
ばかりか、直接関係のないその御本人をも滅ぼしかねぬ様に
感じました。
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