宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「自らの足で立つこと」

2006年09月29日 | Weblog
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セコムの現・木村昌平社長が創業者の飯田亮氏より、
入社間もない若干23才の時、
「お前は津を知っているか、お前に津をくれてやる。」
と云われ、当時の日本警備保障・三重に赴任しました。

三重は支社でなく、地元資本との合弁会社で経営は
思わしくなく、責任者が夜逃げしてしまっているという
会社です。

経営のイロハも分らないまま、奮闘努力の結果、1年目で
累積赤字を一掃。2年目から黒字になり、更にグループで
利益率No.1の優良会社に変身させた実績を御持ちです。

ある時、先行投資としての機械システム導入に費用が
膨らむため、減益せざるを得なくなりました。電話で
飯田社長(当時)に、“来期は減益になります”と伝えると、
「どういうことだ」と問い詰めるので、その理由を
いろいろ説明していると、“バカヤロー”と怒鳴られ、
ガチャンと電話を切られてしまいました。

一晩じっくり考えた末、翌朝再度電話をし、”来期は
減益にします”と言ったら、飯田社長は、“よし、
わかった、OKだ”と、すんなり了承されました。

「減益にします」と「減益になります」とは大いに違う
のです。
目標達成に当って、そこに主体的意志が、あるか無いか、
なのです。
そういうものがなければ、達成は成り行き任せになりがちで、
また達成出来ないと、その原因を、他人や環境のせいにする事
でしょう。

成功に対して最も重要な要素の一つは、あなたは自分の人生に
対して主人公になる事、あなたの目標に対しては進んで
責任をとる心構えです。
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いわゆるニューエイジの精神世界の分野の一部にて、妙な
甘やかしの言葉に満ちたものや、一時の不自然な自信や
肯定的な気分を与えるだけの書籍やセミナーの開催が
あります。

そうした自己啓発系のセミナーの一つの取材に目を
通す機会がありました。

そのセミナーにおいて、参加者は講師の誘導によって
明るく積極的であった様ですが、会場を後にした一人の
男性は、「ずるい考え方かもしれないけど、僕は来世で
頑張ろうと思います。」と取材者に語りました。

セミナーで与えられた自信なんて、夜風に当たれば簡単に
吹き飛んでしまうものであろうか、としめくくられて
いましたが、自分に対して進んで責任を取るという考えが
いかなる面においても必要である様に感じました。
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