宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「二にあらず」

2006年09月30日 | Weblog
金物屋にも、スーパーストアにも、アウトドア
の店にもピストルやライフルが一般の商品と
変わりなく販売されている光景……日本人の
わたくしには違和感や、アメリカ人がピストルを
「持たされている」という事を感じざるを得ないの
ですが、ここで生まれ育った人々にとっては
銃が身近にあるという事はごく当たり前の事に
なっています。

本日すぐ近くの村の学校で、15歳の少年が校長を
ライフルで射殺したという事件がありました。
少年は直ちに逮捕されたとの事ですが、校長は
脚部と腹部と頭部、計三箇所をライフルで狙撃され、
病院に運ばれたものの手術中に亡くなったとの事でした。
この衝撃的なニュースはすぐにこの地元のみならず
全米で報道された様ですが、日本とは違うので少年の
顔写真はTVで大きく映され、またこの少年がこれまで
度々同級生から悪戯をうけていたらしい話しが伝えられ
ましたが、校長を射殺した真の理由など、この事件の全容に
関しては未だ明らかにされていない所が多い様です。

その学校では生徒達が泣いており、また午後八時から
キャンドルサービスが行われるとの事でした。
そうした陰惨な事件のあったためか、いつもの週末とは
違いこの村の通りも静かです。

その生徒と校長とは特に個人的な関わりがあったとの
話しがないので、少年の抑圧や不満の鬱積が最もまずい歪んだ
形で校長に発散された様に、そのおとなしそうな少年の顔を
見て感じました。


子供の社会は大人の社会の縮図では、とも
感じます。

校長の冥福を祈ります。
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