宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

地に開いた穴

2006年09月21日 | Weblog
「眼」のシンボルを使用した邪眼や破壊的な
力をはね返すお守りは非常に普遍的なもの
である様に見受けられます。

古代エジプトの「ホルスの眼」は非常に有名ですが、
仏眼とも称される目状の自然模様を備えたメノウは
同様の理由で東洋でお守りとされ、また中近東には
ガラス製の眼の「メドゥサの眼」というお守りが
あります。

また日本ではザルに「鬼」という文字を書いた紙を
貼り付けて戸外に21日間吊り下げるといった呪術もありました。
ザルの目の多さから動物霊や悪霊を近づけず、また
憑依者より離れさせるとされ、「百眼鬼(どうめき)」
と称されておりました様です。

チベット仏教圏ではまた以前書かせて頂きました
「ジービーズ(西蔵天珠)」にも目が刻印される
ものが多く、また目の数によって意味や効能が異なると
されています。

また同じチベットに、「ミグソング(千眼)」の旗と
いうものがあるという事を知りました。写真のものですが、
その眼の特徴あるシンボルと経文が、否定的な他者の
嫉妬などからの保護を得させるとしています。
そして、その状況を沈静化し、そうした力を当人に
はね返すとされています。
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