宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「天津金木に隠された弥勒出現の黙示」

2010年08月03日 | Weblog





80年代の記事から抄掲させて頂きます。
「天津金木」の付録や、基本の象意については、過去記事を御参照下さい。


この記事は、大石凝真素美と三つの「神鍵」との出会いの経緯、これらの「神鍵」を
使った「天の岩戸開き」の神事と失敗、「神鍵」の一つの「天津金木」の秘密、
崇神天皇と「天津金木」の消滅、古事記黙示録の解読、「天の岩戸開き」の
成就の時と弥勒出現について詳しく書かれています。


慶応末期、太古神道の奥義を継承している家系に生まれた大石凝真素美は、
祖父にある時、「この家が代々神代の扉を開く神鍵を守る事を使命としてきて、
太古に散らされた三つの鍵のうち、一つだけは守ってきたものの、神代の扉を開く
神事には三つの全てが必要であり、残りの二つを捜し求めよ」という口伝を伝えられます。


「悪神の跳梁が(ちょうりょう)が、ますます熾烈を極めてきている。
一段、また一段と、あがきが烈しくなっているのだ。
よいか、このまま放っておいては、日本の命運は尽きるかもしれぬ。
これを救うのは、太古に封じられた正神を神迎えする以外に方法は無い。
その為の鍵、その為の岩戸開きと心得よ。」


そしてすぐさま二つの鍵を求めて放浪の旅に出て、美濃に入って神気に導かれて、
太古からの秘儀を継承している山本家に辿りつき、そこで手伝いながらしばらく
霊術の研鑽を重ね、そして山本秀道に、山本家に伝わっていた「天津金木」を授けられます。


この時手渡された金木は、大人の指の大きさほどの積みで、各々の面が五色に
塗り分けられているもので、与えられた幾つかのヒントを元に操作したりしていくちに、
この神器がある形を取りたがっているように感じられ、並べ始めた時に、
何かが凝縮し始め、空間さえも変わりました。





その時から真素美は寝食を忘れて研究し始め、締め切っていた真素美の部屋からは時折、
滝の流れる音や大きな動物の駆ける音や、妙音が聞えてくるなどの現象が起こった後、
突然雷音がつんざき、家鳴りが起こり、不思議な光が輝いて、事態を察した秀道が
部屋に入ると、五色の光が乱舞しており、それを見た家人も茫然となったようです。


そこで「武内宿禰」の神霊によって、「天津金木」の秘儀が伝授されました。


それからほどなく、山本家に「太玉太観(ふとだまたいかん)」という人物が
訪れてきて、これで三つの神鍵が揃い、「悪神の跳梁する現界を正神の世に転換しよう」
という思いを一つに、「天の岩戸開き」の神事に取り掛かりました。

三人だけで全世界の悪神を押さえ込み、正神復活を完成させようとする大業でしたが、
まず金木を操作して、太古の天の岩戸開きの瞬間まで意識を収束させていきます。


三つの鍵は、「大祓詞」の中にある「天津祝詞」「天津金木」「天津菅曾(すがそ)」
であり、極めて強力な言霊である「天津祝詞」が唱えられる中で、金木と菅曾が操作されました。





ところが、悪神の嘲笑の声が聞こえ始め、「天津菅曾(すがそ)」を操作していた
大柄の「太玉太観(ふとだまたいかん)」の体が浮かび上がり、欄干めがけて
投げ飛ばされ、そこで急いで祓いと金木の操作を行った所、更に奇怪な笑い声が
響き渡りました。

神事は失敗し、もう一度試みますが、結果は更に悪くなり、「何かが欠けている」
という結論だけが残り、「太玉太観(ふとだまたいかん)」が山本家を去り、
大石凝真素美も去り、そして秀道は死去します。


「金木」は運命を示し、それがよくない結果であった場合には、「天津菅曾(すがそ)」
で運命を変え、それを運用する時に霊流の調整を行い、神事の成就を可能にするのが
「天津祝詞」であるという事ですが、大陸系騎馬民族の出身の説がある崇神天皇の時、
天皇家は古神道から仏教に変わり、祭祀形態が大陸系に一新され、古代祭祀への弾圧と
破壊が行われ、「三種の神器がスメラミコトに祟る」という怪異が発生します。

それから三種の神器が朝廷から離れた場所に納められ、そうした過程の中で、
「天津金木」などの神術も、忘れられていったとされています。


古事記は全宇宙のあらゆる事象を記した究極の黙示録であり、その真の解読には
「天津金木」が不可欠で、これの駆使によって秘められた黙示を知る事が出来ると
されています。
その運用によって、自らを天之御中主(あめのみなかぬし)神に一体化させ、
宇宙の誕生からの流れを追体験し、擬似的に自らを創生神へと変えてしまいます。

しかし、殆どの術者は、天津金木の究極を前に、自らの器を悟って神事を中止して
しまうそうで、大石凝真素美もその中の一人で、神事を後世に託しました。


大石凝真素美が金木の運用の中で見た人類の未来は、全地球的破滅であり、90%以上の
生命が一度に滅びる大破局であったそうです。

「生成ー発展ー消滅」=「天の岩戸隠れー天の岩戸開き」の輪廻の繰返しを断つ道、
それが「天津金木」とされ、
仏陀が「この世界は滅びるが、最終最後の救済者が現れ、輪廻の輪を断つ
天輪王=弥勒が現れる」と言った言葉の、「天輪王」の象徴は、「天地を動かし、
支配する輪宝という神器」であり、「輪宝=天津金木」と解釈されます。

大石凝真素美は自分が「弥勒」ではなく、この秘術を後世に託すのが使命である事を
悟ったとの事です。


大石凝真素美はそれから出口王仁三郎と出会い、王仁三郎もまた、
「わしは型を示しただけや。本物は後から現れる」という言葉を残し、次こそ真の
「天の岩戸開き」が行われる番であるとしています。



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「菅直人「沖縄は独立したほうがいい」という言語道断の発言!2010-06-16 」
http://www.youtube.com/watch?v=vQbXFOHMGQA

わたくし自身、大陸から、「琉球独立」「アイヌ独立」運動を背後から
押して沖縄と北海道を独立させ、台湾→沖縄→北海道の順に中国が侵略する計画が
ある事を聞いていますが、こうした言葉を聞くと、首相は大陸と半島と裏で
つながっている事が判りますし、いざとなれば「委譲」という事もあり得ない話しでは
ないのではと思ってしまいます。
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