インドのヴェーダの一つに「アタルヴァ・ヴェーダ」というものがありますが、
これは他のベーダとは異なり、色々な願望に沿った儀式の祈りや呪文が記されており、
一種の魔道書に分類される方もおられるようです。
「スッタニパータ(南伝仏教のパーリ語経典の一部)」には、
「わが徒は、『アタルヴァ・ヴェーダ』の呪法と、夢占いと相の占いと
星占いとを行ってはならない。」という言葉が見られるそうです。
この「アタルヴァ・ヴェーダ」の祈りや呪文には様々なものがあるのですが、
こちらは悪魔を追い払うための呪文です。
【悪魔を追い払う呪文】
★霊を打ち破らんため、ギー(インドの無塩バター)をともにいたす
この奉献の火をして、汝らのくぼみに捧げんとす。
おおアグニよ、ラクシャどもをはるか彼方より燃やしたまえ。
されど、わが家屋は焼き尽くさるることなし。
ルドラは汝らピサカスどもの首を砕きたまい、
かれはまた汝ら霊どもの肋骨をも砕きたまわん。
いずこにてもヤマと結びつきたる力の木よ!
おおミトラとバルナよ、此処にある我等をして危うきよりまぬがれしめ、
汝の火によりて貪る悪魔どもを追い払いたまえ。
彼等が見出すことも、互いに討ち合いて死することをも助けたまわざれ。