誦す事で
八十万陀羅尼に等しい功徳や清浄な法身などが得られるとされる。
「ナモ・ラトナ・トラヤーヤ
ナマ・アリャ・アヴァロキテ・スヴァラヤ
ボディサットヴァーヤ・マハーサットヴァーヤ
マハーカールニカーヤ
タドヤター
チリチリ・ミリミリ・チレリ・エヒ・バガヴァーン
アーリャ・アヴァロキテ・スヴァラーヤ・スヴァーハー。」
「自己の土気を増長させる」
最初に3遍誦す。
「諸仏正法賢聖三宝尊(しょぶつしょうほうけんせいさんぽうそん)
従今直至菩提永帰依(じゅうこんちょくしぼだいえいきえ)
我以所修施等諸資糧(がじしょしゅうせとうしょしろう)
為利有情故願大覚成(いりうじょうこがんだいがくじょう)。」
南西側に向かって 自然に立ち
眼を軽く閉じ 舌先を上顎につけて
左右の指を自然に伸ばして
両手の指先同士を向かい合わせるようにして
両手を 腹の前に置く。
心の中で 「オン・アー・ウン。」と 1遍か36遍か81遍誦しながら
黄色の光が注がれて 光が身体に進入する様子を観じる。
「大方広円覚陀羅尼経」
「大方広円覚陀羅尼経」の経文の一部でも
誦したり 聴いたりする事で
三千大千世界を七宝で満たして供養するほどの功徳と
災や病 悪魔からの守護と 福徳が得られるとされます。
以下 「大方広円覚陀羅尼経」の一部です。
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「於是(のぜ)
威徳自在菩薩(いとくじざいぼさつ)
在大衆中即従座起(ざいたいしゅちゅうそくじゅうざき)
頂礼仏足(ちょうらいぶっそく)
右繞三匝(うにょうさんそう)
長跪叉手而白仏言(ちょうきさしゅにびゃくぶつごん)
大悲世尊(だいひせそん)
広為我等(こういがとう)
分別如是随順覚性(ふんべつにょぜずいじゅんかくしょう)
令諸菩薩覚心光明(りょうしょぼさつかくしんこうみょう)
承仏円(しょうぶつえん)
不因修習而得善利(ふいんしゅしゅうにとくぜんり)
世尊(せそん)
譬如大城外有四門(ひにょだいじょうげうしもん)
随方来者(ずいほうらいしゃ)
非止一路(ひしいちろ)
一切菩薩荘厳仏国(いっさいぼさつそうごんぶっこく)
及成菩提(きゅうじょうぼだい)
非一方便(ひいつほうべん)
惟願世尊(ゆいがんせそん)
広為我等宣説一切方便漸次(こういがとうせせついっさいほうべんぜんじ)
並修行人総有幾種(へいしゅぎょうにんそううきしゅ)
令此会菩薩(りょうしえぼさつ)
及末世衆生求大乗者(きゅうまっせしゅじょうぐだいじょうしゃ)
速得開悟(そくとくかいご)
遊戯如来大寂滅海(ゆうぎにょらいだいじゃくめつかい)
作是語已(さぜごち)
五体投地(ごたいとうち)
如是三請(にょぜさんじょう)
終而復始(しゅうにぶし)
爾時(にじ)
世尊告威德自在菩薩言(せそんごいとくじざいぼさつごん)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
善男子(ぜんなんし)
汝等乃能為諸菩薩及末世衆生(にょとうないのういしょぼさつきゅうまっせしゅじょう)
問於如来如是方便(もんのにょらいにょぜほうべん)
汝今諦聴当為汝説(にょこんたいちょうとういにょせつ)
時(じ)
威徳自在菩薩奉教歓喜(いとくじざいぼさつぶきょうかんき)
及諸大衆黙然而聴(きゅうしょたいしゅもくねんにちょう)
善男子(ぜんなんし)
無上妙覚(むじょうみょうかく)
遍諸十方(へんしょじっぽう)
出生如来与一切法(しゅっしょうにょらいよいっさいほう)
同体平等(どうたいびょうどう)
於諸修行(のしょしゅぎょう)
実無有二(じつむうに)
方便随順(ほうべんずいじゅん)
其数無量(ごすうむりょう)
円摂所帰(えんしょうしょき)
循性差別(じゅんしょうさべつ)
当有三種(とううさんじゅ)
善男子(ぜんなんし)
若諸菩薩悟浄円覚(にゃくしょぼさつごじょうえんがく)
以浄覚心(にじょうがくしん)
取静為行(しゅせいいぎょう)
由澄諸念(ゆうちょうしょねん)
覚識煩動(かくしきぼんどう)
静慧発生(せいえほつしょう)
身心客塵従此永滅(しんしんかくじんじゅうしえいめつ)
便能内発寂静軽安(べんのうないほつじゃくせいけいあん)
由寂静故(ゆうじゃくせいこ)
十方世界諸如来心(じっぽうせかいしょにょらいしん)
於中顕現(のちゅうけんげん)
如鏡中像(にょきょうちゅうぞう)
此方便者(しほうべんしゃ)
名奢摩他(みょうじゃくまた)
善男子(ぜんなんし)
若諸菩薩悟浄円覚(にゃくしょぼさつごじょうえんがく)
以浄覚心(にじょうかくしん)
知覚心性(ちかくしんしょう)
及与根塵(きゅうよこんじん)
皆因幻化(かいいんげんけ)
即起諸幻(そくきしょげん)
以除幻者(にじょげんしゃ)
変化諸幻(へんげしょげん)
而開幻衆(にかいげんしゅ)
由起幻故(ゆうきげんこ)
便能内発大悲軽安(べんのうないほつだいひけいあん)
一切菩薩従此起行(いっさいぼさつじゅうしきぎょう)
漸次増進(ぜんじぞうしん)
彼観幻者(ひかんげんしゃ)
非同幻故(ひどうげんこ)
非同幻観(ひどうげんかん)
皆是幻故(かいぜげんこ)
幻相永滅(げんそうえいめつ)
是諸菩薩所円妙行(ぜしょぼさつしょえんみょうぎょう)
如土長苗(にょどちょうびょう)
此方便者(しほうべんしゃ)
名三摩鉢提(みょうさんまほつだい)
善男子(ぜんなんし)
若諸菩薩悟浄円覚(にゃくしょぼさつごじょうえんがく)
以浄覚心(にじょうかくしん)
不取幻化(ふしゅげんけ)
及諸静相(きゅうしょせいそう)
了知身心皆為けい礙(りょうちしんしんかいいけいげ)
無知覚明(むちかくみょう)
不依諸礙(ふえしょげ)
永得超過礙無礙境(えいとくちょうかげむけぎょう)
受用世界及与身心
相在塵域(そうざいじんいき)
如器中鍠(にょきちゅうおう)
声出於外(しょうしゅつのげ)
煩悩涅槃(ぼんのうねはん)
不相留礙(ふそうるげ)
便能内発寂滅軽安(べんのうないほつじゃくめつけいあん)
妙覚随順(みょうかくずいじゅん)
寂滅境界(じゃくめつきょうかい)
自他身心所不能及(じたしんしんしょふのうきゅう)
衆生寿命(しゅじょうじゅみょう)
皆為浮想(かいいふそう)
此方便者(しほうべんしゃ)
名為禅那(みょういぜんな)
善男子(ぜんなんし)
此三法門(しさんほうもん)
皆是円覚親近随順(かいぜえんがくしんこんずいじゅん)
十方如来(じっぽうにょらい)
因此成仏十方菩薩(いんしじょうぶつじっぽうぼさつ)
種種方便(しゅじゅほうべん)
一切同異(いっさいどうい)
皆依如是三種事業(かいえにょぜさんじゅじごう)
若得円証即得円覚(にゃくとくえんしょうそくとくえんがく)
善男子(ぜんなんし)
假使有人修於聖道(かしうにんしゅのしょうどう)
教化成就百千万億阿羅漢道(きょうけじょうじゅひゃくせんまんおくあらかんどう)
辟支仏果(へきしぶっか)
不如有人聞此円覚無礙法門(ふにょうにんもんしえんがくむげほうもん)
一刹那頃(いっせつなけい)
随順修習(ずいじゅんしゅしゅう)
爾時(にじ)
世尊欲従宣此義(せそんよくじゅうせんしぎ)
而説偈言(にせつげごん)
威徳汝当知(いとくにょとうち)
無上大覚心(むじょうだいかくしん)
本際無二相(ほんさいむにそう)
随順諸方便(ずいじゅんしょほうべん)
其数即無量(ごすうそくむりょう)
如来総開示(にょらいそうかいじ)
便有三種類(べんうさんじゅるい)
寂静奢摩他(じゃくえいちゃくまた)
如鏡照諸像(にょきょうしょうしょぞう)
如幻三摩地(しゅつげんさんまじ)
如苗漸増長(にょのうぜんぞうちょう)
禅那唯寂滅(ぜんなゆいじゃくめつ)
如彼器中鍠(にょひきちゅうおう)
三種妙法門(さんじゅみょうほうもん)
皆是覚随順(かいぜかくずいじゅん)
十方諸如来(じっぽうしょにょらい)
及諸大菩薩(きゅしょだいぼさつ)
因此得成道(いんしとくじょうどう)
三事円証故(さんじえんしょうこ)
名究竟涅槃(みょうくきょうねはん)。」