
「法雨経」の経文の一部でも
誦したり 聴いたり
書写したり 他者に教えたりする事で
辟支仏果や
非常な福徳が得られるとされます。
以下 「法雨経」の一部です。
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「復次(ぶじ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩成就十種法(ぼさつじょうじゅじっしゅほう)
能得端厳(のうとくたんごん)
何等為十(かとういじう)
一、能得寂静威儀(いち のうとくじゃくせいいぎ)
二、能得無矯詐威儀(に のうとくむきょうさいぎ)
三、能得清浄威儀(さん のうとくしょうじょういぎ)
四、能令見者之所愛楽(し のうりょうけんしゃししょあいらく)
五、能令見者諸悪止息(ご のうりょうけんしゃしょあくしそく)
心意寂静(しんいじゃくせい)
六、能令見者無有厭足(ろく のうりょうけんしゃむうえんそく)
七、能令見者心意悦楽(しち のうりょうけんしゃしんいえつらく)
八、能令見者心無けい礙(はち のうりょうけんしゃしんむけいげ)
九、能令見者所願満足(きゅう のうりょうけんしゃしょがんまんぞく)
十、能令見者心生浄信(じう のうりょうけんしゃしんしょうじょうしん)
善男子(ぜんなんし)
菩薩成就此十種法(ぼさうじょうじゅしじっしゅほう)
能得端厳(のうとくたんごん)
復次(ぶじ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩成就十種法(ぼさつじょうじゅじっしゅほう)
為所依止(いしょえし)
何等為十(かとういじう)
一者、能守護他(いっしゃ のうしゅごた)
以諸有情怖煩悩故(にしょうじょうふぼんのうこ)
二者、能得出離(にしゃ のうとくしゅつり)
以生死曠野多飢渇故(にしょうじこうやたきかつこ)
三者、善能抜済(さんしゃ ぜんのうばっさい)
謂令有情出生死海故(いりょううじょうしゅつしょうじかいこ)
四者、能作眷属(ししゃ のうさけんぞく)
以諸有情多煢独故(にしょうじょうたいけいどくこ)
五者、為大医師(ごしゃ いだいいし)
以能対除煩悩病故(にのうたいじょぼんのうびょうこ)
六者、能作依怙(ろくしゃ のうさえこ)
以諸有情無依恃故(にしょうじょうむえじこ)
七者、能作依止(しちしゃ のうさえし)
以諸有情無依処故(にしょうじょうむえしょこ)
八者、能作帰依(はっしゃ のうさきえ)
以諸有情無依託故(にしょうじょうむえたくこ)
九者、能為智灯(きゅうしゃ のういちとう)
以諸有情住無明故(にしょうじょうじゅうむみょうこ)
十者、能作帰趣(じっしゃ のうさきしゅ)
以諸有情無趣向故(にしょうじょうむしゅこうこ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩成就此十種(ぼさつじょうじゅじっしゅほう)
得為所依(とくいしょえ)
復次(ぶじ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩成就十種法(ぼさつじょうじゅじっしゅほう)
如大薬樹(にょだいやくじゅ)
何等為十(かとういじう)
善男子(ぜんなんし)
如大薬樹(にょだいやくじゅ)
能令有情皆得受用(のうりょううじょうかいとくじゅよう)
一者、受用其根(いっしゃ じゅようごこん)
二者、受用其茎(にしゃ じゅようごけい)
三者、受用其枝(さんしゃ じゅようごし)
四者、受用其葉(ししゃ じゅようごよう)
五者、受用其花(ごしゃ じゅようごげ)
六者、受用其果(ろくしゃ じゅようごか)
七者、見時受用其色(しちしゃ けんじじゅようごしき)
八者、嗅時受用其香(はっしゃ きゅうじじゅようごこう)
九者、甞時受用其味(きゅうしゃ じょうじじゅようごみ)
十者、摩時受用其触(じっしゃ まじじゅようごそく)
善男子(ぜんなんし)
菩薩如是従初発心乃至成仏(ぼさつにょぜじゅうしょほっしんないしじょうぶつ)
能施彼彼一切有情諸煩悩(のうせひひいっさいうじょうしょぼんのう)
病種種法薬(びょうしゅじゅほうやく)
令得受用(りょうとくじゅよう)
或受用菩薩施波羅蜜多(こくじゅようぼさつせはらみった)
或受用菩薩戒波羅蜜多(こくじゅようぼさつかいはらみった)
或受用菩薩忍波羅蜜多(こくじゅようぼさつにんはらみった)
或受用菩薩精進波羅蜜多(こくじゅようぼさつしょうじんはらみった)
或受用菩薩静慮波羅蜜多(こくじゅようぼさつせいりょはらみった)
或受用菩薩般若波羅蜜多(こくじゅようぼさつはんにゃはらみった)
或見菩薩身而得勝利(こくけんぼさつにとくしょうり)
或聞菩薩名而得勝利(こくもんぼさつみょうとくしょうり)
或味菩薩功徳而得勝利(こくみぼさつくどくとくしょうり)
或復供養菩薩而得勝利(こくぶくようぼさつとくしょうり)
善男子(ぜんなんし)
菩薩成就此十種法(ぼさつじょうじゅしじっしゅほう)
如大薬樹(にょだいやくじゅ)。」