「ヴァーマナ・プラーナ」を誦したり 聞いたりする事で
自己の罪が浄化され
非常に多くの聖所を巡礼したのと同じ大きな功徳が得られるとされます。
以下 「ヴァーマナ・プラーナ」の一部です。
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プラストヤは答えた。
「おお ナラドよ。」
一度 サティは 主シャンカルに
定住の住処(すみか)を備えるために願い出た。
その時 主シャンカルは マンダール山に
彼の住まいを備えられた。
夏季が近づいて サティは
極めて当然の事ながら
屋外に住まう事に対する不安を抱いた。
主シャンカルは かつてサティに
自分は隠遁者であり
定住の必要性を全く感じていないと告げていた為である。
サティは 未だ 主の御答えによる納得が得られておらず
彼女は 沈黙を保っていた。
このような具合にして 2人とも そこに住まい続けていた。
夏季が過ぎ、
そして その時が到来したのは
雨季の変わり目であった。
サティは 同じような申し出を 主シャンカルに為した。
この時 主シャンカルは
それが 主が富を持たざるごとく
主のために家を建てる事は不可能であると告げた。
主は また 主がただ 彼の衣(ころも)として虎皮を、
キングコブラを聖なる糸ととして、
パドマトピンガルを耳飾として、
ケヴァルとダナンジャイを腕輪としてしか持たざる事も 彼女に告げられた。
これを聞いてのち、
サティは 住居なしに どうやって雨季を乗り越えるかについて案じた。
主シャンカルは もし雲の群れの上に 彼女が住まうならば
この問題は たやすく解決できると断言された。
こういった具合にして
雨の滴に触れられざるままで 留まったのであった。
こののち、2人は 空の上へと昇り
雲上にて暮らし始めた。
その日からは 主シャンカルは ジェーボートヴァーハン(雲に乗れる者)として
知らるるに至ったのである。」
「観世音菩薩の加持を受ける」
「大悲怙主観自在(だいひこしゅかんじざい)
直至菩提我帰依(じきしぼだいがきえ)
今発勝義菩提心(こんほつしょうぎぼだいしん)
願証与尊無二位(がんしょうよそんむにい)。」
「願諸衆生具安楽(がんしょしゅじょうぐあんらく)
願離一切諸痛苦(がんりいっさいしょつうく)
恒常不離大安楽(こうじょうふりだいあんらく)
願証諸法平等性(がんしょうしょほうびょうどうしょう)。」
「我与法界所有諸衆生(がよほうかいしょうしょしゅじょう)
一斎帰依大悲観世音(いっさいきえだいひかんぜおん)
為度生死発慈悲喜舎(いどしょうじほつじひきしゃ)
観身語意如観音成就(かんしんごいにょかんのんじょうじゅ)。」
「観音菩薩妙難酬(かんのんぼさつみょうなんしゅう)
清浄庄厳累劫修(しょうじょうしょうごんるいごうしゅう)
三十二応遍塵刹(さんじゅうにおうへんじんせつ)
百千万劫化閻浮(ひゃくせんまんごうかえんふ)
瓶中甘露常時洒(へいちゅうかんろじょうじさい)
手内楊柳不計秋(しゅないようりゅうふけいしゅう)
千処祈求千処現(せんしょきぐせんしょげん)
苦海常作度人舟(くかいじょうさくどじんしゅう)。」
3遍誦す。
「南摩(なま)
普陀琉璃世界(ふだるりせかい)
大慈大悲(だいじだいひ)
千処祈求(せんしょきぐ)
千処響応(せんしょきょうおう)
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
1遍誦す。
「南摩(なま)
大慈大悲(だいじだいひ)
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
南摩(なま)
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
観音菩薩(かんのんぼさつ)。」
(祈請頌)
「一尊諸仏之身観世音(いっそんしょぶつししんかんぜおん)
一呪諸蔵総持六字明(いちじゅしょぞうそうじろくじみょう)
一法生円全具菩提心(いちほうしょうえんぜんぐぼだいしん)
一通百通修誦六字明(いっつうひゃくつうしゅしょうろくじみょう)。」
「オン・マニ・ペメ・ウン。」(何遍も誦す)
(発願)
「稽首観音大悲主(けいしゅかんのんだいひしゅ)
願力洪深相好身(がんりきこうじんそうこうしん)
千臂庄厳普護持(せんびしょうごんふごじ)
千眼光明遍観照(せんげんこうみょうへんかんしょう)
眞実語中宣密語(しんじつごちゅうせんみつご)
無為心内起悲心(むいしんないきひしん)
速令満足諸希求(そくりょうまんぞくしょきぐ)
永使滅除諸罪業(えいしめつじょしょざいごう)
龍天聖衆同慈護(りゅうてんしょうしゅどうじご)
百千三昧同熏修(ひゃくせんさんまいどうくんしゅ)
受持身是光明幢(じゅじしんぜこうみょうどう)
受持心是神通蔵(じゅじしんぜじんつうぞう)
洗滌塵労願済海(せんじょうじんろうがんさいかい)
超証菩提方便門(ちょうしょうぼだいほうべんもん)
我今称誦誓帰依(がこんしょうしょうせいきえ)
所願従心悉円満(しょがんじゅうしんしつえんまん)。」
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
我速知一切法(がんがそくちいっさいほう)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我早得智慧眼(がんがそうとくちえがん)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我速度一切衆(がんがそくどいっさいしゅう)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我早得善方便(がんがそうとくぜんほうべん)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我速乗般若船(がんがそくじょうはんにゃせん)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我早得越苦海(がんがそくとくえっくかい)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我速得戒定道(がんがそくとくかいじょうどう)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我早登涅槃山(がんがそうとうねはんせい)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我速会無為舎(がんがそくかいむいしゃ)
南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん)
願我早同法性身(がんがそうどうほうじょうしん)
我若向刀山(がにゃこうとうせん)
刀山自摧折(とうせんじさいせつ)
我若向火湯(がにゃこうかとう)
火湯自消滅(かとうじしょうめつ)
我若向地獄(がにゃこうじごく)
地極自枯渇(じごくじこかつ)
我若向餓鬼(がにゃこうがき)
餓鬼自飽満(がきじほうまん)
我若向修羅(がにゃこうしゅら)
悪心自調伏(あくしんじちょうぶく)
我若向畜生(がにゃこうちくしょう)
自得大智慧(じとくだいちえ)。」
(観音七回向)
「願此持誦勝功徳(がんしじしょうしょうくどく)
即蒙大士垂加被(そくもうだいしすいかひ)
消除自他宿現業(しょうじょじたしゅくげんごう)
増長我人勝善根(ぞうちょうがにんしょうぜんこん)
永劫恒存大士心(えいごうこうぞんだいししん)
遍界常行大士事(へんかいじょうぎょうだいしじ)
尽未来際作饒益(じんみたいさいさじょうやく)
普令有情無禍害(ふりょううじょうむかがい)。」
「オン・タレ・トゥタレ・トゥレ・ソーハー。」
「善業之力願広大(ぜんごうしりきがんこうだい)
所発心願悉円成(しょほっしんがんしつえんじょう)
罪悪之業願速浄(ざいあくしごうがんそくじょう)。」
ザア・ザア・シッディ・シッディ・パラ・パラ
アーアシャサマハ
ママグリンサビンダ。」
「自己の内側における聖なる力を活性化させる」
「生命の樹」を観じて 中央の柱に意識を集中させ
「ケテル」より「マルクト」へと 意識を至らしめ
自己が救世主の霊と融合する様子を観じつつ誦す。
★「エヘイヘー・ヤハウェ・エル(Lの発音)カイ・アドナイ。」
更に誦す。
★「ハ・ヴォ・ラ(Lの発音)。」
聖なる神に感謝し
同胞にも修練によって得られた祝福が得られるように祈って終える。