以下 10年以上前に存在していたHPに掲載されていた
愚者のカードによる タロットパスワーキング法です。
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★パスワーキング(愚者)~今の私に必要なことば~
部屋の用意。カーテンをしめ暗くする。ろうそくを灯す用意。
このろうそくを見てください。じーっと見ているうちに炎の中に引きこまれて、
だんだん まぶたが重くなってきます。目が重くなったら目を閉じて、
今度は、呼吸に注意をむけます。
ゆっくり息を吸って、ゆっくり息を吐いて、リラックスします
ハイ、もう一度ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐いてー、
日頃の疲れを吐く息と共にだしていきます。
毎日、毎日忙しく こころがざわついていることが多いのですが、
今はとても、楽になっていきます。
さあ、これからタロットの旅をはじめましょう。
息をゆっくり吸って、ゆっくり吐くと、どんどん楽になっていきます。
さあ、もうひとりのあなたが、ゆっくりと立ち上がり、玄関まで歩いていきます。
この部屋の玄関の扉はタロットの国の扉にもなっています。
ゆっくり開くと暗い洞窟の様な場所にでます。
そこには、地下に下りていく10段の階段があります。
一段づつ、ゆっくりと降りていきます。
1段、2段と降りていきましょう。3段、4段、5段、半分降りてきました。
1段降りていくごとに、静かで落ち着いた気持ちになっていきます。
6段、7段、8段、もう少しでつきます。9段、10段。降りきると、
もうひとつ扉があって、そこを開けると、まばゆい光の中にでます。
そこは、愚者の国です。
あなたは、切り立った崖の上に立っています。
そこは峠の途中でちょうど見晴台のようになっています。
空はどこまでも青く澄み切っています。太陽は地上のすべての生物にすみずみまで光を与えています。
目の前には、緑が芽生えたばかりの平野が、はるかかなたまで広がっています。
あなたは初春の、少し冷たいけれどとても気持ちの良い空気を吸っています。
遠くの雪の積もった山々を見ていると、
後ろの山道でワンワンという泣き声がきこえてきます。
白い犬を じゃれつかせながら、こちらに青年がやってきます。
旅の途中らしく、荷物をぶらさげた杖をしょっていますが、
とても身軽ないでたちです。
どこから来てどこへ行くのか、風任せで、まったくのんきに見えます。
道化師らしく、とてもくだけた格好をして、
見た目は全然 賢こそうにみえません。
しかし本当は 神様が 姿を変えているのです。
人からは 馬鹿だと思われたりしますが、本当は霊的な人物なのです。
崖っぷちに立って、彼もさわやかな空気をいっぱい吸っています。
私に気がつくといたずらっぽくウィンクをしています。
なにものにもとらわれず、
自由に生きてきたことが窺われるすがすがしい顔立ちをしています。
断崖絶壁に立っているのを楽しんでいる風にも見えます。
頭には羽飾りのついた帽子をかぶっています。
左手には道端で摘んできた花を持っています。
でも、彼は 道化のふりをした神様なのです。
「やあ、そこにいたんだ!」あなたは彼をじっと見詰めています。
目の色は深い菫色をしていて、
あなたのすべてを見通すような英知に満ちた眼差しを あなたに投げかけています。
「僕になにか用?」と 彼はあなたに声をかけてきます。
ここで、彼に「今、必要な言葉を教えてください」と尋ねてください。
彼はどのように答えてくれますか?(間を置く)
聞こえたことばを心に書きとめておいてください。
彼は「じゃ、僕はもういくからね。呼んでくれれば、いつでも来るから。」と言い残し、
犬と共に崖っぷちの道を歌を口ずさみながら、下っていきました。
あなたは、崖の上に立っています。
さっきよりも自分が大きくなったような気がします。
愚者のくれた答えを胸に、また再び、こちらの世界に戻る支度をしましょう。
後ろを振り向けば、山の中腹に扉があります。そこを開けると暗い洞窟になっています。
目の前に地上に上る階段がまた再び現れてきます。10段ある階段を一段ずつ登っていきましょう。
10、9、少しずつ現実の世界に戻ってきます。
8、7、上がるごとに、朝、目がさめたときのようなさわやかなきもちになっていきます。
6、5、丁度半分上ってきました。
4、3、だんだんエネルギーが漲ってくるようです。
2、1、さあ、つきました。頭はスッキリして、元気があふれてきます。
この椅子に座り両手を上げて、ウーンと伸びをして、ストンともどしましょう。
はい、もう一度ウーンと伸びをしてー、ストーンともどしましょう。
はい、静かに目をパッチリと開けましょう。
先ほど会った愚者はどんな人でしたか?
また、聞こえてきた愚者のことばも書いてください。
色でも、においでも、感じた事を何でも書いてください。(間をおく)