「仏説阿惟越致遮経」の経文の一部でも
読経したり 写経したり 聞く事で
宇宙的数の諸仏を供養したのと同じくなり、
極みなく 六波羅蜜の彼岸に至るとされます。
以下 「仏説阿惟越致遮経」の一部です。
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「仏告阿難(ぶっこくあなん)
如来至眞等正覚(にょらいししんとうしょうがく)
何因賛揚菩薩奉持法乎(かいんさんようぼさつぶじほうこ)
菩薩于此存(ぼさつうしぞん)
于仏道而不退転(うぶつどうじふたいてん)
執持覚軌了了分別不越法界(しつじかくきりょうりょうふんべつふえつほうかい)
不可思議逮得経籍(ふかしぎたいとくきょうせき)
所可総持常処不動(しょかそうじじょうしょふどう)
志順法句質一切疑(しじゅんほうくしついっさいぎ)
諸法自然無所猗著(しょほうしぜんむしょいちゃく)
所可総持不有依立(しょかそうじふゆうえりつ)
順于総持不専経本(じゅんうそうじふせんきょうほん)
志常楽聖欽敬道者(しじょうらくせいきんけいどうじゃ)
于一切法而無所受(ういっさいほうじむしょじゅ)
以不受行乃為演説法(じふじゅぎょうだいいえんぜつほう)
志性仁調進止安穏講寂然経(ししょうじんちょうしんしあんのんこうじゃくぜんきょう)
于此持法不猗不舎(うしじほうふいふしゃ)
一切自然則聖道相(いっさいしぜんそくせいどうそう)
以獲此義未嘗越失其身所行(じかくしぎみしょうえつしつきしんしょぎょう)
体常堅住世非有処(たいじょうけんじゅうせいひうしょ)
何謂菩薩常睹察之(かいぼさつじょうとさつし)
未嘗見此身安諦住(みしょうけししんあんていじゅう)
自順正法等于境界不去不来(じじゅんしょうほうとううじょうかいふきょふらい)
作是解知(さくぜげち)
諸仏菩薩所可説法(しょぶつぼさつしょかせっぽう)
逮得此籍清浄無垢(たいとうくしせきしょうじょうむく)
見一切法無合無散(けんいっさいほうむごうむさん)
睹諸経典忽然不現(としょきょうてんこつぜんふげん)
所以不見諸法無為(しょじふけんしょほうむい)
以故不見(じこふけん)
以不見法則無所持(じふけんほうそくむしょじ)
知界虚空則演経籍(ちかいこくうそくえんきょうせき)
諸想自然不有調戯(しょそうしぜんふうちょうぎ)
無形清涼離心無心心不可得(むぎょうせいりょうりしんむしんしんふかとく)
設不可得則為道心(せつふかとくそくいどうしん)
而無去来講寂然行(じむきょらいこうじゃくぜんぎょう)
不有言説無所慕求(ふうごんせつむしょぼぐ)
于法如此無依因者(うほうにょしむえいんじゃ)
所以不猗不興法貌(しょじふいふきょうほうぼう)
常順経典是菩薩法(じょうじゅんきょうてんぜぼさつほう)
而無所著不生泥おん(じむしょちゃくふしょうでいおん)
彼説此義猶如顕致(ひせつしぎゆうにょけんち)
不慕種姓以獲如此舎諸種姓(ふぼしゅせいじかくにょししゃしょしゅせい)
逮菩薩行無所得法(たいぼさつぎょうむしょとくほう)
于諸往返不去不来(うしょおうへんふきょふらい)
一切諸慧無去来今(いっさいしょけいむきょらいこん)
執信如是不動不揺不退不舎(しつしんにょぜふどうふようふたいふしゃ)
奉持諸法不急不緩(ぶじしょほうふきゅうふかん)
是謂持法得菩薩道(ぜいじほうとくぼさつどう)
既得聖行則無所得(きとくせいぎょうそくむしょとく)
以成如是菩薩大士(じじょうにょぜぼさつだいし)。」
「千手観音の加持を受ける」
「那摩(なま)
三宝大悲観世音(さんぽうだいひかんぜおん)
帰依並且発勝心(きえへいしゃほつしょうしん)
修習菩提七支分(しゅうしゅうぼだいしちしぶん)
空性慈悲マンダラ献(くうしょうじひまんだらけん)
魔障本解法界中(ましょうほんげほうかいちゅう)
心性光明帳幕界(しんしょうこうみょうちょうばくちゅう)
般若本覚智慧見(はんにゃほんがくちえけん)
殊勝勝義願証得(しゅしょうしょうぎがんしょうとく)
現有普賢供養雲(げんうふげんくよううん)。」
白色の「フリー字」が光り輝き
(フリー字)
その「フリー字」が千手観音に変じる様子を観じつつ誦す。」
「アー
空性慈悲之本韵(くうしょうじひしほんうん)
無垢フリー字放光芒(むくふりーじほうこうぼう)
自観勝聖観世音(じかんしょうしょうせいかんぜおん)
一面四臂身顔白(いちめんしひしんがんびゃく)
合掌念珠白蓮執(がっしょうねんじゅびゃくれんしつ)
報飾円満跏趺坐(ほうしょくえんまんかふざ)
前方大悲観世音(ぜんぽうだいひかんぜおん)
千手千眼十一面(せんじゅせんげんじゅういちめん)
四部千仏諸等衆(しぶせんぶつしょとうしゅう)
無垢具韵明了生(むくぐうんみょうりょうしょう)。」
「フリー
無縁光明普周遍(むえんこうみょうふしゅうへん)
大悲観音請降臨(だいひかんのんせいこうりん)
心意慈悲密意界(しんいじひみついかい)
智慧本覚親見礼(ちえほんがくしんけんらい)
無漏清浄献供養(むろうしょうじょうけんくよう)
本浄光明作賛頌(ほんじょうこうみょうさくさんしょう)
自顕本尊覚祈請(じけんほんぞんがくきせい)
「フリー
顕声念聚諸一切(けんしょうねんじゅしょいっさい)
転成観音之三密(てんじょうかんのんしさんみつ)。」
「オン・マニ・ペメ・ウン。」(何遍も誦す)
(回向)
「ホー
空性慈悲献供賛(くうしょうじひけんくさん)
二利究竟悉地賜(にりくきょうしっちし)
回向衆生菩提蔵(えこうしゅじょうぼだいぞう)
大悲観音仏果成(だいひかんのんぶっかじょう)。」
「カルラの加持によって 病魔や悪縁を除く」
(カルラ)
自己が憤怒姿のグル・リンポチェに変じると観じ
自己の中心を真っ直ぐ貫く霊脈と
その霊脈に絡み合う左右の 計3本の霊脈を観じ
霊脈の先端より 赤白藍の三色のカルラが無数に出現して
全世界を満たし カルラの鋭い爪や嘴で
鬼神や獰猛な獣などを摧毀してしまうと観じつつ誦す。
「虚空中一刹那間(こくうちゅういせつなかん)
昇起九頭大鉄亥(しょうききゅうとうだいてつがい)
発出訶訶威怖声(ほっしゅつかかいふしょう)
龍魔土地神驚嚇(りゅうまとちしんきょうかく)
九也熾燃大火耀(きゅうやしねんだいかよう)
焼毀疾病及病魔(しょうきしっぺいきゅうびょうま)
金剛牙与金剛舌(こんごうがよこんごうぜつ)
呑尽三界大世間(どんぜつさんがいだいせげん)
四足毀滅山与川(しそくきめつさんよせん)
如此凶猛座騎上(にょしきょうもうざきじょう)
自観憤怒蓮師相(じかんふんぬれんしそう)
千相露珠色深蘭(せんそうろしゅしきしんらん)
美妙威猛忿怒相(びみょういもうふんぬそう)
飄帯骨飾作庄厳(ひょうたいこつしょくさくしょうごん)
右手持着金剛杵(うしゅじちゃくこんごうけつ)
左手拿着金剛けつ(さしゅだちゃくこんごうけつ)
身内左右中三脈(しんないさゆうちゅうさんみゃく)
観想仏子三怙主(かんそうぶっしさんこしゅ)
三脈頂端起大鵬(さんみゃくちょうたんきたいほう)
白紅蘭色三只鳥(びゃくこうらんしきさんしちょう)
大鵬金翅在心翔(たいこうこんじざいしんじ)
化現再化現無数(かげんさいかげんむすう)
最後遍満全三界(さいごへんまんぜんせがい)
尖嘴長爪極鋒利(せんしちょうそうごくほうり)
刺入病魔心蔵中(しにゅうびょうましんぞうちゅう)
周囲跟着猛獣類(しゅういこんちゃくもうじゅうるい)
八部鬼神全摧毀(はちぶきしんぜんさいき)。」
「オン・ペマシャワリ・パッタ・ナンバルシナ
ガナンダアター
サルヴァ・ビリダ・ハナハナ・ベンザナジャ・ジャ・ソーハー。」