上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本市役所の建替えは必要ありません!・・・熊大名誉教授の三井信之先生がお話しされます

2024-07-03 18:11:19 | 熊本市庁舎建替え問題
熊本市役所の耐震性能について学びましょう!
下記のとおり学習会が行われます。
日時:7月6日(土)午後2時から
場所:北部公民館(熊本市北区鹿子木町66)
お話:三井宜之熊大名誉教授(元熊本建築構造センター理事長)

どなたでも参加できるそうです。


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【市役所建替え】 市民の声を聞かずに「建設地」を決定 、総事業費は「約629億円+α」

2024-06-26 21:31:06 | 熊本市庁舎建替え問題
【市役所建替え】 市民の声を聞かずに「建設地」を決定
市民を無視した「建設地」発表の前倒し
6月24日の市議会庁舎特別委員会に市長が出席し、「建設候補地はNTT桜町とする。中央区役所は、花畑別館跡地または市営駐車場用地に別棟を検討する」の方針を発表しました。
8月頃に決定の見通しだった建設候補地を前倒しで公表、内容のすべてが支援業務を委託している民間設計事務所と市だけで協議し、市民の意見を聞かずに決めたものです。

NTT桜町では、区役所を別棟でも商店街への影響は甚大
市役所には毎日5,000人が来庁、桜町への移転で上通・下通がさびれるのでは
市役所には、毎日5,000人近い人が来庁。
区役所が旧花畑別館か市営駐車場になっても、来庁者約1,000人と職員2,300人の合計3,300人が桜町へ行くので、通町・上通りを中心に人の流れが遠のくことが予想されます。
半径500mの範囲には影響がないような説明をしていますが、実際には近隣店舗への影響は甚大だとと思われます。

NTT桜町では、「熊本城の景観」も台無しに
NTT桜町に建設される市役所は地上11階・地下1階、高さ67.6mです。区役所を別にしても高さ55mの巨大ビルです。
ビルの隙間から見る熊本城が良好な景観と言えるでしょうか。
熊本城の景観についても市民の意見は聞かれていません。

総事業費は「約629億円+α」に、今後さらに増える見通し
市民合意を得ないまま、700億円近いムダづかいとなる市役所建替えはすすめるべきではありません。
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市役所建替えに市民は納得していません!・・・市役所前に100人を超える市民が参集

2024-06-21 21:07:47 | 熊本市庁舎建替え問題
「市役所建替え」に市民は納得していません!
市役所前に100人を超える市民が参集
6月21日のお昼休み、熊本市役所正面玄関前に100人以上の市民が集まり、「市役所建替えに市民は納得していません!」の声を上げられました。
マスコミでも、「建設地は・・・」という記事・報道が連日のように流れ、建替えは当然のごとくすすんでいます。
しかし、「建替えありき」の市の進め方に、市民の多くが疑問を持っています。
参加された方々より、さまざまなスピーチがありました。

最後に読み上げられた「市役所建替え中止を求めるアピール」では、
大西市長は、一度も市民に「酸性化、反対か」を聞かない
県庁よりも新しいのになぜ建替えなのか
2度の熊本地震にビクともしなかった
市役所地下には、耐震性のある地下連続壁が施工してある
500億円も市役所建設に投資すれば、市営住宅改修や国保・介護の負担軽減、子ども医療費の完全無料化、学校給食無償化など、自治体本来の仕事ができなくなる

などの市民の声がつづられていました。

市議会には、市職員からの内部通報文書も届けられ、建替えの根拠とされている「庁舎整備有識者会議・耐震性能分科会」のまとめが不正に作られていることなどが告発されています。
市民も、市役所職員の中にも、熊本市役所建替えへの疑問は広がっています。
市民への説明責任を果たさず、市民合意も得ないままに、市役所建替えをこのまま進めさせてはなりません。
今日集まった市民のみなさんも求めている、建替えは市民の意見で決めることが必要です。
「住民投票を行ってほしい」の声に応え、本来市が実施すべきです。
市役所を建替えるのか、否か、市民の意見で決めましょう!




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「有識者会議・耐震性能分科会の報告は不正なやり方でつくられた」との職員の内部通報文書への対応を、議長へ申し入れ

2024-06-20 15:10:48 | 熊本市庁舎建替え問題
熊本市職員から、市議会各会派へ内部通報文書が届きました
「有識者会議・耐震性能分科会の報告は不正なやり方でつくられた」
熊本市役所の建築職員からの内部通報文書が届いたのを受け、日本共産党市議団として、市議会議長への申し入れを行いました。

【申し入れ書】
市庁舎建替え問題に関する市職員の内部通報文書への対応についての申し入れ                   
 市政の重要な課題である市役所建替え問題では、今議会でも明らかになっているように、市民の間には様々な意見があり、市長が表明している「現庁舎を建替える」という市の方針に、市民は納得していません。
 市長は、庁舎整備有識者会議・耐震性能分科会の「現庁舎には耐震性がない」という検証結果を建替え根拠にしています。しかし、私ども日本共産党熊本市議団の一般質問で明らかになったように、耐震性能分科会は、「耐震性能調査に疑問を呈する専門家」が求めていた「現庁舎の工事記録集を見る」ということをせず、プロならば当然指摘するはずのH29年調査が竣工図で行われていなかった点を指摘せず、地下工事を担当した大林組が実績ある工法として当時認められていた耐震性のある地中連壁の効果を全く評価しないという、ずさんな検証を行っており、しかも会議も議事録も非公開としたことが、「耐震性能不足」に対する市民の疑問を深めています。
 そういう中で、6月11日消印のある「熊本市役所の建築職員です」と書かれた内部通報文書が封書で市議会各会派へ届けられました。併せて報道機関へも送付したとの記載があります。
 「熊本市職員等の内部通報制度に関する要綱」の第1条では、「本市の職員等が職務を遂行するうえで知り得た行政運営上の違法又は不当な行為等に関して、市民の利益の損失を最小限に抑え、公正な職務の遂行を確保するために行う内部通報について、公益通報者保護法に基づき本市がとるべき必要な事項を定める」とし、「市の事務事業に関して、市民全体の利益を損ない、及び行政に対して損害をもたらすおそれがある行為があると思料するときは、内部通報することができる」と定められています。この趣旨に照らすならば、今回の市職員による告発は、「内部通報文書」というべきものであり、その相談・通報窓口となった市議会として、要綱に定められた内容に準じて、第7条の規定にある通報者への不利益な取扱いがなされないようにすること、第8条の規定にある調査委員会の設置、第9条に規定された調査の実施、第10条の結果公表、第11条の是正措置の実施までのしかるべき対応を議会として責任をもって行うべきです。
 この通報文書では、「熊本市役所建替え問題において、建替えに誘導するために内部で不正な処理が行われていた事実があり」と指摘し、建替えありきで進められている、その方針の根拠となった耐震性能分科会報告書が、市職員が不正に関与して作成されたという事実があると、⑴最終報告書が示される数カ月前から、現在の庁舎建設課長を含む数名の建築職員が報告書案の作成を開始、本来第3者機関が作成すべき報告書は市職員が作成したこと、⑵当時庁舎建設準備室がない中で、人事異動も発令せず、各所属在籍のまま内密に政策局にこもって作成に携わっていたこと、⑶建替えに不都合なことは議論の要因に加えられていないこと、⑷耐震分科会のみならず、有識者会議答申案も職員が作成し、関係部局に意見照会メールが送られていたこと(このメールは2日後に幹部職員の指示で削除されている)などが、指摘されています。
 通報文書で求められているように、現在の庁舎整備課長、市街地整備課長、都市デザイン課長と有識者会議・耐震性能分科会委員とのメールのやり取り、答申案の意見照会メールなど、市のメールサーバーの記録での確認を行い、建替え根拠となっている有識者会議耐震性能分科会のまとめがどのような経緯で作成されたのか、明らかにすべきです。そのうえで、不当な行為が是正され、市民の利益の損失を抑え、市役所での公正な職務が行われるよう、必要な対応をとることを求めます。
市政のチェック機能を果たすべき市議会として、通報文書が指摘する市庁舎建替えの前提となっている「有識者会議及びその耐震性能分科会の報告書・まとめの作成に至る経緯について」詳らかにするため、以下の点を申し入れます。
1、 通報者への不利益な取扱いがなされないよう取り計らうこと
2、 議会として「有識者会議及びその耐震性能分科会の報告書・まとめの作成に至る経緯について」詳らかにするための調査委員会を設置し、事実関係の調査を行うこと
                                 

  
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一般質問報告その3・・・市民が納得していない「市庁舎建替え」、「建設地」の決定などもってのほか!

2024-06-10 14:40:21 | 熊本市庁舎建替え問題
市民が納得していない「市庁舎建替え」、「建設地」決定にすすむべきではない!
民有地への移転建て替えは、熊本城の景観への影響は避けられない

市民合意も得ないまま、「建設地」の選定などすべきではありません
市民説明会・アンケートで、最も意見が多かったのが建設地の192件でした。
候補地選定は市民の関心が高く、市民合意なく決めることはできません。
十分な期間をとり、市民参画のもと、説明責任を果たし、市民合意を得て決定すべきです。
建替えそのものに、市民の理解が得られていない今、「建設地」選定を議論するのは、市民無視も甚だしいと言わなければなりません。
建替えの市民合意が、「建設地」の大前提です。

他の自治体が1年から数年かけている「建設地」選定を、2~3カ月でやるのは無理
8月中旬にも候補地が決まるようなスケジュール案が示されています。
しかし、他の自治体が、早くても1年、もしくは数年かけて決めている建設地を、本市がこれから2~3カ月で決めるというスケジュールには無理があります。
例えば、現地建替えは無理のような説明ですが、市役所近隣の店舗からは「移転建て替えは困る。それを言うなら住民投票でもやってほしい」との声もあります。
こういう声を無視して、スケジュール一辺倒で強硬に進めることができるでしょうか、いいでしょうか。
無理なスケジュールは見直すべきです。
市長は、スケジュールについて「6年間議論を行ってきた」と答弁しましたが、市民にとっては何の説明もない、ほぼ空白の6年間でした。
市民が庁舎問題の説明を受けたのは昨年の「市長とどんどん語ろう」と、今年4・5月の市民説明会だけ、市民の疑問は拭えず、市の考えを押し付ける場が提供されただけでした。
わずか2~3カ月で決めるという「タイトなスケジュール」になったのは、市長が市民への説明を怠ってきたからです。

熊本城の景観を台無しする民有地案
市民説明会で「熊本城の景観は大丈夫か」という不安の声が多数ありました。
候補地のうち民間所有の城東エリアと桜町NTT跡地は、いずれも熊本城の景観が心配されます。
私は、サクラマチに行って屋上ガーデンから眺めてみました。ビルの谷間となった部分から熊本城が見えますが、もし市役所が建ったならば確実に見えなくなると思いました。
熊本市が450億円を投じ「熊本城と庭続き」が売りのサクラマチビルから熊本城の眺めが台無しでいいのでしょうか。
NTT跡地の過去の開発計画案は、市役所の3分の2の規模でも高さが約80メートルでした
市長は、一般質問で「どこに建てても良好な景観になる」と答弁されましたが、そうとは思えません。桜町NTT跡地は、2025年の開業を目指して「仮称・NTT西日本AP(アセット・プランニング)新桜町ビル事業計画」がありました。2020年の景観審議会で審議され、高さ79・6メートルの14階建てビル、延床面積約37500平方メートルの建設が翌2021年4月に承認されていました。この計画は立ち消えになっていますが、NTT跡地にビルを建てようとする場合、37,500平方メートルでも14階ですから、建て方によるとはいえ、60,000平方メートルの建物であればかなりの高さとボリュームになることが考えられます。
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