「市役所新庁舎建設の賛否を問う住民投票条例」案が提案された臨時議会
直接請求署名に託された2万人の声に背を向けて、熊本市議会は否決
2万人の直接請求署名により「市役所新庁舎建設の賛否を問う住民投票条例」案が提案された臨時議会は、17日が最終日、条例案の賛否が問われました。
条例案は、自民党熊本市議団13人(1人議長)、熊本自民党市議団8人、市民連合6人(1人欠席)、公明党市議団7人の4会派と無所属議員3人(筑紫るみ子、井坂隆寛、瀬尾誠一)の反対で否決されました。
賛成者は8人で、日本共産党市議団(上野美恵子、井芹栄次)、新風熊本(藤山英美、柴垣正仁)、創生熊本(高本一臣、松川善範)、無所属議員2人(菊池渚沙、山中惣一郎)です。
質疑を上野美恵子、井芹栄次、高本一臣の3人の議員が行いました。
討論は、8人でした。
・賛成討論:井芹栄次、上野美恵子、松川善範、菊池渚沙
・反対討論:古川智子、澤田昌作、西岡誠也、井本正広
2万人の署名を集め、直接請求の手続きに沿って議会へ提案された住民投票条例案には、驚くような市長の反対意見が付けられていました。
「住民投票は、6年以上に及ぶ熟議を顧みないものであり、認めがたい」という、住民投票を真っ向から否定する市長の意見、市長の姿勢は、憲法や地方自治法、本市自治基本条例に規定された住民の権利である直接請求と住民自治を否定するものとして、絶対に認められません。
6年間の市庁舎建替え問題の議論は、到底熟議とは言えないものでした。
「耐震性能不足」の欺瞞、耐震性能分科会の非公開、市民への説明が十分行われず「建替えありき」の押し付け、孫子の代まで多額の借金を押し付ける「616億円+α」の事業費、6年間1度も市民に建替えの賛否が問われていないという、重大な問題が山積する中で、住民投票条例を求める直接請求があ取り組まれました。
「住民の福祉の増進」という自治体の目的を逸脱した大型ハコモノ建設へまい進する熊本市は、
議員は、選挙によって選ばれ、住民の代弁者として、この議場に参集しています。法律によって住民に付与された権利を、しかるべき手続きを踏んで住民が行使しようとするとき、私たちに反対する理由など、どこにもありません。
憲法・地方自治法に規定された直接請求による住民投票を求める市民の意思に背を向け、条例案に反対することこそ、何の大義もなく、法と民意を踏みにじるものです。
2万人という法定数をはるかに超える民意に応え、条例制定に賛成することこそ、私たち議員の役割だと考えます。
市民に背を向け、条例案を否決した熊本市議会は、今後もその在り方が問われ続けるものと思います。
市庁舎建設は、実施設計までの予算こそ承認されているものの、契約は執行されておらず、手取本町から桜町への位置変更の議案も可決されていません。
基本計画もできておらず、建設はまだまだ先です。
引き続き、市民への説明責任と理解・納得を得ることが問われ続けていきます。
直接請求署名に託された2万人の声に背を向けて、熊本市議会は否決
2万人の直接請求署名により「市役所新庁舎建設の賛否を問う住民投票条例」案が提案された臨時議会は、17日が最終日、条例案の賛否が問われました。
条例案は、自民党熊本市議団13人(1人議長)、熊本自民党市議団8人、市民連合6人(1人欠席)、公明党市議団7人の4会派と無所属議員3人(筑紫るみ子、井坂隆寛、瀬尾誠一)の反対で否決されました。
賛成者は8人で、日本共産党市議団(上野美恵子、井芹栄次)、新風熊本(藤山英美、柴垣正仁)、創生熊本(高本一臣、松川善範)、無所属議員2人(菊池渚沙、山中惣一郎)です。
質疑を上野美恵子、井芹栄次、高本一臣の3人の議員が行いました。
討論は、8人でした。
・賛成討論:井芹栄次、上野美恵子、松川善範、菊池渚沙
・反対討論:古川智子、澤田昌作、西岡誠也、井本正広
2万人の署名を集め、直接請求の手続きに沿って議会へ提案された住民投票条例案には、驚くような市長の反対意見が付けられていました。
「住民投票は、6年以上に及ぶ熟議を顧みないものであり、認めがたい」という、住民投票を真っ向から否定する市長の意見、市長の姿勢は、憲法や地方自治法、本市自治基本条例に規定された住民の権利である直接請求と住民自治を否定するものとして、絶対に認められません。
6年間の市庁舎建替え問題の議論は、到底熟議とは言えないものでした。
「耐震性能不足」の欺瞞、耐震性能分科会の非公開、市民への説明が十分行われず「建替えありき」の押し付け、孫子の代まで多額の借金を押し付ける「616億円+α」の事業費、6年間1度も市民に建替えの賛否が問われていないという、重大な問題が山積する中で、住民投票条例を求める直接請求があ取り組まれました。
「住民の福祉の増進」という自治体の目的を逸脱した大型ハコモノ建設へまい進する熊本市は、
議員は、選挙によって選ばれ、住民の代弁者として、この議場に参集しています。法律によって住民に付与された権利を、しかるべき手続きを踏んで住民が行使しようとするとき、私たちに反対する理由など、どこにもありません。
憲法・地方自治法に規定された直接請求による住民投票を求める市民の意思に背を向け、条例案に反対することこそ、何の大義もなく、法と民意を踏みにじるものです。
2万人という法定数をはるかに超える民意に応え、条例制定に賛成することこそ、私たち議員の役割だと考えます。
市民に背を向け、条例案を否決した熊本市議会は、今後もその在り方が問われ続けるものと思います。
市庁舎建設は、実施設計までの予算こそ承認されているものの、契約は執行されておらず、手取本町から桜町への位置変更の議案も可決されていません。
基本計画もできておらず、建設はまだまだ先です。
引き続き、市民への説明責任と理解・納得を得ることが問われ続けていきます。
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