5月3日の憲法記念日、熊本市中央区の県民交流会館パレアで「憲法を守る県民のつどい」が開かれ、「ウクライナ戦争、その背景にあるもの~熱狂の先にあるのは何か、憲法は守れるのか~」と題し、元NHKディレクターの馬場朝子さんがオンラインで講演されました。
馬場朝子さんは、熊本生まれで、モスクワ国立大学文学部を卒業してNHKに入局された方で、ロシアをテーマとしたドキュメンタリー制作に関わり、ロシア・ウクライナに知人もいらっしゃいます。
講演では、ロシアが軍事侵攻にいたるまでの30年の過程と、最近のロシア・ウクライナ情勢について詳しくお話されました。
タイトルにあるように、ウクライナ戦争の背景がわかるお話でした。
また、電話で聞き取られたウクライナの知人の声も紹介されましたが、「武器の供与は、戦争を長引かせるだけ。武器を供与しないでほしい。とにかく早く戦争が終わってほしい。平和が欲しい。」という切実な声が印象に残りました。
あらためて、軍事対軍事では戦争は終わらない、何も解決しないことがよくわかりました。
馬場さんは、お話の最後に「戦争は始まってしまうと、なかなか止められない。戦争をしない努力が大事。『戦争はしない』という憲法の条項をどう守っていくかだと思う。」と締めくくられました。
ロシアによるウクライナ侵略の最中に迎えた「憲法記念日」、ウクライナ侵略の一刻も早い終結を願うとともに、戦争をしないと定めた日本国憲法の大切さを再確認しました。
集会では、最後に声明文を確認し、集会の後、熊本市中心商店街をパレードしました。
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