上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

2024年9月議会一般質問報告(その4)・・・非正規雇用の解消・処遇の改善を!

2024-09-13 17:36:09 | 熊本市議会
非正規雇用の解消・処遇の改善を!
市役所の会計年度任用職員の処遇改善
熊本市役所では、職員総数の約4割を会計年度任用職員の処遇改善です。

①総務省は本年6月に会計年度任用職員の事務処理マニュアルから「連続2回目更新を限度」の記述を削除しました。
熊本市では「連続3回更新」を限度に公募を行っていますが、国が年限を定めた公募規定を削除した今、本市でも「連続3回更新を限度」の規定はなくすべきです。

②交通局では2004年度から運転士を、2006年度から技工職を退職不補充としてきました。結果として2021年度以降ほぼすべての運転士が非正規職員となり、何とかやり繰りしてきた技工職等でも、上熊本車両工場では会計年度任用職を雇用せざるを得なくなりました。こうした状況が技術向上やモチベーション向上に逆行し、相次ぐ重大事故発生という、あってはならない深刻な事態を招きました。
その教訓を踏まえ、上下分離の中で職員を正職員化し、処遇改善やモチベーションの向上を図っていく方針です。
現在、熊本市は、職員の約4割が非正規の会計年度任用職員です。交通局に限らず、すべての職員が経験を積み、やる気をもって職務にあたるためにも、現業職を中心とした非正規当たりまえ、非正規のほとんどが女性であることから男女賃金格差の要因となっているなどの問題を直視し、非正規職員の抜本的な解消をすすめていくべきです。

③本市の会計年度任用職員で、フルタイム会計年度任用職員として働く人がいます。昨年度106人で、常用的な雇用は市民病院と交通局ですが、市民病院では、診療情報管理士、栄養管理士、薬剤師、保育士などの免許を必要とする方々であり、常時必要なフルタイム会計年度任用職員は、経験の蓄積や人材確保の点から正規職員にしていくべきです。

病院局では、正規職員での任用をすすめるとのことです。
交通局の重大事故の連続発生に象徴される、非正規雇用の増大によるマイナス面を直視し、正職員が当たり前の雇用へと改善を要望しました。

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