11月19日、市役所議会棟2階で、熊本市民連による2013年度熊本市予算編成に向けての要望を行いました。
各分野から、様々な要望が出されました。
午前中:教育委員会関連、午後に健康福祉子ども局・経済・観光・都市など各分野の問題について述べられました。
以下、主な要望です。
市民連の2013年度予算要望内容
介護保険の負担軽減、十分な介護サービスの提供を
保険料がどんどん値上げされ、十分な介護サービスが使えません。保険料の負担軽減や、滞納者への機械的な給付抑制を行わないこと、実態に即した減免制度の実施などを要望しました。
障害者へのタクシー券支給と重度心身医療の現物給付を!
障害者の移動に「タクシー券の支給」は切実です。また、重身医療については、償還払いでは入院時の負担が特に大きくなるため、現物給付の実施を強く要望されました。
生活保護の適正な運用、生活困窮者への支援を
「つなぎ資金」である生活福祉資金・福祉金庫の速やかな貸し付けや、ケースワーカーの資質向上、必要な場合の車の使用など、適切な生活保護と困窮者への支援が要望されました。また、災害被災者への義捐金について収入認定しないことも求めました。
特定健診・がん検診の無料化や後期高齢者への受診券の送付が要望されました。
保育分野では、認可外保育所への支援拡充や新保育システムへの移行はしないことなどが要望されました。
市営住宅の修繕・改修を!
老朽化の進む市営住宅居住者から、床はフワフワ、シャワーが出ないなど切実な声がありました。遅れている市営住宅の修繕・改修を速やかに行うよう要望しました。
住宅リフォーム助成の実施を!
宇土市では商店街活性と合わせた住宅リフォーム助成制度が実施されています。熊本市での速やかな制度創設を要望しました。
30人学級の実施を!
いじめや不登校、さまざまな問題への丁寧な対応や行き届いた指導を実施するため、現行の35人学級をさらに拡充し、30人学級実施が要望されました。
全学校で図書整備100%達成と学校図書司書の処遇改善を!
学校図書は整備目標を100%達成したと報告されていますが、学校ごとにする未整備が残されています。すべての学校で100%達成することと、5時間勤務の嘱託となっている学校図書司書の処遇改善も求められました。
市道整備の遅れ、予算の拡充を
市道改修が遅れています。中には年度を越える時もあります。傷んだ道路で高齢者の事故がないよう、予算拡充や速やかな対応を求めました。
このほかにも、
・
学校給食の民間委託を自校方式に戻してほしい。
・就学援助のPTA会費・部活動費・生徒会費を対象項目にしてほしい。
・特別支援学級ほか、小中学校のふつう教室にもエアコンをつけてほしい。
・児童育成クラブの利用料の負担軽減や現場の声を生かした運営、指導員の処遇改善の要望。
・厳しい税の差し押さえはしないでほしい。
・ごみ問題、太陽光発電など自然エネルギーの普及に努めてほしい。
など、いろいろな意見が出されました。
*参加者からは、様々な要望が出されました。12月議会も近づいています。寄せられた声を議会でも取り上げ、実現に取り組んでいきたいと思います