12月16日に、熊本市議会の庁舎整備特別委員会が開かれました。
12月1日に、庁舎整備の有識者会議が耐震性能分科会の結論を公表したことを受けての開催です。
2021年10月から2022年11月まで、1年余りかけ7回開催されてきた耐震性能分科会は、すべての議事と資料が非公開のもとで開かれてきました。
結論が公表された12月1日以降、会議資料は熊本市役所HPに掲載されていますが、7回の議事録は公開されていません。
公正な議論が行われたのかを検証するためにも、議事録の公表は必須です。
私は、一般質問でも耐震性能分科会の議事録公表を求めましたが、市長は応じませんでした。
特別委員会では、私も含め複数会派・複数議員から、議事録の公表を求める意見が出されましたが、市執行部は強行に公開を拒み、「議事録を絶対に出さない」という執行部と、議会とで激論になりました。
しかし、いくつもの会派・議員が議事録の提供を求めたにもかかわらず、出さないという執行部の強固な姿勢は、「出したらまずい」ということにほかなりません。
まともな検証が行われていないことがますます疑われる状況です。
誰がなんと言ったのかすらわからない耐震性能分科会は、到底責任ある検証を行ったとは思えません。
こんな不条理なやり方で、大きな事業がすすめられていくのかと思うと、疑問どころか、怒りがわいてくるのは、私だけではないと思います。
引き続き、耐震性能分科会の議事録公開を求めていきます。
公表された分会の報告には、様々な矛盾があります。
議会が参考人として招致した斎藤幸雄氏(元日建設計構造部長・元広島国際大学教授)からは、議会へ分科会報告に関する見解が届けられています。
「斎藤幸雄氏の見解の要旨」
熊本地震で本庁舎は、なぜほとんど被害を受けなかったのかについて、全くその原因を解明することが出来ていない。
1、通常は耐震性能評価が必要とは全く考えられない。
2、H29 報告書の調査結果は、設計図によるものであり、信頼性が著しく損なわれている。
3、竣工図に、「耐震壁として使用できる」と書かれている地下連続壁の効果を全く考慮していない。
など、専門家の立場から、まともな検証とは思えないとの厳しい意見です。
こうした専門家の指摘に応えるためにも、議事録を公開し、出した結論の一つ一つに丁寧に説明責任を果たすべきです。
そのことなしに、耐震性能分科会の報告は、認められません。
私も引き続き、報告の内容を深め、次の特別委員会でも、突っ込んだ議論となるよう、取り組んでいきたいと思います。
12月1日に、庁舎整備の有識者会議が耐震性能分科会の結論を公表したことを受けての開催です。
2021年10月から2022年11月まで、1年余りかけ7回開催されてきた耐震性能分科会は、すべての議事と資料が非公開のもとで開かれてきました。
結論が公表された12月1日以降、会議資料は熊本市役所HPに掲載されていますが、7回の議事録は公開されていません。
公正な議論が行われたのかを検証するためにも、議事録の公表は必須です。
私は、一般質問でも耐震性能分科会の議事録公表を求めましたが、市長は応じませんでした。
特別委員会では、私も含め複数会派・複数議員から、議事録の公表を求める意見が出されましたが、市執行部は強行に公開を拒み、「議事録を絶対に出さない」という執行部と、議会とで激論になりました。
しかし、いくつもの会派・議員が議事録の提供を求めたにもかかわらず、出さないという執行部の強固な姿勢は、「出したらまずい」ということにほかなりません。
まともな検証が行われていないことがますます疑われる状況です。
誰がなんと言ったのかすらわからない耐震性能分科会は、到底責任ある検証を行ったとは思えません。
こんな不条理なやり方で、大きな事業がすすめられていくのかと思うと、疑問どころか、怒りがわいてくるのは、私だけではないと思います。
引き続き、耐震性能分科会の議事録公開を求めていきます。
公表された分会の報告には、様々な矛盾があります。
議会が参考人として招致した斎藤幸雄氏(元日建設計構造部長・元広島国際大学教授)からは、議会へ分科会報告に関する見解が届けられています。
「斎藤幸雄氏の見解の要旨」
熊本地震で本庁舎は、なぜほとんど被害を受けなかったのかについて、全くその原因を解明することが出来ていない。
1、通常は耐震性能評価が必要とは全く考えられない。
2、H29 報告書の調査結果は、設計図によるものであり、信頼性が著しく損なわれている。
3、竣工図に、「耐震壁として使用できる」と書かれている地下連続壁の効果を全く考慮していない。
など、専門家の立場から、まともな検証とは思えないとの厳しい意見です。
こうした専門家の指摘に応えるためにも、議事録を公開し、出した結論の一つ一つに丁寧に説明責任を果たすべきです。
そのことなしに、耐震性能分科会の報告は、認められません。
私も引き続き、報告の内容を深め、次の特別委員会でも、突っ込んだ議論となるよう、取り組んでいきたいと思います。