敷金・礼金なしでマンションやアパートを借りられるとして低所得の若者にも人気の「ゼロゼロ物件」をめぐり、“家賃”の支払いが数日遅れただけで部屋の鍵を交換され、違約金も取られたなどとして、居住者ら5人が8日、東京都新宿区の不動産会社スマイルサービスに慰謝料など計約1200万円の賠償を求め、東京地裁に提訴した。
スマイル社の契約は「部屋の鍵を利用する」との形式で部屋を貸し、賃料支払いが1日でも滞ると入室できないようにして室内の荷物も処分できる、という内容。
被害対策弁護団は「本来は借地借家法に基づき、一方的に解約できない賃貸借契約にするべきだった。低所得者の弱みにつけ込む違法、無効な契約だ」と批判している。
スマイル社から相談を受けている宮岡孝之弁護士は「既に契約方法を変更し、違約金も徴収していない」と説明。同社は「係争中でコメントできない」としている。
(共同)
スマイル社の契約は「部屋の鍵を利用する」との形式で部屋を貸し、賃料支払いが1日でも滞ると入室できないようにして室内の荷物も処分できる、という内容。
被害対策弁護団は「本来は借地借家法に基づき、一方的に解約できない賃貸借契約にするべきだった。低所得者の弱みにつけ込む違法、無効な契約だ」と批判している。
スマイル社から相談を受けている宮岡孝之弁護士は「既に契約方法を変更し、違約金も徴収していない」と説明。同社は「係争中でコメントできない」としている。
(共同)