東京多摩借地借家人組合

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組合の通告で敷金全額戻った! 泣き寝入りしないで敷金返還請求を

2009年03月30日 | 敷金と原状回復
 福生市のアパートを今年4月末に退去したHさんは、預けた敷金16万円が戻らないので管理している不動産屋に連絡したところ、「内装するのに22万円かかるので敷金は返せない」と言われた。後で見積書が送られてきたが、主なものはクロス・畳・襖の張替費用だった。

Hさんは、このアパートに1年1ヶ月しか入居していないし、室内も入居時も汚れていてクリーニングも不十分だった。納得できずに組合へ相談し、組合から「ご指摘の原状回復工事は次の入居者確保のためのリフォーム費用であり、貸主が全額負担するもの」で、敷金16万円を速やかに借主に返金するよう通告した。返事がないため、組合から直接オーナーの家主に連絡したところ、8月下旬になってようやくHさんの銀行口座に敷金全額が振込まれた。

 原状回復トラブルは、最高裁判決で「通常損耗の原状回復費用は家賃の中に含まれている」として、原状回復費用は全て借主負担との特約は無効であることが明確になった。しかし、借主が黙っているとHさんのような不動産業者がいるので、泣き寝入りしないで敷金の返還を強く求めていこう。(組合ニュース450号より)


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