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ジニ係数初の0・5超 所得格差拡大示す

2007年08月24日 | 政治経済
厚生労働省が24日発表した2005年の「所得再分配調査報告書」によると、世帯単位の当初所得の「ジニ係数」は過去最大の0・5263で、初めて0・5を超えた。報告書は原則として3年に1度まとめられており、これまでは前回02年の0・4983が最大だった。

 ジニ係数は所得分配の格差を示す代表的な指標。全世帯の所得が同額の場合を0(ゼロ)とし、1に近づくほど格差が大きいことを示す。

 当初所得の平均は約466万円。前回から45万円減少している中、格差が拡大していることを示した。

 ただ、当初所得には公的年金収入は含まれておらず、厚労省は今回の結果を「高齢者世帯の増加と、世帯の構成人数の減少による影響が約9割」と分析。若者を中心に非正規雇用が増加していることに関しては「詳しくは分析できない」としている。

 一方、当初所得から税金と社会保険料負担額を差し引き、公的年金収入と医療、保育などの社会保障給付を加えた「再分配所得」のジニ係数は0・3873で過去最大。

(共同 8月25日)

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