ものを食べたりする時に、
香りをかいで、そして口に入れた時に味を感じます。
それは直接感覚とも呼ばれるべきものです。
その次に今度は呑み込もうとする時に、
口の中のものが鼻腔の真下にくると、
初めて一つの食べものの生じさせる感覚が完成されます。
ここで完全感覚というものが呼び起こされる。
で、
今度は呑み込んでしまってから初めて、
その今感じたことを判断して、
これはうまいんだと、反省感覚がここで起こる。
つまり、
これはどんな人でもよく味わって食べる以上は、
これら三つの感覚が引き続いて起こり、
うまいとかまずいとかいう結論に達するのであって、
この後ではどんな人がどんな異論を唱えようとも、
この時の感覚を是正することは絶対出来ないことなのです。
実際の話、
お金がないときとか、恋人が病気とか、
あるいは自分自身が体にどこか欠陥があるときなどには、
山海の珍味も色あせて見えるし、
それを十分に楽しんで食べることなど出来ないはずです。
楽しめないということは、
料理を食べるのに一番の敵なんですね。
そしてやっぱり一皿の料理に心から楽しみを覚えながら、
味わって食べていくことができる人が、
一番幸福をかみしめているわけなんですね。
ということで、
「石焼鮨」
今、人生の最大の喜びを
この一皿の料理に感じているということなんでしょうか。
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