どんなに暑くても朝夕の畑の水やりだけは手をぬけないので、家のまわりにあちこちとびとびの畑をまわって小一時間は、朝ごはん前のしごとです。
ちょっと出遅れていたことしのゴーヤ−、暑さがほんものになるのといっしょに勢いがついて、ちょっと茂り過ぎ。グリーンカーテンというより、もうジャングル状態です。
ぽつりぽつりと葉っぱのあいだにゴーヤ−の姿が見えはじめて、やっとことしのゴーヤ−チャーハン第1号ができました。
煮干しの頭と腹をとり、たて半分に割っておきます。フライパンでその煮干しと白ゴマ、桜エビをカラカラッと炒って、そこにゴマ油を加え、ゴーヤー(半割りにしてワタをとり、うす切り)とごはんを入れて炒めます。しあげにナンプラーと塩少々で調味。
なにしろ煮干しに桜エビにゴマをゴマ油で炒めているので、作りはじめっからたまらないいい香りです。
ゴーヤーを採ってきたとき、ついでに収穫の伏見とうがらしを、ガスの直火で焼いていっしょのお皿に。これはなんといってもわかくて柔らかいので、生じょうゆをちょっとつけるだけでごちそう。
チャーハンに入れるゴーヤーのきざんだのがちょっと余ったので、ささっと塩もみしてマヨネーズとしょうゆで。
このゴーヤ−チャーハン、もとはといえば、高山なおみさんの「うちの玄米ごはん」の中のレシピで、もう何年も作らせてもらってるうちに元レシピのバターは省いたり、勝手な桜エビは入れるわとずいぶんお手本とかけ離れてしまいましたけど、でもおいしさに変わりなし。
ここまでの大定番になっているのに、いつも出来上がる間際になって「お皿は何にしましょ」と迷うので、なにかこれに似合ういいお皿をとsesentaがネットで探してくれたのがこの器です。
いわゆる沖縄民芸のやちむんの工人さんの作品だそうで、沖縄らしい野趣のなかにモダンさがあって、ゴーヤ−メニューのあれこれが、また愉しみになりそうです。