日本中が涙したスーちゃんのお別れのメッセージ。
弱々しい声で、
言い尽くせない彼女の生きた証を
たしかに聞きました。
ああ、もっと生きたかった。
と言い、
私は女優業をもっとやっていきたかった。
と言い、
東日本大震災の悲しみを伝え、
天国でその仕事の続きをします、
と言い、
神様はきっと大きな懐でスーちゃんを包み、
天国へと連れて行かれるのだと思いますよ。
『もっと生きたかった』という言葉は
生きている私たちの心を打ちました。
今、まだ生きている私たちは果たして真剣に生命を
生きているのだろうか?
最期の瞬間にそんな言葉を残せる自分でありたいですね。
合掌。
春は心が乱れる季節、守る臓器は肝臓です。
雑穀米が流行るもっと前、15種類の豆、穀物等と一緒に白米を炊いていました。
雑穀や豆などを白米に入れて炊くと、身体の芯が整います。
飽食に起る『江戸患い』になったら大変です。
先日、メタボには何を食べたらいいのでしょう?
・・・と聞かれて絶句しました。
そう簡単には答えられません。
食べ過ぎ/運動不足/偏った食生活/添加物の取り過ぎ/ストレス等々、
メダボになるにはご自分に大きな責任があります。
しばらく間が空きましたが・・メタボな方の予防には日々の運動…でしょうか。
なんでも簡単にはまいりません。しいて考えると例えば、
カロリーを抑え身体を温め、目の充血や口の渇きを抑える豆腐で、
餡かけ豆腐などを食べるのも良いかも知れません。
守る臓器は肝臓、それで、「おから」を使うことに注目しました。
今までのような調理じゃなく、もっと身近に、食欲を促し、おかずになって、
お酒にも合うような逸品を・・・と・・一生懸命。
写真のように
ウチの家族の晩御飯は夜中の一時過ぎから、
そんな時はお腹にたまるものじゃなくボリュウムがあって消化がよいもの。
いろいろ考えた末のこの料理、おからは、にんにく、とうがらし、玉ねぎ、胡麻油、白ねぎ
生姜、さんざし、干し海老、干し貝柱の合わせ調味料で味付けしました。
この料理はしゃも雛鳥の蒸したのに漬け込んだ逸品ですが、そのままの「おから」は
「お~辛卯の花」として単品でも販売しています。
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私が生まれ育った漁師町は随分前は遠海はシビ漁、近海は伊勢海老、
ズボと呼ばれる削り節にする鰹の一種スマと呼ばれる本鰹の稚魚、
そして鰹漁、いとこは今でも現役で頑張っている海女(男と女)漁の海胆、
鮑、さざえ、蛸、等など、さしあみ、こしき、おおしきで揚がる沿海魚等などで
随分と水揚げされる魚の種類は多かったようです。
そんななか、かかってきたのが海亀とかマンボウとか、
食べるものではないので桟橋に繋いで数日間そのままにして
海亀なんかは酒をたらふく飲ませて開放、
マンボウはぷかぷかあんまり浮くようならばすぐに開放・・
といった具合で「あんなものは食べない」といったようでした。
巷間、
たまにマンボウは食べられるだの食べるものじゃないだの、美味しいだのまずいだの、
高級料理だの珍味だのと好き勝手言われていますが、
味も油っぽいだのさっぱりしているだの、甘味があるだの、イカに似ているだのと様々です。
若いのは柔らかくていいらしいです・・とか。活きのいいのが美味しいんでしょうかとか
(マンボウに限っていえば新しいほどベストです)。
まあ本当の話し、高級魚ではないので自由に今は色々と料理を創作しています。
本日のお勧めはフライ・ド・マンボウと云いたいのですが、
今日は北陸の味、ゲンゲ。コラーゲンがたっぷりです。
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Blessings of conversationとは、
会話の祝福と解釈すれば良いらしいです。
人と人との出会いをつなぐものが、料理なのだと。
料理というのは、会話の媒介であって、会話、つまり人間。
仲のよい気のおけない友人と楽しむのが、料理。
おいしければ、なお良い。
楽しいな、一緒にいてよかったな、
そう思える相手と食事をすることが、
「本当においしい」ということなのだと教えてくれます。
Convivialite`,フランス語で会食という意味で、
この会食の楽しみを共に分かちあうことこそ、
まことに人生の至福であると考えられています。
日本語なら一期一会。
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マイケル教授のディスカッションはあるヒントを提示しているようでした。
教授だけがその思いを発している訳ではありません。
それぞれの民族が違っても、苦難に対処する時には
何かを守らなければならない国民としての義務があるはずです。
『日本人が個々に持っているアイデンティティ、
自分が何者で何を成すべきかを、
災害を目の当たりにした日本人が一番知っている。
この力を持ってしたら、
世界最大級の災害や原発の難関を乗り越えることが
出来るかも知れない。』
AP通信のケリー・オルセン記者は少ない食料を分け合い、
自分より他者を気遣う被災者を見て、こう書いた。
「日本を過去の様々な苦難から立ち直らせてきたのは、
このResilience(打たれ強さ)とResignation(忍従)だ」
レジリエンスとは金属なだを曲げても折れずに元に戻る「弾性」、
そして「立ち直る力」を意味する。
日本はレジリエンスな人々がたくさんいる国だから、きっと立ち直るに違いない。
日本民族は危機に強い民族である。
それだから一度も外国の植民地にならずに生き残ることができた。
明治天皇は、御製(和歌)で
しきしまの 大和心の をゝしさは
ことある時ぞ あらはれにける
「日本国民の大和魂は雄々しいものである。たとえ平時には現れなくても、
一朝事のある時には自然と外に現れるものではある。」
と詠まれた。
「日本人の勇気は、日本国家に一大事がきた時に発揮される」といったほうが
分かりやすいかも。
天皇陛下は3月16日、東日本大震災の被災者や国民に向けてビデオメッセージを寄せられた。陛下がビデオでお考えやお気持ちを人びとに述べられるのは初めてだという。私はNHKテレビでメッセージを謹聴していたが、すべての方面への気配りと激励にあふれたお言葉に感動したのは私だけではないだろう。
犠牲者を悼まれた後、陛下は多くの人びとの無事を願われ、被災者の状況が少しでも好転し、復興への希望につながっていくことを願望された。「何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています」
これは誰にも不平不満を言わず、全力で試練に立ち向かっている被災者に対する国民の敬意を代弁されたものともいえよう。
さらに、原発関係者の修復努力、自衛隊・警察・消防・海上保安庁の救援、外国人と日本人ボランティアが「余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力」に感謝され、労を深くねぎらっておられるのだ。そして、世界各国の元首の相次ぐ見舞いが届いていることを紹介され、各国国民の気持ちが被災者とともにあると添えられた言葉に触れられ、被災者を激励することをお忘れにならない。
陛下は、海外でも日本人が「取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多い」と述べられた上で、「これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えること」を心から願われた。
そして、メッセージの掉尾(ちょうび)を国民のすべてにとって励みとなる素晴らしいお言葉で結んでおられる。
「被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」
これほど見事なバランス感覚に富んだ文章を私は知らない。歴史にも長く残ることであろう。陛下のメッセージが私たちの心を打つのは、少しも飾らない文章が誰にも分かりやすく、お心のうちを包み隠さずに吐露される誠実さが人を感動させるからであろう。
衆角維多一鱗足
漫然と多くの人と付き合うより、一人の心の友がいればいい。
ごく少数でいい、心を許した友を持て。
風雪に耐えた友情のみが揺るぎない絆になることを身をもって味わう。