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行者にんにく・アイヌネギ・ヒトビロ・キトピロ
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別名が可愛らしい行者にんにくは山菜です。
花が咲いて食べ頃になるまで5〜7年ほどの長い期間がかかるそう。
にんにく、ニラ、玉ねぎと同じユリ科のネギ属多年草で、北海道天然ものは3月〜6月頃が旬となり、希少な特産品です。
アイヌの人達は春に採集し、乾燥させて保存もしていました。
北海道で食べたアイヌ料理店の「オハウ」(鮭や鹿、野菜と煮たスープ)にも入っていて、滋養をつけながら生臭さを緩和する効果もあるようです。
これまでの私の調理方は、さっと茹でて食べやすく切って醤油に漬けていましたが、新鮮な内にそのままザクザク切って漬けるだけの山菜名人のシンプル手法に切り替えました。
これを炊きたてのごはんに卵黄とのせていただくのですが、とても美味。
抗菌作用が高くアリシンを多く含み、元気も出ます。
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筍・竹の子・たけのこ
桜もちらほら、スーパーなどでも茹でたての筍を見かけるようになりました。
季節のたけの子と木の芽の相性や、香ばしく焼かれた香りには日本人のDNAも手伝うのか、太刀打ち出来ませんね。
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たけのこはなんと言っても繊維が豊富、体の老廃物を排出し、コレストロールの吸収を抑え、脳を活性化させる効果が期待できます。
竹皮には防腐効果や殺菌作用ががあるので、昔はおむすびなどお弁当を包んで腐敗を防いでいました。
地中に埋まっていた掘り立ての筍のお刺身は、春の息吹を感じられます。
時間が経つとアク抜きが必要になりますが、購入したら直ぐに下処理してしまいましょう、大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、米ぬか1カップ、赤唐辛子2本を加えて中火にかける。
筍の皮を数枚むき、穂先を数cm落として厚手のキッチンペーパーをかぶせて中弱火で(大きさによりますが)1時間程下茹でします。
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