百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

昆布とリンゴ入り!

2019-07-31 | 昆布

昆布とリンゴ入り! 芦別発の不思議な飲み物「タングロン」って?

 

昆布とリンゴ入り! 芦別発の不思議な飲み物「タングロン」って?

 

【芦別市・札幌市】芦別発祥の不思議な飲み物があるのをご存知でしょうか。

その名は「タングロン」。

白いパッケージに昆布の絵が緑で描かれ、赤い文字でタングロンと書かれています。

パッケージを開けて飲んでみると、お茶のような色合いのドリンクとなっており、リンゴの風味を感じられます。

タングロンとは、パッケージからもわかるように、昆布が入っているドリンクです。

簡単に言うと、リンゴ果汁、昆布エキス、天然酵素をミックスしたかのようなドリンク。

後述するように、開発の経緯からも昆布エキスがメインであるため、果汁入り昆布飲料といった表現が似合うでしょうか。

 

販売を行うタングロン北海道株式会社(札幌市厚別区)によると、もともとタングロンは、北大水産学部(函館市)の研究で、昆布エキスの抽出に成功したのがきっかけでした。

その後、元北海道大学の近江彦栄氏が、天然酵素保健飲料として昆布エキス・酵素を使った世界で初めてのドリンクを開発。

飲みやすくするため、リンゴ果汁とオリゴ糖を加え、ビタミンB2等も添加しました。

 

こうしてできあがったドリンクは、昆布の英語表記「tangle(タングル)」にちなみ、「タングロン(tanglone)」と命名。

1967年に芦別市の炭鉱閉山をきっかけとして、産炭地振興法に基づく国の産炭地振興事業を活用して、元炭鉱マンの笠井会長が日本酵素産業株式会社(芦別市)を設立、タングロンの製造と販売を1969年に開始しました。

 

発売当初のタングロンは、瓶詰めで20円。

牛乳配達のように各家庭に配達していたと言います。

しかし、2年後にはK紙パックに変更され、1992年10月からは現在のM紙パック(90ml)に変更されました。

昭和50年代以降は、芦別周辺を中心に学校給食にも出されていましたから、懐かしく感じる道民も多いことでしょう。

 

 

現在は道内のスーパーを中心に、4連のパッケージで販売されています。
 
原材料は道南の昆布酵素エキス、青森産リンゴ果汁、オリゴ糖、ビート糖、ビタミンC、ビタミンB2、酸味料、香料。
 
腐敗せずに体に良い発酵をするため、胃腸を活性化させるというタングロン。
 
道民もそうでなくても、一度お試しあれ。
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福富れんこんのマリネとムースキャベツ包み 桜エビのアクセント 笹嶋 伸幸シェフのレシピ

2019-07-31 | 昆布

レシピ

 

福富れんこんのマリネとムースキャベツ包み 桜エビのアクセント

コツ・ポイント

*れんこんをすりおろしたら、良く水分を切ります。
*れんこんをソテーする時しっかりと塩・胡椒をすると、後から加えるビネガー・白ワインに負けません。
*キャベツは茹で上げたら冷水に取らず、タオルなどバットに敷いたものの上にあげ、自然に冷ますと、水っぽくなりません。

4人前/調理時間:約30分
材料・調味料分量下準備
キャベツ   4枚  はがして茹でておく 
福富れんこん(おろし用)   100g  すりおろしておく 
塩・胡椒・カレー粉   適量  福富れんこん(おろし用)に使用 
桜エビ   40g  水分をぬぐっておく 
ハンダマ   12枚  軽く塩茹でしておく 
福富れんこん(マリネ用)   200g  厚めにスライスし、水につけアクを抜く 
にんにく   1片  半分に切り、芽を取り除く 
ローリエ   1枚   
オリーブ油   適量   
塩・胡椒   適量   
白ワインビネガー   50cc   
白ワイン   70cc   
鶏の出汁   適量   
白身魚   50g  塩をしてしばらく置き、ペーパータオルで余分な水分を取り除く 
エクストラバージンオイル   適量   

作り方

  1.  

    ボウルに福富れんこん(おろし用)を入れ、塩・胡椒・カレー粉で味を整え、余分な水分を取る。そこに桜エビを混ぜる。

  2.  

    キャベツを敷き、その上に白身魚・Step1を乗せ、包む。

  3.  

    フライパンにオリーブ油を入れ、にんにくを炒める。香りを出し、福富れんこん(マリネ用)を加え、濃いめに塩・胡椒をする。

  4.  

    そこに白ワイン・白ワインビネガー・鶏の出汁の順に加えて、火を入れる。

  5.  

    【ソース】Step4の煮汁にエクストラバージンオイルを加え、ソースを作る。

  6.  

    Step2は、低温で蒸しあげる。

  7.  

    お皿に、Step4のれんこんを中央に置き、Step5のソースを流し、Step6のキャベツ包みを置き、ハンダマを飾ったら完成です。

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きゅうり+塩昆布で「牡蠣」

2019-07-30 | 昆布

カキフライ風きゅうりのレシピ。きゅうり+塩昆布で「牡蠣」に。

カキフライ風きゅうりのレシピ。きゅうり+塩昆布で「牡蠣」に。

「カキフライ風きゅうり」のレシピをご紹介します。


すりおろしたきゅうりと塩昆布が「牡蠣」風に大変身!


考案したのは、Mr.しゃちほこさんの23歳上の奥様みはるさん。


1人前75円の節約レシピです。

(情報元:日本テレビ「有吉ゼミ」みはるのものまね節約クッキング 2019年7月29日放映)

かきフライ風きゅうり

 材料(2人分)

【カキフライ】
きゅうり 1本
塩 ひとつまみ

【A】
すりおろしきゅうり 60g
オイスターソース 小さじ1/2
塩昆布 3g
片栗粉 6g

【仕上げ】
小麦粉
パン粉

揚げ油

【タルタルソース】
きゅうり(皮無し) 1本
きゅうり 1/2本
水溶き片栗粉 小さじ1

【B】
ごまペースト 大さじ1
油 大さじ1
卵黄 1個
塩 小さじ1/2

 
 作り方

1、タルタルソースを作る。
すりおろしたきゅうり1本にみじん切りにしたきゅうり1/2本を混ぜ、【B】を入れてよくかき混ぜたら完成。

2、皮をむいたきゅうり1本をピーラーで薄く帯状にスライスし、塩で揉み、水分を絞ってしんなりさせる。
牡蠣の表面の食感を再現します。

3、すりおろしきゅうりにオイスターソース、塩昆布、片栗粉を加え、600wの電子レンジで1分加熱し、4等分にする。

4、(2)の帯状のきゅうりを何枚か重ねてその上に(3)を置き、クルクルと巻き込むように包み込む。
小麦粉、卵、パン粉をつけ180℃の油で揚げる。

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イサキと夏野菜のマリネ  ハーブとスパイスの二種のソース 岩井 大樹シェフのレシピ

2019-07-30 | 昆布

レシピ

 

イサキと夏野菜のマリネ  ハーブとスパイスの二種のソース

コツ・ポイント

サルサベルデも甜醤油もまとめて作ると色々なものに使えて便利です。
サルサベルデは魚以外にも温野菜やグリルしたお肉にも合います。冷凍で1ケ月持ちます。
甜醤油は野菜炒めやラー油とにんにくを足して冷しゃぶにも合います。冷蔵で1ケ月持ちます。
煮詰める時焦げやすいので注意して下さい。

2人前/調理時間:約45分
材料・調味料分量下準備
イサキ   一尾  三枚おろしにして、骨、皮をとる 
オクラ   6本  塩茹でして塩氷水で冷やし、ななめ半分に切る 
黄ズッキーニ   1/2本  一口サイズの乱切りにし、塩茹でして塩氷水で冷やす 
レモンの皮   少々   
塩   適量   
 サルサベルデ  
バジル   4枚   
イタリアンパセリ   10枝(1パック)   
ケッパー   10g   
にんにく   1/2ケ   
アンチョビ   1枚   
レモン汁   30cc   
エクストラヴァージンオリーブオイル   80cc   
 甜醤油  
醤油   280g   
砂糖   300g   
日本酒   130g   
八角   3ケ   
花椒   25粒   
生姜(皮付)   45g  スライスする 
長葱 (白い部分)   45g   
シナモンパウダー   少々   
レモンゼスト   適量   
 飾りつけ  
セルフィーユ   適量   

作り方

  1.  

    甜醤油を作る。シナモンパウダー以外の材料を鍋に入れ火にかける。沸騰したら弱火にして灰汁をとりながら半分まで煮詰め、熱いうちにこしシナモンパウダーを入れる。

  2.  

    サルサベルデを作る。材料をミキサーに入れてよく回す。

  3.  

    イサキを繊維を断つように斜めに一口サイズに切り、塩で味を整えレモンをおろし金で削り皮をかける。

  4.  

    野菜に塩をして皿の中央に並べ、その上にイサキを盛り付けセルフィーユを飾る。
    周りにソースをお皿に書くようにのせて完成。

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どうして昆布を最初から 水につけておかないといけないのだろう?

2019-07-29 | 昆布

どうして昆布を最初から 水につけておかないといけないのだろう?

どうして昆布を最初から
水につけておかないといけないのだろう?

そしてどうして沸騰する前に
昆布を取り出すんだろうか?

乾燥昆布を水に30分間つけて
本当にだしがでるのか
確かめることにします。
【30分後】

昆布の色が変わっている。
見慣れた黒色からみどりっぽく
色あせた感じになっていました。
そしてスプーンですくって飲んでみると・・
だしが出ている!

植物の葉などの細胞を水につけると
浸透圧の関係で水が細胞内に入り込み
膨張しますが

植物の細胞質の外側には
細胞壁と呼ばれるセルロースでできた
固い殻があるので
破裂することはありません。

しかし他の植物に比べ
昆布の細胞や組織には
丈夫なセルロースや
ペクチン質などが少ないらしいのです。

そのため水が浸透して細胞が膨張すると
細胞に割れ目が生じ
すぐに中の成分が出てきてしまう
と考えられます。

これが昆布を水につけると
「すぐに」だしが出てきた理由ですね。

そしてもうひとつ疑問が残っています。

それはなぜ沸騰する前に
取り出すか?
ということです。

昆布から溶け出す成分には
旨味成分のグルタミン酸以外にも
いろいろあるようです。

その中には旨みを壊してしまうような
成分も含まれています。
その例がアルギン酸です。

アルギン酸は
昆布を似たときに出るあの
「ぬるっ」としたやつですね。

加熱しすぎると
グルタミン酸に加え
このアルギン酸も出てきてしまうのです。

確かに水に30分つけた後
昆布に触ってみましたが
あのぬるっとした感じはありませんでした。

ぐつぐつ煮込み湯気がたつようになると
徐々に昆布がぬるぬるに。。

そこでさわってぬるっとした瞬間に
昆布を取り出しました。

ではなぜ先にグルタミン酸が溶け出し
アルギン酸は溶け出してこないのでしょう?

アルギン酸は分子式(C6H8O6)n
で表せるいわゆる「多糖類」ですね。

つまりC6H8O6を単位とする構造が
ずらーっとつながった構造になっています。

そして分子量(分子6.02×10^23個分の質量)は
なんと10000~600000!

とても大きな分子ですね。

このような多糖類は水に溶けにくい
ことが多いのですが
アルギン酸も例外ではありません。

水に溶けにくい大きな分子は細胞が
少し壊れたくらいでは
外に出てきませんが
熱を加え完全に細胞が壊れてしまうと
外に出てくるということなのでしょう。

一方グルタミン酸はアミノ酸のひとつで
水に可溶性のある小さな分子です。
そのため水に入れ
細胞が少し壊れても
外に出てくることができます。

まとめると

1. 水に入れると
 弱い細胞壁がすこしずつ壊れていく。

2. このとき旨味成分である
 水に可溶な小さな分子のグルタミン酸は
 細胞外に出てくる。

3. 熱を加え
 細胞が完全に壊れていくと粘性がある水に
 不溶な大きな分子のアルギン酸が
 細胞外に出てきてしまうので
 沸騰する前に昆布をお湯から取り出す。
 

料理も奥が深く「科学」ですね!
 

参考にさせていただきました
wikipedia:アルギン酸
Wikipedia:グルタミン酸

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三色カラーピーマンのマリネと垂水カンパチのセジール 笹嶋 伸幸シェフのレシピ

2019-07-29 | 昆布

レシピ

 

三色カラーピーマンのマリネと垂水カンパチのセジール

コツ・ポイント

フレンチの調理法・セジール(素材の表面を、強火で手早く焼き固める技法)をお教えします。
脂ののった垂水カンパチをセジールし、食感と香ばしさをプラス。カラーピーマンの甘みと酸味で脂っぽさをやわらげます。
※食べる前日に作っておき、味をしみ込ませるほうがより美味しいです。

4人前/調理時間:約15分
材料・調味料分量下準備
垂水カンパチ   120g  全体に強めに塩をして10分おく 
カラーピーマン   3個(各1個)  たんざくに切っておく 
にんにく   1片  芽を取り除く 
オリーブオイル   適量   
白ワインビネガー   50cc   
白ワイン   150cc   
タイム   適量   
ローリエ   適量   
塩   適量   
コショウ   適量   
 仕上げ  
セルフィーユ、アマランサスなど   適量   
白コショウ   適量   

作り方

  1.  

    鍋ににんにく、オリーブ油を入れて弱火で炒め、香りを出す。そこへカラーピーマンを加え、塩、コショウし、さっと炒める。

  2.  

    そこへタイム、ローリエ、オリーブオイルを少々加え、香りがでたら白ワインビネガーを入れ、白ワインを入れてアルコールをとばしたら火を止め、冷ます。

  3.  

    フライパンを熱し、塩がなじんだカンパチを皮目から中火で焼く。そして全面焼き色をつける。

  4.  

    焼いたカンパチを半分にカットする。皿の中央にカンパチをのせ、カラーピーマンを飾り、仕上げに、軽く塩とオリーブオイルをかけ、葉と白コショウを飾れば完成。

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うまみ

2019-07-28 | 昆布

和食を世界に知らしめた立役者、京都の料亭・菊乃井の村田吉弘。
「日本料理は盆栽でなく大木にすべき」

昨年、料理人としては初の文化功労者に選出された村田吉弘。

京都の料亭・菊乃井の三代目は、2013年、和食をユネスコの無形文化遺産に登録させた立役者でもある。

伝統的な「和」の先人が語る、日本の神髄と未来とは。

京都の菊乃井本店はミシュランの3ツ星、木屋町の露庵と赤坂店は2ツ星を獲得している名店である。

最高の味とサービスを提供し続ける村田吉弘に、まず、日本のデザインの根源について尋ねた。

「それは、本阿弥光悦だと思います。思想的には、観世流の元祖・観阿弥と世阿弥でしょう。

日本文化が求めてきたものは、節度と品位なのです。

『秘すれば花』、言わずもわかれという文化で、花弁一枚で花満開の吉野山を思い浮かべる。

これは他の国にはありません」。

では日本料理の中心は何かと尋ねると、「うま味です。うま味を中心に料理を構成するのは、日本人だけです」と即答した。

世界の料理は脂質を中心としているからである。

うま味とは、昆布のグルタミン酸や鰹節のイノシン酸、椎茸のグアニル酸などで、かつては概念と捉えられていたが、2002年に受容体が発見され、五味のひとつと認定された。

それからは、うま味を欧米の料理人も研究するようになっている。

村田は、日本料理の技術やノウハウは一子相伝ではなく、広く伝えるべきと考え、欧米のシェフにも菊乃井の厨房で学ぶ機会を与えている。

「ロンドンのヘストン・ブルメンタールやフランスのパスカル・バルボら、世界のトップシェフは、うま味とは何かとへばりついて、出汁から動きません」。

 

 

▲菊乃井で用いる最上級の利尻昆布。

 

いろんな種を蒔いてください

 
村田は経営の神様と称される稲森和夫の薫陶を受け、経営塾「盛和塾」の初期メンバーのひとりとして学んだ。

その素地からか、料理を通じて見る世界は、広く、哲学があり、具体的である。

異なる文化でも伝える努力をすれば、やがて共感を得ることができる。

ユネスコの登録は大きな反響があった。

それまで日本料理の店舗数は世界で5万6000軒だったが、登録後は12万3000軒に増大した。

その99.8%は日本人料理人が不在だ。

日本料理の一次産品の輸出量は3倍となり、農産物の輸出額は1兆円を目指す規模まで拡大している。

日本のインバウンドは3倍に、京都では5倍に膨れ上がった。

 

この状況を村田は「日本料理は、ようやく苗木になりました」と形容した。

その後、枝葉が伸びてきたら、切り落とせば恰好は整う。

だが、それはしたくない。

「僕は日本料理を盆栽にする気はないんです。大木にしなきゃいけない」。

カリフォルニアロールが生まれた際は賛否あったが、やがて一部は淘汰され、本来の寿司も世界で知られるようになった。

「喜んで食べてくれたら、いずれちゃんとした方向へ向いていく。そのために、いろんな種を蒔いてください」。

 

 

日本の子どもが飢えへんためには、どないすんや

 

実際に、村田はさまざまな種を蒔いてきた。

04年に日本料理アカデミーを設立したのもそのひとつである。

前述した世界のトップシェフとの交流や、食育など、幅広い活動を継続している。

現在は300人ほどの会員がいるが、その3分の1は研究者で、コツやカンと捉えられがちだった和食の調理法を科学的、理論的、定量的に考察し探究している。

それらをまとめ「日本料理大全」という、これまでにない日本料理のバイブルにして出版している。

 

アカデミーを設立したのは、日本の未来への危機感からだ。

2050年の世界予測が発端だった。

日本の人口は8000万人に減少し、食料自給率は19%まで落ちる(平成29年度は38%)。

インドとアフリカで人口が爆発し、中国では内陸部まで食物が行き届くようになっている。

日本は、60歳以上が45%、若者などの未就労者が30%を占め、25%が75%を食べさせなければならない事態に陥っている。

「そのときに、日本の子どもが飢えへんためには、どないすんや、と。

まず、一次産品を世界に売っていかなあかん。

日本料理を世界の料理にしなければあかん」。

そのための方法を多角的に考え、行動してきたのである。

 

 

▲日本料理アカデミー発行の「日本料理大全」シリーズ。

料理の手法だけでなく、根底にある考え方や根拠、科学的理由についても解説。

「日本料理を伝え広めたい」という視点が生んだ、これまでにない料理教本である。

 

右往左往しても、必ず正しい方向に向かっていく

 

その村田をもってしても「食を文化の枠の中に入れることは大変でした」。

食文化という言葉はあるが、現代の日本は、食を文化とは定義してこなかった。

01年に制定された文化芸術基本法第12条では、「国は生活文化や娯楽、出版活動への支援と施策を講ずる」と定めているが、ここで生活文化として記載されたのは、茶道、華道、書道、そのほか。

「明治政府が食い物をごちゃごちゃ言うのはあかん、食は文化じゃないと言うたのが始まり。食文化を重視する諸外国とは違うんです」。

17年の改訂でようやく書道に次いで食文化が明記された。

 

昭和30年代半ばに、日本は脂質、糖質、タンパク質の摂取量が正三角形となる、世界で唯一バランスのとれた食文化の国と注目された。

しかし「その後の20年間で、肉の消費を5倍にし、米の消費を半分にした。自分たちの基本的な食べ物をひっくり返した民族は、世界に類を見ません」と警鐘を鳴らす。

だからこそ、食が文化であることを法の下に記さなければならないと考えた。

 

目下、後人の育成に力を注いでいる。

公のために働くこと、自国を愛する子どもを育てること、自分らの国や文化を考えることが重要と説く。

混迷の平成から令和となり「行き着いて、振り子が戻る瞬間となるかも」。

稲森より、種の保存と存続のために働く自然の法則に従い行動すれば、思わぬ力が働くことを学んだ。

「ひとりの力でも、一見、不可能に思えるようなことができるのです。

ものごとは右往左往しても、必ず正しい方向に向かっていくから」。

伝え動くことが、未来への一歩と考えている。

(文/石黒知子 写真/百々 新)

 

 

村田吉弘(むらた・よしひろ)菊の井代表取締役。

1951年京都市生まれ。22代続いた茶坊主の家系で、3代前から料理店を営む。

立命館大学時代は、ゴルフや日本民主青年同盟に熱中し、フランス料理を目指したことも。

文化と経済・政治がつながる京都の中心的存在。

 

本記事はデザイン誌「AXIS」200号「Japan & Design 世界に映る『日本のデザイン』の今」(2019年8月号)からの転載です。

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帆立貝のフレッシュマリネ サフランとレモンの香り 清水 忠明シェフのレシピ

2019-07-28 | 昆布

レシピ

 

帆立貝のフレッシュマリネ サフランとレモンの香り

コツ・ポイント

コツ・ポイント

・ビネガーに火を入れる際、玉ねぎと人参のシャリっとした食感を残します。
・熱したオリーブオイルにビネガーを注ぐことで、コクと深み・まろやかさを出し、程よい酸味に仕上がります。

4人前/調理時間:約15分
材料・調味料分量下準備
帆立貝柱(刺身用)   8ヶ  塩・コショウし、余分な水分をとる 
レモン   1ヶ  薄い輪切り。種はとっておく 
玉ねぎ   1ヶ  薄くスライスする 
人参   1本  若干太めの千切りにする 
 マリネ液  
にんにく   2片  スライスする 
サフラン   ひとつまみ   
オリーブオイル   180cc   
シャンパンビネガー   50cc    
 ベビーリーフサラダ  
ベリーリーフ   適量   
シトロンオリーブドレッシング   少々  レモン汁とオリーブオイルを混ぜて作る 
タップナードソース ※好みで   少々  ブラックオリーブ・にんにく・アンチョビ 
塩・こしょう   少々   
シブレット or セルフィーユ   4枚   

作り方

  1.  

    鍋にオリーブオイルを熱して、その中ににんにくとサフランを加え香りを移し火を入れる。 ※にんにくは絶対にこがさないように。

  2.  

    玉ねぎ、次にキャロットを加え炒める。シャリ感を残した状態でビネガーを注ぐ。沸いたら塩・こしょう。バットに移し、熱いうちにレモンスライスをのせ、冷ましておく。

  3.  

    帆立貝を強火で、オリーブオイルで両面、表面だけを軽く焼く。1個を半分にスライスする。

  4.  

    ベビーリーフにシトロンオリーブオイルドレッシングを合えておく。

  5.  

    皿に帆立を並べ野菜をのせ、ベビーリーフサラダをのせ、マリネしたレモンを飾る。

  6.  

    タップナードソース(材料をフードプロセッサー等にかけたもの)を周りにあしらい、セルフィーユで飾る。

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ラタトゥイユ 高良 康之シェフのレシピ

2019-07-27 | 昆布

レシピ

 

ラタトゥイユ

コツ・ポイント

フランス南部プロヴァンス地方、ニースの野菜煮込み料理。
野菜を全部一緒に煮込まずに、まずタマネギとトマトをソース仕立てにすることが、彩りよく仕上げるコツ。
食感のために野菜の大きさは切り揃え、パプリカの皮はむきましょう。
冷蔵庫で冷やしてもおいしく召し上がれます。

2人前/調理時間:約20分
材料・調味料分量下準備
 トマトソース  
トマト(Mサイズ)   1個  皮を湯むきして横半分に切って種を除き、みじん切り 
玉ねぎ   1/2個  みじん切り 
にんにく   1片  縦半分に切って芯を除く 
オリーブオイル   大さじ4   
塩   2g   
赤パプリカ   1個  皮をむいて種を除き、3cm大の乱切り 
黄パプリカ   1個  皮をむいて種を除き、3cm大の乱切り 
なす   1個  皮を縞目にむいて、3cm大の乱切り 
ズッキーニ   1個  3cm大の乱切り 
にんにく   2片  縦半分に切って芯を除く 
タイム   1~2枝   
オリーブオイル   大さじ4   
塩   2g   
こしょう   少々   
バジル(仕上げ)   2~4枚   
エクストラバージンオリーブオイル(仕上げ   大さじ1   

作り方

  1.  

    [トマトソース]鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかける。にんにくの香りが立ったら玉ねぎ、塩を2つまみほど加えて玉ねぎが透明になるまでゆっくりと炒める。

  2.  

    トマトを入れて中火にし、塩を2つまみほど加える。ソースが軽く煮詰まったら、火から外しておく。

  3.  

    フライパンにオリーブオイル、にんにく、タイムを入れて火にかけ、ピーマン、なす、ズッキーニを加えて塩を2つまみほど、風味づけにこしょうを少々加える。

  4.  

    時折、焦げないようにかき混ぜる。野菜に火が通ったら、トマトソースの入った鍋に加える。鍋を火にかけ、10分ほど煮込む。

  5.  

    鍋からにんにく、タイムを取り除き、器に盛ってバジルをあしらう。香りづけにエクストラバージンオリーブオイルを回しかける。

 
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第5の味覚「うまみ」

2019-07-26 | 昆布

「味の素」は明治時代に特許を取得 かつては「体に悪い」なんてデマも

明治四十一年(1908年)7月25日、化学調味料の”味の素”が特許を取得しました。

「うまみ」を与えるためのものとして有名ですよね。

それがなぜ日本で生まれたのか?
というと、ここに行き着くために日本独自のアレコレが欠かせなかったという背景があります。

昆布をはじめとした「だし」ですな。

江戸時代、京都では昆布、関東では鰹節でダシをとるのが主流でした。

ずっと昔からごく普通に使っていたものではありますが、明治時代に入って西洋料理が一般化しても、あの独特の風味を持ったものは見られなかったことから興味を引かれて研究対象にしたのでしょう。

手がけたのは東京帝国大学(東大の前身)に所属していた池田菊苗教授。
夏目漱石と友人だったそうで、何となく「身近なものを一味変わった視点で捉える」というところは似通っている気がします。

 

 

7月25日:「うま味調味料の日」

 

料理に簡単にうま味をプラスできる「うま味調味料」。

グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などのうま味成分が詰まった、使いやすく便利な調味料ですが、皆さん、この「うま味」の正体はご存じでしょうか?

 

今日は、英語でも「umami」という表現が通じるほど、海外でも注目されている「うま味」について調べてみました!

 

“おいしい”に欠かせない!減塩にもつながる「うま味」の基本

 

うま味を含んでいる食材とは?

 

簡単に「うま味成分」といっても、なかなかピンと来ないのではないでしょうか?

 

「うま味」は酸味・甘味・塩味・苦味という4つの味に続く第5の味。

昆布に含まれるグルタミン酸や、かつおぶしに含まれるイノシン酸などが有名ですが、玉ねぎやトマトなどの野菜、肉類にも含まれています。

 

日本では、うま味をたっぷり含んだ昆布やしいたけ、かつおぶしが「ダシ」の材料として使われますが、欧米では野菜やお肉を煮込んだ「スープ」がうま味を出すために欠かせない存在。

 

この、うま味成分を含んだ食材を使って料理をすることで、さまざまなうま味を活かした美味しい味わいが生まれます。

 

ちなみにうま味調味料は、グルタミン酸ナトリウムなどを成分とした、人工的に精製された調味料のこと。

食材のうま味に頼らずに、手軽に料理に「うま味」をプラスすることができます。

 

うま味成分の嬉しい効果

 

うま味のメリットは、ただ料理を美味しくするだけではありません。

うま味を活かすことで、減塩に繋がるという健康効果もあるんです!

 

うま味がない場合はどうしても塩分に頼ってしまいますが、うま味があることで、余分な塩を使わずに、満足いく味になりやすいのだとか。

 

確かに、だしの味がしっかりきいた煮物やお汁などは、塩分控えめの薄味でもちゃんと美味しいですよね。

 

むくみやすかったり、血圧が高かったり、減塩が必要な場合は、ぜひ、この「うま味」を上手に活かして料理してみてください♪

 

*****

 

食材から引き出すもよし、時間がないときなどうま味調味料に頼るもよし。

 

美味しくて健康によい食事を楽しむために、「うま味」と上手に付き合っていきたいですね☆

 

 

「うま味調味料の日」とは?

 

110年ほど前、東京帝国大学(東京大学)の池田菊苗博士が昆布だしのおいしさの素がグルタミン酸あることを突き止め、この味を「うま味」と名付けた。

これを家庭でも手軽に使えるようにしたのがうま味調味料で、記念日を制定したのは日本うま味調味料協会。

うま味についての正しい理解とその調味料の普及を目的としている。

日付は博士が「グルタミン酸塩を主成分とする調味料製造法」で特許を取得した1908年7月25日にちなんで。


第5の味覚「うまみ」の発見

江戸時代まで味覚は
・酸味
・甘み
・塩気
・苦味
の四つに分類されると考えられておりました。

そこに「もう一つあるのではないか?」と仮定することから研究が始まりました。

そして昆布から新たに見つかった”グルタミン酸ナトリウム”という成分こそ、その味を生み出す元だということに気づき、「うまみ」と名付けたのです。

研究対象になった昆布は、生息範囲こそ広いものの、食用にしている国は極めて少数。
ウィキペディアには日本での食例しか挙がっていないほどです。

ロシアでは「海のキャベツ」と呼ばれているそうですので少しは食べられていたのでしょうけども、ロシア料理で海藻を使うイメージはないですよね。

そんなわけで、うまみのもとが見つかったのも日本なら、それを生かした”味の素”をはじめとした各種化学調味料が開発されたのも当然日本というわけでした。

東南アジアやローマ帝国では魚を漬け込んだ発酵調味料があります。
なので、似たような感覚を持つ人々はたくさんいたのでしょう。日本でイタメシや東南アジア系の料理が流行ったのも、この辺が影響しているのかもしれません。

ちなみに池田教授の教え子・児玉新太郎が、鰹節のうまみ成分・イノシン酸を発見しています。
ダシだしってすげぇ!


ウイスキーには樽のダシが効いている?

日本人が味の表現をするときに
「うまみ」
「だし」
という単語を使いたくなるも無理ありませんね。

ワタクシもウイスキーを飲んで「樽のだしが効いてる」と言ってバーテンさんに苦笑いされたことが多々あります。
本当は“樽香”という綺麗な単語があるんですけども、つい。

ところでこの化学調味料、最近は「うまみ調味料」ということが多いようですね。

「化学調味料」といわなくなったのは「化学」という単語に拒否反応を示す人が多くなったからというのが大きな理由のようです。
プラスチックや石油のイメージが強いのでしょう。

化学反応を利用して作っているのは確かですし、都市伝説でそういうものもありますが、それは脊髄反射というものです。

ステーキが焼ける(燃焼する)のも、納豆やヨーグルトが発酵によって作られるのも化学反応という大きなくくりに入りますからね。ちょっと乱暴な言い方ですが。

というか、名称を変えたところで本質が変わるわけじゃないから意味ないと思うんですけども(´・ω・`)
オレオレ詐欺とか違法ドラッグとか……。

化学調味料へのマイナスイメージはいつどこから?

この手の噂話が広まったきっかけは、1960年代のアメリカ。

中華料理店で食事をした人が
「化学調味料のせいで具合が悪くなった」
と言い出したからなんだそうです。

同時期の日本でその手の事例がないという事は、化学調味料よりも料理に含まれていた“別の何か”が原因の可能性が高いですよね。

もしこれが本当なら日本人のほとんどは毎日体調不良を起こし続け、あっという間に人口が激減しているでしょう。

にもかかわらず日本でもあっという間に拡散したのですから味の素さんにとってもたまらない話ですよね。

味噌汁に入れてよし。
漬物にかけてよし。
実はパスタのお伴にもよし。

味の素、最高です!

 

https://bushoojapan.com/tomorrow/2019/07/25/26028

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鶏胸肉のポッシェ きのこのソース 皆良田 光輝シェフのレシピ

2019-07-26 | 昆布

レシピ

 

鶏胸肉のポッシェ きのこのソース

コツ・ポイント

コツ・ポイント

鶏肉は温度変化を穏やかにすることにより、しっとりと仕上がります。何度も火を止めたりつけたりは大変かもしれませんが、その結果お箸できれるほど柔らかくなります。
ソースのきのこを炒めると、最初に水分が出てくるので旨みを凝縮させ、再度きのこに吸わせるイメージで作ってください。

2人前/調理時間:約40分
材料・調味料分量下準備
 鶏胸肉のポッシェ  
鶏胸肉   300gくらい  皮と外に出ている筋をとる 
水   1L  水とフォンブランは2:1 
フォンブラン   500cc   
塩   1g   
 きのこのソース  
生椎茸   4枚  みじん切り(フードプロセッサーが早い) 
まいたけ   1パック  みじん切り 
マッシュルーム   1パック  色が変わりやすいので最後にみじん切り 
玉ねぎ   1/2個  粗みじん切り 
フォンブラン   300cc   
オリーブオイル   適量   
塩   適量   
コショウ   適量   
生クリーム   10cc   
バター   適量  濃厚にしたい場合、お好みで 
 盛り付け  
パセリ   適量  みじん切り 

作り方

  1.  

    作り方 1

    【鶏胸肉のポッシェ】水、フォンブラン、塩を鍋に入れ、ぬるいところに鶏肉を入れる。弱火にかけて温度を計り42℃で火を止め、10分置く。

  2.  

    作り方 2

    再度弱火にかけ、今度は72℃で火を止めて10分置き、取り出したら余熱で火を入れる。ゆっくりと熱を加えることで、しっとりとした鶏肉に仕上がる。

  3.  

    作り方 3

    【きのこのソース】玉ねぎをオリーブオイルで弱火~中火でゆっくりと炒めて甘みをだし、あまり色をつけないようソテーする。一度に沢山作ると、他のお料理にも使えて便利。

  4.  

    作り方 4

    別の鍋にたっぷりオリーブオイルをいれ、まいたけ、椎茸、マッシュルームを順次入れて炒めていく。
    ※マッシュルームは色が変わりやすいので最後に切るとよい。

  5.  

    作り方 5

    素材の旨みを引き出すための塩とコショウを少々加える。鍋底にくっつきやすいので、こそぎながら中火で炒める。

  6.  

    作り方 6

    炒めた玉ねぎを加える。

  7.  

    作り方 7

    フォンブランを加え、アクを取り除く。10分程煮込むときのこから旨みが出る。塩とコショウで味を整える。生クリームを加えて少し煮詰める。バターを加えると濃厚に。

  8.  

    作り方 8

    【盛り付け】お皿にきのこのソースを敷き、鶏肉をスライスしてのせる。鶏肉の上にはコショウとパセリを散らして完成。

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夏バテ気味の時季は、冷たい麺の出番

2019-07-25 | 昆布

茹で鶏そうめんトマトさっぱりつるつる冷たい麺

 
シミにシワ、たるみ。実はある物質を肌に溜めないことが最大の防御になる!?

フルーティな梅の香りがトマトの酸味とベストマッチ

 

冷やしても脂が浮きにくい鶏肉は夏の麺にぴったり。

さっぱりとした鶏肉は夏向きのたんぱく質。

脂質が少ない胸肉やささみであれば、冷たい汁や麺との相性もよく、扱いやすい。


【材料(2人分)】 


茹で鶏[鶏むね肉(皮なし)1枚、昆布5cm角1枚、生姜スライス2枚、水約250ml]、

トマトと梅つゆ[トマト2個、梅干し大1個、鶏肉の茹で汁100ml]、

そうめん100g、青じそ5枚、オリーブオイル大さじ1、粗挽き黒こしょう少々

 

【作り方】


1.鶏肉は半分に切る。鍋に昆布を敷き、鶏肉と生姜を入れて水をかぶるほど注ぐ。

フタを少し開けて中火にかけ、煮立ったら弱火にして10分茹でる。

火を止め、冷めたら冷蔵庫で冷やす。


2.トマトはみじん切り、梅干しは種を除き、果肉を包丁でたたいてペーストにする。

ボウルに入れ、鶏肉の茹で汁を加えてのばし、冷やす。


3.青じそはみじん切りにする。鶏肉はそぎ切りにする。


4.そうめんは表示どおり茹でて冷水で洗い、よく冷えたらざるにあげて水気を充分にきり、オリーブオイル小さじ1と青じそをからめて器に盛る。


5.鶏肉をのせ、オリーブオイルを1人分につき小さじ1ずつかける。


6.トマトと梅つゆを器に注ぎ、黒こしょうを加えて麺に添える。


 鶏肉は茹で汁に漬けたまま冷ますと、パサつかずしっとり仕上がる。

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チキンのトマト煮込み 河野 透シェフのレシピ

2019-07-25 | 昆布

レシピ

 

チキンのトマト煮込み

コツ・ポイント

煮込みには、少し柔らかくなるまで熟したトマトを使います。刻んだトマトにゆっくり火を入れて旨みを引き出したところへ、相性のよい素材を加えて煮込んでいくことで、互いの良さを引き出し、補い合って、味が完成します。
※調理時間にトマトのコンフィの作成時間は含みません。

3~4人前/調理時間:約60分
材料・調味料分量下準備
トマト   6個   
玉ねぎ   1/2個  みじん切り 
にんにく   1片  みじん切り 
チキン(骨付モモ肉)   2本  先端の関節を切り落としてから骨ごと3等分 
小麦粉   適量   
オリーブオイル   適量   
トマトペースト   大さじ3   
トマトケチャップ   大さじ1~2   
塩   適量  数回に分けて入れる 
コショウ   適量   
オレンジジュース   150cc   
ブーケガルニ(ネギ・タイム・ローリエ)   1本分  ネギで包み紐で縛りまとめる。あとで取り出しやすい 
パプリカ   1/2個  極みじん切り 
オレンジの皮   少々  すりおろしておく 
 トマトのコンフィ  
トマト   1個   
タイム   適量   
にんにく   適量   
オリーブオイル   適量   
塩   適量   
コショウ   適量   
 仕上げ  
大葉   適量  ジュリエンヌ(極細切り) 
カイワレ   適量  根元をカット 
岩塩(お好み)   適量   

作り方

  1.  

    作り方 1

    ヘタ部分をくり抜いたトマトを熱湯にサッとくぐらせ、すぐ引きあげる。氷たっぷりの水に通してから皮をむき、ざく切りにする。

  2.  

    作り方 2

    【トマトのコンフィ】湯むきし種を除きスライス。天板に並べ、タイム・にんにくをのせて塩・コショウし、オリーブオイルをかけて100℃の低温オーブンで約1時間焼く。

  3.  

    作り方 3

    鍋にオリーブオイルをひき火にかけ、玉ねぎ・にんにくを入れ軽く塩をし、弱火で20分以上ゆっくりとやわらかくなるまで炒める。甘み・香り・味の基礎となる。

  4.  

    作り方 4

    そこへざく切りにしたトマトを入れ、中火で炒める。トマトペースト・トマトケチャップを加え、弱火におとしてさらに煮る。

  5.  

    作り方 5

    トマトを煮ている間に鶏肉を焼く。鶏肉の両面にしっかりと塩・コショウをし、小麦粉で打ち粉をする。

  6.  

    作り方 6

    フライパンにオリーブオイルをひき、強火で皮目から焼く。こんがりと焼き目がつくまでソテーする。

  7.  

    作り方 7

    鶏肉をソテーした脂ごと鍋に入れ、オレンジジュース・ブーケガルニと塩(2g)程加える。表面がボコボコ沸くくらいの状態で、15分ほど中火で煮込む。

  8.  

    作り方 8

    途中パプリカ・刻んだトマトのコンフィ・オレンジの皮のすりおろし・塩(2g)を入れる。味をみて、最後に塩(8~10g)・コショウで味を調える。

  9.  

    作り方 9

    器に盛り、大葉とカイワレをちらして完成。※食べるとき、お好みで岩塩をかけていただく。

 
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豚ばら肉のコンフィ 笹嶋 伸幸シェフのレシピ

2019-07-24 | 昆布

レシピ

 

豚ばら肉のコンフィ

コツ・ポイント

フレンチの調理法・コンフィ(低温でゆっくり火入れし、保存性を上げる料理法)をお教えします。
脂身の美味しいやごろう黒豚のバラ肉は、コンフィにぴったり。温度を見ながらやわらかくなるまで加熱します。
※調理時間は、豚肉をマリネする時間を除きます。

4人前/調理時間:約240分
材料・調味料分量下準備
豚バラ肉   500g   
原塩(グロッセル)   8.5g  肉に対し1.7%の塩 
タイム(乾燥)   適量   
ローリエ   適量  手でちぎる 
黒コショウ(粒)   適量  つぶす 
にんにく   適量  スライス 
ラード   約1リットル  肉が完全にかぶる量 
 飾り  
ちりめんキャベツ   4枚  丸くカット 
グリーン、赤ミズナなど   適量   
黒コショウ   少々   
粒マスタード   適量   

作り方

  1.  

    豚肉に塩をふり、つぶした黒コショウ、タイム、ローリエ、にんにくをまぶしてラップで包み、一晩マリネする。(約24時間)

  2.  

    マリネした豚肉を80℃以下のラードで、やわらかくなるまで煮る。(3~4時間様子をみながら。竹串で刺してすっと入るくらい)煮上がったら、4等分にカットする。

  3.  

    フライパンで、豚肉を弱~中火で、全表面をカリッと焼き固める。

  4.  

    ちりめんキャベツの上に豚肉をのせ、粒マスタードと葉を添え、黒コショウ、オリーブオイルをかければ完成。

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鶏肉のコンフィ 坂井 宏行シェフのレシピ

2019-07-23 | 昆布

レシピ

鶏肉のコンフィ

コツ・ポイント

コツ・ポイント

(準備)若鶏もも肉につまようじで穴を開けておくことにより、漬け込む際に味が染み込みやすくなる。
(調理)コンフィをする場合、低温調理を心がけ、肉にじっくりと火を入れること。

4人前/調理時間:約30分
材料・調味料分量下準備
若鶏もも肉   4本  味を浸透させるため、つまようじで穴を開けておく 
塩   少々   
胡椒   少々   
玉葱   1/2個  皮をむき、スライスにする 
にんにく   1片  皮をむき、スライスにする 
オリーブオイル   100cc   
サラダオイル   適量   
にんにく(揚げ用)   1株   
バター   少々   
じゃがいも   200g  皮をむく 
卵黄   2ヶ   
バター   大さじ1   
塩   少々   
胡椒   少々   
ナツメグ   適量   
生クリーム   適量   
フォンドボー   120cc   
バルサミコ酢   30cc   
粒マスタード   適量   
パセリ   少々  みじん切りにする 
水溶き片栗粉   適量   
サラダリーフ   少々   

作り方

  1. 1

    作り方 1

    若鶏もも肉は、多目の塩、胡椒をして、スライスした玉葱、にんにくと共にバットに入れる。更にオリーブオイルを加え、サランラップを被せて、約30分ほど漬けておく。

  2.  

    作り方 2

    鍋にサラダオイルを熱し、にんにくを皮つきのまま入れ、もも肉を入れ、ホイルで蓋をし、約75℃の低温で約20分じっくりと火を入れ、取り出し表面をフライパンで焼き上げ

  3.  

    作り方 3

    じゃがいもはやわらかく茹で、細かい目の裏ごし器であたたかいうちに裏ごしする。卵黄、バター、塩、胡椒、ナツメグ、最後に生クリームを加え、良く混ぜ合わせる。

  4.  

    作り方 4

    絞り袋に混ぜ合わせたじゃがいもを入れ、若鶏もも肉に絞り、強火のオーブンで焼き色がつくまで焼く。

  5.  

    作り方 5

    鍋にフォンドボーを入れ沸騰させたら火を止め、バルサミコ酢、粒マスタード、刻んだパセリ、水溶き片栗粉を加える。バターで濃度をととのえる。

  6.  

    お皿にソースを広げておき、若鶏のもも肉を載せる。彩でサラダリーフなどを加えてもよい。

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