料理を教えていたころの苦労に、
プレゼンテーションしやすいメニューの選択というのがあります。
つまり、生徒には興味の頭を持ち上げ、
更に料理におもしろ味があって、
なるほど…と感じさせる妙味のある料理ということになります。
店でのメニューも同じです。
すでに他店にある、よくみかける料理、
もしくは料理法ではなし、
オリジナリティに富んだ料理開発が必須であるという事です。
色どり、盛り方、取り合せ、材料の良否と、
すべて「美」と深い関連性をもって考慮されています。
耳から、目から、鼻からと、様々な感覚を動員して、
「美」と「味」の調和を楽しむように考えました。
栄養の効果という点からも「美」は見逃せない役割を担っています。
単に料理を舌先だけで味わうものではなく、また弄ぶものではないと考えます。
もちろん、美味しくて廉価でだれにでも喜ばれるというのは言うまでもありません。
練りこみ麺として普通は市販のパウダーを使いますが
ぶっとらーめんの麺は京都産の牛蒡を乾燥、そしてパウダーにして
練りこんでいます。