在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然55 解除2日目

2020-05-05 10:54:00 | もろもろ、つれづれ




コロナ封鎖解除1日目を終えて、昨日はまずまず、悪くない様子だったらしい。

ただ、結果が出るのは、10日から2週間後だから、本当のところはまだわからない。

私は、一人でも多くの人が外出方が良いに限ると強く思っているわけではないが、特に用事がなかったので、結局1日家で過ごした。

公共機関の乗車制限が厳しいとは言われていた為、車での出勤、外出者も多かったようで、道路は結構の渋滞のところもあったよう。
家から大通りが見えるのだが、車の流れは、数日前と比べて、明らかに増えていた。

そして、今日はどうしても用事があって郵便局に行ったのだが、長蛇の列。
待ち時間、1時間以上。
この前までは、ここまで列がなかったのだが。。。
やはり外出者は増えてる、を実感。(涙)


さて、封鎖が始まって、最初は、
解除になったら、シャンペンでも開けるか〜
いや、それよりバローロ?
気分だったのだが、封鎖が進み、コロナのことを理解するようになってくるとそんな気分はどんどん消えていった。

むしろ、今は、
コロナが収束するまで酒断ち
が本音なのだが、本当に酒断ちすると、飲めるのがいつになるか全くわからない。
それが数ヶ月単位なら考えたが、年単位になるのはほぼ確実で、それは流石に困る。

そして、冗談じゃなくそれが本当になるだろうと、だんだんわかって来る。


そこで、結局テキトウなワインを開けた。

蔵出しのキャンティ。
キャンティ・クラシコの地域の中でも最も標高が高い場所になる。
ヴィンテージは2010年で、10年経った。

モダン・キャンティのような、ドンとした甘さはなく、しっとりエレガント。
でもリザーブ物なので、ちゃんした主張がある。

きっちり真面目で、これからのフェーズ2の始まりには合ってるかも?



イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然54 解除はされたが

2020-05-04 23:02:30 | もろもろ、つれづれ



解除1日目。

本当なら、この解除1日目は、4月4日の筈だった。
その後、2週間程度ずつ2度延びて、最終的に、封鎖の解除が今日となった。


3月10日、イタリア全土封鎖になった時、友達と、

しばらく会えないけど、4月に入ったら会おうね〜、なんのワインを開けようか

と話していた時(もちろんチャットで)は、まだカワイイ方だった、と今は思う。


イタリアは、コロナの来襲が早かったため、いろいろなハンディがあった。

その頃は、コロナは空気感染はしないと言われていたし、距離は1メートル、飛沫などの話もほとんどなく、物を介した接触では感染しないと言われていた頃。

ところが、だんだんいろいろなことが見えてくると(わかってくると)、なんか違う。。。


しばらくして、

封鎖は確実に延びる
レストランやワインバーとか、開く?
開いても、何人かでグラスを傾けて今までのように飲むことなんてできる?
と、たくさんの疑問が湧いてきた。

そして、現実が見えてきた。

延びた封鎖は解除されたが、
友人と会うのは禁止
レストランとバールはテイク・アウトのみ。

レストランのテーブル・サービスが開始になっても、今までのように友人と集まることが果たしてできるか?
テーブルの上、前にも横にもプレキシグラスを立てるというレストランも出てきている。
つまり、友人とは、向かい合って、ガラス越しに食事をする。。。。
これなら、うちで食べた方がいいかな、と私は思う。

ワインバーのようなところは、微妙。。。
立ち飲みも多いし、そんな雰囲気がよいのだが、一体どうなるのか?


「1ヶ月自粛しても、コロナは収束しない」、の記事を読んだが、まさに。

医療を最善の状態で保つために、高齢の方たちを守るために、あと1ヶ月(近く)の自粛は必要だと思うが、それでコロナが収束するわけではない。

だから、今は、以前のように友人たちと、ワインバーで、気ままに立ち飲みでグラスを傾けることができるようになるのは、ワクチンができてからかもしれない、と覚悟している。

どうか1日も早くワクチンが開発されますように。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然53 解除前日

2020-05-03 22:06:53 | もろもろ、つれづれ



今日が、明日の封鎖解除の前日、前夜となる。
今晩、12時を過ぎたら、5月4日、封鎖解除となる。

しかし、結局、あまり大きく変わらないのかも、とも言える。
もちろん、明日から、自宅待機していた人たちの多くが仕事に出る。

しかし、一度に大量の労働者が通勤を始めては、当然、再び感染の危険性が大きく増すため、スマート・ワーキングを続ける会社、会社員も多い。
むしろ、スマートワーキングを続けてもらわないと困る、というのが政府の本音でもある。

地下鉄、バスなどの公共機関は、半分かそれ以下の乗車率で動かすことになっている。
ホームで立つ場所は示され、座ってはいけない席にはシールが貼ってあり、降りたら、流れに沿って進み、できるだけ接触を避ける工夫はされている。

時差通勤、シフト制が奨励され、今までのようなラッシュは、ワクチンが開発されるまではあり得ないわけだが、どうなることやら。

始発か、始発近くから乗る人はまだ良いが、中心近くからでは、乗車することもできないかもしれない。

ローマでは、定員に達したバスはバス停を通過して良いということになっているので、うちのバス停に停まるバスは少ないような嫌な予感。
中心までは4キロ程度の距離だが、歩くことを覚悟するしかないかもしれない。
または、車で出るか(ただし、車も二人までしか乗れないはず)、自転車のシェアリングがあるので、(まだ利用したことはないのだが)使ってみるか。。。

結局、家で大人行くしていてくださいね、ということか。


一般のショップは、結局5月18日からしか開かない。(子ども用品、本屋、文房具屋はすでに開いた)


バール、レストランは、早めに開くようになる可能性はなきにしもあらず、と匂わせているが、今の所は6月1日からしか開かない。


美容室も、今の所、6月1日オープンとなっている。


これらのお店は、幾つかの手段で、「静かな抗議運動」というのをすでにやっている。
3月、4月と2ヶ月までは我慢ができた、資金もなんとかなった、なんとかした、しかし、5月中も開けられないとなると3ヶ月になり、日本でも問題になっているが、クローズしなければならないお店がかなり出てくるだろう、という状況。

もちろん、これらのお店が5月4日から一斉に開く、というのは期待してはいなかったが、それにしても、6月1日はまだ遠く、結局は、封鎖が以前続くという印象は薄れない。


また、5月中は、家族しか会えないことになっている。
その範囲は、例えば夫、妻のいとこまでokと、範囲は広がったが、友人と会うのは禁止。
「友人たち」ではなく、「友人」。
カテゴリー外の人となり、会えないというより、はなから禁止である。
そして、友人とはいつから会えるようになるのかは、全く述べられていない。


警戒を緩めてはいけないことはわかるが、結局は、制限だらけの解除になってしまった。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然52 酒は減らすに限る

2020-05-03 11:43:18 | もろもろ、つれづれ



日本での閉鎖、自粛期間があと1ヶ月程度延びるということがほぼ確実に決まり、さらに不安になっている人も多いだろう。

それでも、全体の感染者数がやや減少傾向にはあるようで、多少の成果が出ているとは言えると思う。

日本は、ダイアモンド・プリンセスでのコロナを経験して、その後のコロナ再来という感じで、経済にすでに細く長く影響が続いていたところに、この緊急事態宣言では、たまらない、というのが本音だと思う。

いや、本当に、たまらない。

どうにかしてくれ

いい加減にしてくれ

と言いたい。

しかし、相手が目に見えないウィルスでは、どうにもできない。


それも、こちらは、なんとか光が見えてきているものの、日本はまだ闇の真っ只中で、どれだけストレスが溜まっていることやら。


この状況で、酒量が増えている人が多い、と聞いた。

酒好きには、結構きついかもしれないが、そして、ソムリエの私がいうのもナンだが、封鎖の間の酒量はくれぐれも減らしたほうが良い。





時間はあるので、つまみを用意したり、料理をちょっと凝ったり、テーブルセッティングも一応きちんとして、ちびちび。ちびちび。。。
最初の頃、仕事が減り、暇はあったので、ワインクーラーにあるワインを結構開けた。

仕事柄、180センチのワインクーラーは、当然いっぱいいっぱいで、いや、溢れているものもあり、その中で、友人のところに持っていくのが怖いもの、という基準で開けていった。
古くてもうダメになっているかもしれないワイン、である。

今は、ワインクーラーが、結構スカスカになって、ちょっと寂しいくらいになった。
またせっせと買い足さなきゃ、とも思ったり。



フェーズ1(54日になるか?)で飲んだワインの瓶を数えると、25本。
だんだん量を減らしていったので、結果的には、それほど多くない数に収まった。

結果的に、うち1本がブショネ、数本、ちょっと行き過ぎかな、と思うワインもあったが、大体がかなりいい線、そして、数本は大変良い味に変化していた。
もちろん、全部が古いヴィンテージのワインではなく、途中で買い足した新しいヴィンテージのワインが数本混じっている。



ワインは、ボトル1本でグラス6−7杯になる。

つまり、昼に3杯、夜に3杯飲むと、1日で1本が終わる。
(一緒にいる娘は全く飲まないので、飲むのは私一人)
最初は、今まで時間に追われていたのが嘘のようで、もちろん、感情のアップダウンはあれど、それなりに、楽しんでいた。

でも、6日くらいで胃が痛くなった。


お酒は、生活のリズムを乱す。

ストレスは溜まるので、眠れない、眠くなる、寝たは良いが、真夜中に起きてしまう、など。

反省し、その後は、1本を3日ペースで開けることにしたが、ついつい飲みすぎると、やはり、真夜中に起きてしまったり。


明日からフェーズ2が始まるが、フェーズ2は、たくさんの休肝日を設けていこうと思っている。

それとも、コロナが終息するまで願掛けて、酒断ちとか。

いや、一瞬思ったが、そうするとワクチン開発まで酒が飲めないことになってしまう。
だから、これはやめ。

やはりペースを落とすしかない。

コロナの自粛期間中は、酒と良い友達でいるためには、やはり、量は減らすことをお勧めする。
いや、絶対に減らしたほうが良い。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然52 なんだか、とっても頼りない

2020-04-29 23:28:34 | もろもろ、つれづれ



なんか、かなり頼りない。
とっても、頼りない。


イタリアでは、10日ほど前まで、土曜だろうが、日曜だろうが、祝日だろうが、毎日、18時から、イタリアの市民保護局と高等衛生局による会見があった。
終息に向かいだした先週からは、週2日(月曜日と木曜日)になったが、現在でも続いている。
毎回30分から40分程度で、テレビでもちゃんと放送されている。

18時に始まらない時が多く、10分遅れの開始は普通、20分遅れることもあるくらいで、そんなところはとてもイタリア的。



真剣に見だしたのは途中から。
それこそ、このブログを書き始める少し前からだが、もちろん、用事があったりして、見ていない時もある。

市民保護局の責任者の方による、毎日の正確な統計の発表に始まり、コロナ対策専門の委員会の方が、その方の専門にあった内容のコメントを述べ、記者からの質問へと移る。
対応は、毎回二人。

記者は、医療が専門の人ばかりではないので、実にいろいろな角度からの質問が出る。

その一つ一つに、実に丁寧に答える。

明確に、時には数値を交え、今、何をすることが重要なのかを、「自分の持っている知識」「自分の言葉」で答えていく。

毎回のコメント、説明、質問の内容、そして、その回答も、かなり広範囲にわたり、聞いていて、非常にためになる。



日本では、オンライン新聞で読んでいるだけなので、正当に評価はできないが、上の人の会見が、なんとなく頼りないかも、が印象。

精神論も重要といえば重要だが、国民が納得いくような迫力はなく

委員会で事前に言われた数値を丸暗記して言うだけ?


新しい感染者がゼロになるのを待っていたら、いつになるかわからない。

セロにして解除、というのが理想だけど、理想論ばかりは言ってられない。

だから、今は、とにかく、コロナの感染力を抑えることが重要だと思うのだけど。



8割に達していないから延長、じゃないと思う。

(ただ単に)感染者がまだ増えているから延長、でもないと思う。



みんなが、ただ、外出を控えれば良いだけの話ではない。

医療業界、食品業界や運送業界など、今こそみんなのために働いている人たちもいる。


だから、今、一人一人、何をすることが最善なのか、を伝えないと。



外出しなくても、家で犬と戯れ、お茶を飲んで過ごせばいいじゃない、と思っているようでは、国民の心には響かないかなー


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然51 コロナはしぶとい、とにかくしぶとい

2020-04-28 18:53:12 | もろもろ、つれづれ




日本での封鎖が3週間となり、色々な意味で疲れが出てきている頃かと思う。

家にずっといることのストレス。
特に、子供達にとっては、学校は休校(それもいつ再開かわからず)、公園でも思うように遊べず、半端じゃないストレスが溜まっていると思う。

外出制限とは言っても、どうしても仕事に出なくてはいけない人もいるだろう。
私は家にいるのに、どうしてあの人は、などと考えただけでもストレスになる人。
そう思われてるだろう。。。と考えながら出勤するのも辛いところがある。

外に出るから、いや、家にこもっているだけでもコロナが怖い、という人。
特に持病のある人にとっては、特に怖い。

そして、日本政府は、残念ながら、(かなり)頼りない。


これから(いや、すでに)、多くの人たちを支援していかなければいけないのに、マスクを回収とか。
各家庭たった2枚のマスクを配布するのに、どれだけの労力と、資金と、時間を使っているのか。
それが、国民の血税で賄われているのだと思うが、もっと他に有効な使い道があるだろうと思うのに。
日本を離れていると、理解に苦しむ。


情報も楽観説、悲観説とが交錯した状態。

経済を優先すると楽観説になるし、安全を優先すると悲観説になる。

世界各国と比較して、あーだ、こーだ、と。


コロナを先に経験した国に住む身として、とにかく、ただ一つ言えることは、というよりどの国にも共通して言えることは、


このコロナは、とにかくしぶとい
想像以上にしぶとい


ということ。



感染者数がどうの、これは、PCR検査の実施数で変わるし、政府がどの程度(中国で無症状者をカウントしなかったとか)を数値として発表するかで変わる。

致死率(死者の数ではない)も同じ。


しかし、変わらないのは、

潜伏期間が、例外を除いて最高14日、しかし、5−7日で発症する人が多い
無症状の感染者が多く、知らない間に他人を感染させてしまう
重症化の割合はそう多くはないが、若い人でも、持病を持っていなくても、重症化する人がある程度いる
感染すると、完治までにかなりの時間がかかる

などである。


特に、最後の、

完治までにかなりの時間がかかる

これは、もっと声を大にして言わないといけないと思う。
もっとよく理解しないといけないと思う。


完治まで、3週間から1ヶ月以上になる人がかなりいる。


だから、増加傾向を抑えないと、コロナが終息の方向へ行かないと、病院のベッドが、満床のまま空かなくなる。


そこで、自分が感染し、重症化したら???



ドイツが封鎖を解き、すでに感染者数が増加している。

イタリアも、5月3日で封鎖が解けた後、同じ現象が起こるだろう。

ちょっとでも気を緩めると、このコロナはそこにつけ込んで、深く入り込む。

ある意味イタチごっこ。

でも、なんとかしてこのイタチを追い払わないことには、明日の自分がいないかもしれないくらいに考えた方がいい。

それくらい、このコロナはしぶといのである。



イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然50 イタリアを愛していたら

2020-04-26 17:31:11 | もろもろ、つれづれ




封鎖が解除される5月4日からの様子がだんだん見えてきた。

イタリアのコンテ首相の会見、20分以上にはなったか?長いものだった。



イタリアを愛していたら、ソーシャル・ディスタンスを取ってください。



日本の首相のものとは大きく違う、といつも思う。
(もちろん、コンテ首相だけではなく、イタリア人民保護局ー民生委員会という感じ?の会見も、聞いていて、いつも思う)
しかし、これは、言語の違いも大きくあるだろう。

日本語じゃぁ、

日本を愛してるなら。。。とは言えないよね。

日本のために。。。ってところになるか。


でも、ここ、愛してるなら、という感じと、。。。のために、では、微妙に感情は変わってくる。


イタリア語は、非常に愛すべき言語だと思うが、会見の内容だけでなく、表現に、まさに、と思う。



さて、5月4日からの解除は、州ごとに変わる部分もあるが、段階的に解除していく。


もしかしたら12月になるかもしれないと思われた美術館は、5月18日から開くことになった。

「幻の展覧会」になるかもしれないと思ったクイリナーレ美術館の「ラファエロ展」に、なんとか行けるかもしれない。
3月5日に始まったはいいが、たった3日でクローズ。
今年は、ラファエロ没500年で、今年のイタリアの「目玉」になる展覧会である。
かなり力が入っているので、これが幻になったら、泣くところだった。
(入場者、ほとんどゼロ状態で、本当に泣くのは主催者の方だと思うが。。。。)


レストラン、バールは、同じ5月18日からと大方の予想だったのだが、6月1日からとなった。
しかし、5月4日からテイク・アウェイはできる。


また、離れている家族間の移動ができるようになるのは、心からうれしい。
久々の再会に、涙する人も多いと思う。



まだ、カウントダウンという気分にはならないが、そして、5月4日になったからといって、大手を振って街に繰り出すわけではないので、大きく変わらないかもしれないが、やはり待ち遠しい。

これからはコロナとの共存。

コロナが消えて無くなるわけではない。

危険性も、少なくはなるが、急に減少するわけではない。


今日は、新しい感染者数は増加しているが(まだまだ2000人を超えている)、死者が260人に減少した。
この数字はかなり画期的で、3月15日以来とのこと。

少しずつ、光が見えてきている。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然49 今日は解放記念日、でも。。。

2020-04-25 19:22:59 | もろもろ、つれづれ




今日は、イタリアは、祭日。

日本と違って、祭日が土曜日になろうが、日曜日になろうが、振替休日というのはない。
だから、週休2日制の会社に勤務している人にとっては、週末が祝日と重なると、あー、残念〜となる。

しかし、コロナの影響で、在宅勤務の人がかなりいるため、今回ばかりはいつものような気持ちにはならないかもしれない。


今日は、解放記念日。
日本でいうと終戦記念日にあたる。

しかし、今年は、本当の解放記念日は全土の封鎖が終了する5月4日かも?という話もある。。。

5月4日から、州によるし、まだ、はっきり決まっていない部分の方が多いが、商店が少しずつオープンしていくはずなので、勤務開始の人も増えてくるだろう。

終戦とは違い、自由になったからといって、大手を振って街に繰り出す人がそう多いとは思わないが、気分はやはり違ってくる。


イタリアの保健省は、封鎖が終わっても、コロナがなくなっているわけではないので、注意を怠らないように、と口を酸っぱくして言っている。
そう、封鎖が解かれたからと言って、コロナの危険性がなくなったとは決して思ってはいけない。



今日、日本のオンライン新聞の記事で気がついたのは、日本の安倍首相の発言で(記者団に対してのものだった)、初めて「3密」が強調されなかったかも?ということ。
実際には3密を語ったのかもしれないが、今までのように強調しなかったのではないかという気がする。


外出を控えて。


これ。
どうしてこれを最初から言わなかったのかと大きな疑問。


こちらでも、封鎖とか、外出禁止、外出には証明書がいるとかいうが、散歩やジョギングはできる。

仕事に出ている人も、もちろんいる。
医療従事者はもちろん、スーパー、食品関係、そして、運送会社の人は、イタリアでもいつも以上に忙しい。


だから、気が滅入ってきた時は、家にこもってばかりいないで、ソーシャル・ディスタンシングを保ちながら、時には、外の空気を吸いに出よう。

ずっと家にこもっていては、体に、いや、頭にきついし、心に辛い。

時間を見て、場所を見て。


封鎖が始まって、そんな不自由な生活に慣れてきたとはいえ、3週間目くらいが一番きつかったような気がする。
それを過ぎて、増加の曲線が緩やかになって初めて、明るい気分になってきた。

だから、日本も、あともう少し。
どうか頑張って。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然48 イタリアの感染経路の4月の統計

2020-04-25 05:09:33 | もろもろ、つれづれ



4月の1日から23日までの統計、全統計をもとにしたものではないようだが、感染の原因で一番、44%にあたるのが、高齢者施設でのものだった。
ついで、25%弱が家庭内での感染、10%程度が院内感染、4%程度が仕事場での感染、ということだった。

今日の、イタリアの高等保健局による発表。

イタリアでは、今、高齢者施設での多数の院内感染が発覚して大きな問題になっている。
多くの高齢者が持病を持っているし、適切な病院に運ばれる前に亡くなった人も多く、多数の死者が出ている。
3月の時点では、ここまでの悲惨な状態が発覚していなかったので、もう少し少なかったと想像するのだが。(比較は出ていなかった)


4月に入って増加しただろうとは思うが、高齢者施設での感染は、残念ながらかなり多いということがわかる。
それでも、一人も感染者が出ていないという施設もあるし、高齢者施設が全て危ないというわけではない。

家庭内の感染は、想像通り多い。
熱、咳などの症状が発生したら、というより、少なくとも今は、症状がなくても、使用するタオルなどを全て分けておくに越したことはない。
同じボトルから飲まないとか、コップを共有しないというのも、基本。

院内感染は、日本でも大きな問題になっている。
全く無症状なら防ぎようがないのだが、それっぽい症状が出てきたときは、絶対に直接、病院を訪れてはいけない。
必ず、電話で相談、その後の指示を仰ごう。

仕事場での感染は以外と少ないが、それでも感染しないわけではない。
たかが4%と思わず、自分もその%に入るかもしれない、という危機意識は持っていたほうが良いと思う。


また、3月は、感染者に男性が多かったのが、4月になって女性の感染も増えているそう。

小さな子供は比較的感染しにくいなど、ある程度固定の情報はあるが、例外も多く、まだまだ未知の部分が多いコロナ、やはり男女共、各年代、気をつけ方が良さそう。



東京の感染者が、しばらく横ばい的だったのが、また増えた。

今日の統計の結果は、2週間程度前のみんなの行動の結果。

だから、少し先の明日、良い結果が生み出せるように、今日の、そして明日の行動に責任を持とう。



イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然47 ネットで販売しているPCR検査に疑問

2020-04-24 05:08:27 | もろもろ、つれづれ



イタリアのコロナで被害が大きかったのは、ミラノを含むロンバルディア州など北イタリア。
イタリアの産業の中心でもある。
なんとか(と言ってもまだコロナはあちこちにくすぶっているが)危機を脱出しつつある、その北イタリアで、徐々に、抗体検査が始まっている。
産業を再開するために必要な検査とも言える。



今、日本では、PCR検査キットをネットで販売しているというが、ちょっと疑問。
そして、これは、抗体検査の方ではなく、PCR検査キット。

無症状の感染者が多いという情報に、他人どころか、自分も感染しているのではないかと不安になる人は多いと思う。

特に、封鎖が始まって、仕事と安全の狭間で、PCR検査が、なんだかそれを一気に解決してくれるような気にもなるかもしれない。

私も実際、封鎖になってしばらくして、PCR検査を受けられないものかと思ったことがある。
ちなみに、当時、抗体検査の方は、まだ精度が低く、一般化していなかった。
医療通訳で、イタリアでコロナ対策の中心となった感染症専門病院に何度も出入りしたため、一時期、自分のもしかして無症状で感染しているかもと、かなり不安になったのである。
でも、結局、周りに幸い症状が出た人はいなかったので、不安はだんだん消えていった。

それから、増加傾向を見せていた感染者数が減少し始めた、少なくとも横ばいになったというニュースの影響は大きかったと思う。

暗いニュースばかり見ていると自分も暗くなる。

明るいニュースは、やはり心を明るくしてくれる。



そんな時期を経て、だから、今の日本で、自分が感染していないかどうか知りたいという人の気持ちはわかる。


でも、このPCR検査キットの使用は絶対にやめた方がいい。


まず、コロナ(だけではないのだが)に関して、PCR検査と抗体検査の2種類の検査があること、その2つは全然違う検査であることは理解する必要がある。

PCR検査は、鼻に長い(結構長い)綿棒を突っ込み、奥の粘液を採取して行い、専門の検査機関に持っていかなければいけない。
だから、検査の結果は自分ではわからない、し、時間がかかり、「その時点で陽性か陰性か」しかわからない。

抗体検査は、わずか数滴の血液で検査を行い、自分で結果が見れ、「今、感染しているか、過去に感染したか」までわかる。

だから、抗体検査の方が良いように思うが、精度がまだやや落ちるため、疑陰性とか疑陽性が発生してしまう確率が高い。
そして、今回ネットで販売しているのはPCR検査の方。

では、今手に入るPCR検査でもいいから、と思うかもしれないが、他の医療関係の方も言っているように、私も絶対に勧めない。

長い綿棒を、鼻のかなり奥まで入れる。
うーーん、絶対に自分ではうまくできないと思う。
医療関係者がやっているのを一度見たらわかる。
慣れないと、そう簡単ではない。
それに、うまく、採取できなかったら、正確な結果は得られない。
そこで、また、疑陰性が生まれてしまう可能性もある。

そして、ネットで購入したのは良いが、自分で結果を見れるわけではないので、一体どこに持っていくのだろう。

今の日本は、コロナの疑いのある人たち(症状の出ている人たち)のPCR検査をもっと増やさなければいけない状態だと思うのに。


そして、検査では、未来は予言できない。
検査したからといって、あなたはコロナにかかりませんよ〜とは言わない。


だから、どちらの検査も、「必要になった時に」やるのが良いと思う。

PCR検査の場合は、疑わしい症状で出てきた時、もちろん、専門のセンターで。
抗体検査は、ある程度コロナが落ち着いてきて、いよいよ経済再開になった時点で、おそらく政府が音頭を取るのではないかと。。。(無理?)


そうでなくても医療が逼迫しそうな状態で、一番良いのは、できるだけ家にいること。
検査の結果をもとに、一人安心することより重要。


それにしても、北イタリアで始まった抗体検査、これから各州に広がっていくことになるだろうが、結果には非常に興味がある。
完全に無症状の感染者が、いったいどのくらいいたのかがわかってくるはず。
まだまだ多い、コロナの未知の部分が見えてくるだろう。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然46 完治者数が新感染者数を上回った

2020-04-23 23:30:18 | もろもろ、つれづれ



イタリアが、いよいよ5月3日で封鎖を終え、4日からフェーズ2へと入る為に、政府レベルでの詰めが行われている。

問題は山済み。

バスや列車で、どうやってソーシャル・ディスタンスを保つのか。
ラッシュアワーのローマのバスは、東京並みのぎゅうぎゅう詰めだったりするのに。

商店も、業種ごとにオープンが決まる。
お店に一人づつ入るのには慣れたが、小さな個人商店の多いイタリアで、消毒を頻繁に行う義務は、オーナーにとっては負担である。

レストランのオープンはまだ少し先になるが、隣のテーブルとの距離を1.5m以上開けるということはすでに決まっている。
当然収入が減るが、コロナには変えられない。

それでも、オープンできるところはまだマシなのかもしれない。

イタリア人はみんな海が好きだが、砂浜でどうやってソーシャル・ディスタンスを保つのか。
イタリアの海岸線には、パラソルがきちんと綺麗に並んだ有料ビーチが多いが、1パラソル(4人程度まで)ごと、ドーム状のもので囲むとか、プレキシガラスで覆うとか、これはユニークな案が結構出ている。


最近の中国の様子を見ていてもわかるが、油断すると、コロナの第2波が来てしまう。
それをいかにして防ぐか。。。。
課題はかなり難しい。


イタリアは、今日、初めて、完治者の数が、新しい感染者の数を上回った。
ある意味記念すべき日である。
完治者 3033人、 新しい感染者 2646人。
でも、悲しいことに、死者は、まだ400人を超えているので、3分に一人が亡くなっているという計算になる。

しかし、一人の感染者が他人を感染させてしまう数値が、0.5から0.7に減少しているとのこと。
数週間前はその数値が3に近かったという。

そこで、一応の落ち着きをみせているということになる。



コロナはまるで嵐のよう。

1月の初めは、コロナなんて誰も知らなかった。

わずか数ヶ月で、イタリアでは、190000人近い感染者を出し、死者は25000人を超えた。

イタリアは、感染がヨーロッパで一番最初で、運が悪かった。
正しい情報がまだ少なかったし、誰も、こんなにあっという間に広がるとは思わなかった、
また、イタリアも、日本と同じように長寿国なので、高齢者が非常に多い。

この数ヶ月、死ぬかもしれないほどの経験をした人、身内を失ったひと。。。。
たった数ヶ月前までは、みんな多かれ少なかれ平和に過ごしていたというのに。


それくらい、このコロナは怖い。


日本は、残念ながら、今が真っ只中。

感染していなくても、仕事の不安、感染の不安で、精神的に不安定な人も多いと思う。

私も、最初の2−3週間は、感情がかなりアップダウンしていた。

終息が見えない。。。いつになったら見えるのか、と。


でも、必ず、光が見える時が来る。

あともう少し、頑張って。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然45 封鎖にも慣れてきた?

2020-04-22 20:03:37 | もろもろ、つれづれ



コロナに関しては、イタリアと日本に1ヶ月くらいの差があり、イタリアの方が進んでいる。

だから、今頃の日本が、ちょうど、

個人的に、外出は控えているのに、感染者数は相変わらず多いのは何故?
家にこもるのにも限界があり、生活のリズムは乱れ、夜眠れなかったり、夜中に起きてしまったり
経済(仕事)とコロナの危険性の狭間で、なんとかできないものか、とちょっとイライラ
仕事がいい加減になくなり、毎日がほぼ日曜日状態、今後いったいどうしたものか。。。

などの不安でいっぱいだったころ。


イタリアでは、

家族とは電話とビデオ電話のみ
友人とも会うことはできず
レストランやワインバーは見事に全部閉まり
散歩に出れば、誰が感染しているかわからないので疑心暗鬼
買い物でも同じで、スーパーに入るまで、30分以上の列、時には1時間待ち
店内では(使い捨ての)手袋着用が義務だから、品物を扱いにくくイライラ
お財布も出しにくい〜


でも、そんな生活にもいつしか慣れる。


タバコは吸わないが、酒量は増えた。
ワインを1日1本ペースで飲んでいたら、やはり、体調が微妙に悪くなった。
これしか楽しみがないよね〜とワインクーラーの、だいぶ古いワインを、結構な本数開けていたのだが。

そして、太る。
いつものように食べていたら、確実に太る。
運動量が減っているから仕方ない。
量を減らすか、1品減らすか、工夫するしかない。


溜まるストレスをいかにして発散するか、どうやってストレスをできるだけ溜めないようにするか。。。


いろいろ工夫してみたほうが良い。

まだ、先は長い。


日本でも、封鎖が延びる可能性は高いと思う。

人々の外出が90%以上減少したイタリアでは、結局、2回、解除が延びた。
4月3日まで、4週間弱の封鎖が
復活祭終了の4月13日までになり
さらに、メーデーの連休が終了する5月3日までになった。

今は、5月4日から、フェーズ2、段階的解除に入るようだ、と言われているので、これ以上は延びないようである。
Meno male! (よかった!)


日本では、さすがに2回の延長はないと思うが、1回はあるような気もする。
外出制限8割実現の目標にほとんど達していない。


このコロナは、とにかく一旦、完全に封じてしまわないことには、あちこちで、いつまでもくすぶる。
そして、無症状の感染者が想像より多い為、小さなクロスターがあちこちで発生し続ける。
それが、大きな院内感染、施設内感染になったらたまらない。


だから、あまり飛ばしすぎると、疲れてしまう。
完璧を求めすぎると、イライラしてくる。
どうか、ストレスを少しでも溜めないように気をつけながら、毎日を過ごしてほしい。


1ヶ月前は、朝から夜まで、救急車のサイレンがかなり頻繁に聞こえたものだが、それも、だいぶ少なくなった。


日本にも必ず終息に向かう時が来る。
どうか頑張って。




イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然44 無症状の感染者は思うよりはるかに多い

2020-04-22 07:21:17 | もろもろ、つれづれ



無症状の感染者は、想像よりはるかに多いようだ。

2月21日、ヴェネト州、パドヴァに近い、人口3300人のヴォー・エウガネオという小さな街で、コロナの感染者で初の犠牲者が出た。
その時点で、その街では感染者が二人わかっていたのだが、そのうちの一人が亡くなられたというニュースだった。

近くのパドヴァ大学(ガリレオ・ガリレイが教鞭をとったという歴史のある大学)が、このヴォーの街全体を一つのケースとして、かなり突っ込んだ研究を行ったそうだが、その結果、43.2%が無症状の感染者だったらしい。

かなり高い数字である。


PCR検査は、ほとんどの住民を対象に、封鎖(イタリア全土の封鎖の前に一部地域だけが封鎖された時)の最初と最後に、2回行ったそう。

そこでわかったのは、

封鎖された時には、実はすでに、かなりの人が感染していた

(人口の、というより正確にはPCR検査をした人の、だと思う)約2.6%にあたる73人が陽性で、そのうちの30人が無症状だった(最初の検査の数値)

そして、その後、家族間の感染が多く

その感染を追跡していくと、無症状の感染者からも同じように感染していた

なお、10歳以下の子供は一人も感染していなかった

街全体の感染が落ち着くまで3週間を要した

ということのよう。


あくまで1例だが、想像よりはるかに無症状の感染者が多いと思う。


日本では子供の感染例もあるので、子供は感染しにくいかもしれないが、感染しないわけではないので、この辺りは置いておいて、陽性で無症状の人が半数近くいた、ということは、気に止めたいと思う。

つまり、日本で、感染回路がわかっていない感染者にも、想像より多くの無症状感染者からの感染が多いのではないかと思う。


となると、疑心暗鬼になってしまうが、誰が感染しているかわからない状態で、できるだけ感染を防ぐ努力をするしかない。

用事がなければ家にいる
外出時はマスク着用
ソーシャル・ディスタンス(最低1.5、できれば2m以上)を取る
(特に外出時は)絶対に顔を触らない
手を、嫌という程頻繁に洗う

どうか、油断して、後悔しないように。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然43 ありがとうございます

2020-04-21 15:51:26 | もろもろ、つれづれ



コメントをいただき、どうもありがとうございます。

申し訳ないのですが、コメントは反映させていません。
昔、ワインの記事をたくさん書いていた頃、変なコメントが書き込まれても、日本とイタリアの間に時差があるため、うまく削除できず、それ以来、反映させないでいます。

しかし、届きますので、本当にどうもありがとうございます。

コピーしていただいでも、ご使用いただいてももちろん結構です。


記事は、間違っていることも多いかもしれませんが、できるだけ正確に書こうと努力しています。



コロナがイタリアにやってきて、しばらく後に全土が封鎖、イタリアでもほとんどの人が、まさかこうなるとは思っていませんでした。

コロナがここまでの被害をもたらすこと
イタリア全土が完全に封鎖になること

です。

正直、唖然、呆然。。。。でした。



経済とコロナ対策は完全に相反するものです。

どちらが重要か、どちらの方が重要か。。。。非常に難しい問題なのですが、まずコロナ対策をしないことには、経済が立ちいかなくなるように思います。

それが、よくわかりました。

それくらい、このコロナはしぶといです。


どうか、一人でも多くの方に理解していただいて、正しい、コロナの対策を、無理のない範囲で(極端なストレスがたまらない範囲で)していただけたら幸いです。

1日でも早く、コロナの終息を願って。


ありがとうございます。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然42 3密に、あちゃ〜

2020-04-20 19:57:15 | もろもろ、つれづれ



日本で再び(ダイアモンド・プリンセス以来)、コロナの危険性が話題になり、今度はいよいよ本格的に危なくなりそうだと意識しだした頃、聞くようになった、3密。

サンミツ。。3ミツ。。。3密。。。?


ずれてる。。。。。

と思ったのは私だけではないと思う。


三密を避けよう

つまり、3つの密を避ければ良い、という発想に簡単につながる。


確かに、コロナは、エアロゾル的にどこからか飛んできて感染する、という可能性はゼロではないのだろうが、一般には濃厚接触者の感染が多い。


だから、

郊外、海や山、人のいないところで(換気に問題はない)、数人で(密集ではない)、おおらかに過ごしていれば(密接ではない)大丈夫でしょう

と解釈できる。



確かに、家族で、自家用車で山に行って、自然の空気を吸い、3密を避ければ、感染しないだろう。

しかし、同じような発想の人たちが、同じような場所に行き、それでも大自然の中で3密ではないにしても、その途中で立ち寄るだろうドライブインで3密状態になるかもしれない。
トイレでの感染の危険性、ドアノブや、お土産の箱に菌が付いている可能性、状況も考えられる。

だから、そういった可能性を少しでも避けるために、そして、まだコロナがたどり着いていないかもしれない場所に絶対に持ち込まないために、重要なのは、

一人一人が、できるだけ外へ出ないこと

なのである。


そうなると、家で優雅に犬と戯れ、お茶を飲む。
皆さんも一緒に〜

の発想になるのか、と思うと。。。。。もう、救いようがないかも、と思う。


結局、ずれているのだと思う。



大きな不安は残るが、どうか、一人一人が認識を少し変えよう。


3密(だけ)が重要なのではない。
できるだけ外出を控える。
買い物、通院、溜まったストレスの発散など、用事があって外に出る場合は、最低2メートル程度のソーシャルディスタンスを取る。
マスク着用、特に外では、絶対に顔を触らない。
家に帰ったら、手を洗う。とにかくしっかり洗う。

うがいも、上着を取ることも、買ったものを玄関にしばらく放置するのももちろん良いが、とにかく重要なのは

「人との距離をちゃんと取ること」と「きちんと手を洗うこと」。

この2つは、口がすり減っても言い続ける、とイタリアの専門家が話していた。

そして、日本では、特に、ストレスをできるだけ溜め込まないように。