Trenitalia: viaggio per sud italia !!
この夏、カラブリアの海に行った。
インターシティのタダ券が1枚出るので、ユーロスターではなく、インターシティでの旅だった。
でも、たまたま予約した列車がパレルモ行きで、それはいろいろ楽しむはめになった。
まず、朝、テルミニ駅から列車に乗る。
30分近く前に着いたので、ガラガラかと思ったら、シーズンのせいかもう既に結構人が乗っている。
で、予約された席に着くと、既に人が座っている。(まあ、イタリアでは当たり前の光景。)
「すみません」と声をかけると、待ってました!という感じで、以下の返事。
「私たちも予約したんだけれど、予約された席がないの。そこで、車掌にどうしたらいいの?と聞いたら、適当な席に座って、と言われたから、ここに座ってるの。」
でも、そこは私の席。
「そういったって、仕方ないのよ。あなたが他の席に座ってよ。」
まあ、ここはイタリア。これくらいでひるんではいけない。
仕方ないので適当なところに座る。この席を予約した人が来ないことを祈りながら。。。
(来たら、「あの人が私の予約の席に座ってて、あの人は自分の席がないから、私の席にたまたま座っただけで、だから、私は適当に座ったけど、それが、たまたまあなたの席で、私が他に移りましょうか?それとも、あなたが他の適当な席に座ってくれますか?」とやりあわなくてはいけない。。。あー、ややこしい。。)
幸い、その席の予約を持った人は来なく、最後まで座っていたれたのは天の恵み(!)と言うほかはないだろう。。。(なんのこっちゃ。。)
ところで、何故、予約された席がないか???
最初は???と思った。しかし、確かに、席がない。
2列がだいたい向かい合って(向かい合っていない席もある)10の桁となり、あとは、各々の席が1の桁となる。
だから、1列目の11番の席から始まり、車両によるが、106番や116番くらいまで。
この「車両による」というのがクセモノなのだろう。車掌の説明によると、事情により車両が変わったらしい。
そこで、最後の3列がなくなり、そこに予約が入っていた人の席がなくなってしまったのである。
困るよね~、そんなことしないでよね~、これが日本だったら大問題よ~、と思ったが。。
駅で停車すると、降りる人もいるが、その席に該当する人も乗ってくる。
すると、毎回、
「えーっと、91、101。。。あれ???104番がない???どーして???」となるのである。
そのたびに、車掌の代わりに説明を「してあげる」人がいて、笑ってしまうが、ほとんど場合は他の席に座って丸くおさまった。
おさまらなかったのは、あるカップル。
彼らは、「ちゃんとある席」の予約がされていたのだが、そこに座っていたのが「席のない」人たちで、満席の上、2人が一緒に座れる席がもう空いてなかったのか、最初は、二人で離れて座っていたものの、しばらくして「ここは俺たちの席だぁ。ちゃんと予約したのに!車掌に掛け合ってくる。」と鼻息荒く、しかし、車掌に掛け合っても、「席のない」人たちを元の席に戻すわけにはいかず(席がなくちゃしょうがない。。)、結局「早い者勝ちで座った人の勝ち」となった。
2人はそう長い旅ではなかったが、最後、降りる時に、まだ文句タラタラだった。
列車が南へ行くと、降りる人の方が多くなり、やや空席ができてきたため、幸いこの騒ぎは収まった。
と思うと、今度は、「エアコンが効かない!」と騒ぎだした人が若干名。
確かにインターシティは暑い。車両が旧型で、エアコンはあるが、真夏の暑い日、暑い時間、暑い南イタリアへ向けてほぼ満席状態では、効くはずがない。
結構寒がりの私が暑いくらいだから、普通のイタリア人はどれだけ暑いだろう。。。
堪忍袋の緒が切れたのか、数人で車掌に掛け合い、かなり長い間もめていた。
それも、憲法の第XX条XX項によると、公共の乗り物は快適な旅を保証する権利がある、とやっていた。どうも若手弁護士らしい。すごーい。。
その後、私は列車から降りたので、最後を見届けられないのは残念だったが、車掌は警察を呼んでいた。
警察が乗り込んできて、事情聴取にでもなり、そのせいで列車が遅れては、いったいいつシチリアに着くんだろうな~と、人ごとのように心配しながら降りたけど。。。
今回は格別楽しんだ旅であった。(暑かったけど。。)
でも、真夏のシチリア行きのインターシティには乗ってはいけないのである。
(シチリアにはユーロスターは通っていないが。。。)
この夏、カラブリアの海に行った。
インターシティのタダ券が1枚出るので、ユーロスターではなく、インターシティでの旅だった。
でも、たまたま予約した列車がパレルモ行きで、それはいろいろ楽しむはめになった。
まず、朝、テルミニ駅から列車に乗る。
30分近く前に着いたので、ガラガラかと思ったら、シーズンのせいかもう既に結構人が乗っている。
で、予約された席に着くと、既に人が座っている。(まあ、イタリアでは当たり前の光景。)
「すみません」と声をかけると、待ってました!という感じで、以下の返事。
「私たちも予約したんだけれど、予約された席がないの。そこで、車掌にどうしたらいいの?と聞いたら、適当な席に座って、と言われたから、ここに座ってるの。」
でも、そこは私の席。
「そういったって、仕方ないのよ。あなたが他の席に座ってよ。」
まあ、ここはイタリア。これくらいでひるんではいけない。
仕方ないので適当なところに座る。この席を予約した人が来ないことを祈りながら。。。
(来たら、「あの人が私の予約の席に座ってて、あの人は自分の席がないから、私の席にたまたま座っただけで、だから、私は適当に座ったけど、それが、たまたまあなたの席で、私が他に移りましょうか?それとも、あなたが他の適当な席に座ってくれますか?」とやりあわなくてはいけない。。。あー、ややこしい。。)
幸い、その席の予約を持った人は来なく、最後まで座っていたれたのは天の恵み(!)と言うほかはないだろう。。。(なんのこっちゃ。。)
ところで、何故、予約された席がないか???
最初は???と思った。しかし、確かに、席がない。
2列がだいたい向かい合って(向かい合っていない席もある)10の桁となり、あとは、各々の席が1の桁となる。
だから、1列目の11番の席から始まり、車両によるが、106番や116番くらいまで。
この「車両による」というのがクセモノなのだろう。車掌の説明によると、事情により車両が変わったらしい。
そこで、最後の3列がなくなり、そこに予約が入っていた人の席がなくなってしまったのである。
困るよね~、そんなことしないでよね~、これが日本だったら大問題よ~、と思ったが。。
駅で停車すると、降りる人もいるが、その席に該当する人も乗ってくる。
すると、毎回、
「えーっと、91、101。。。あれ???104番がない???どーして???」となるのである。
そのたびに、車掌の代わりに説明を「してあげる」人がいて、笑ってしまうが、ほとんど場合は他の席に座って丸くおさまった。
おさまらなかったのは、あるカップル。
彼らは、「ちゃんとある席」の予約がされていたのだが、そこに座っていたのが「席のない」人たちで、満席の上、2人が一緒に座れる席がもう空いてなかったのか、最初は、二人で離れて座っていたものの、しばらくして「ここは俺たちの席だぁ。ちゃんと予約したのに!車掌に掛け合ってくる。」と鼻息荒く、しかし、車掌に掛け合っても、「席のない」人たちを元の席に戻すわけにはいかず(席がなくちゃしょうがない。。)、結局「早い者勝ちで座った人の勝ち」となった。
2人はそう長い旅ではなかったが、最後、降りる時に、まだ文句タラタラだった。
列車が南へ行くと、降りる人の方が多くなり、やや空席ができてきたため、幸いこの騒ぎは収まった。
と思うと、今度は、「エアコンが効かない!」と騒ぎだした人が若干名。
確かにインターシティは暑い。車両が旧型で、エアコンはあるが、真夏の暑い日、暑い時間、暑い南イタリアへ向けてほぼ満席状態では、効くはずがない。
結構寒がりの私が暑いくらいだから、普通のイタリア人はどれだけ暑いだろう。。。
堪忍袋の緒が切れたのか、数人で車掌に掛け合い、かなり長い間もめていた。
それも、憲法の第XX条XX項によると、公共の乗り物は快適な旅を保証する権利がある、とやっていた。どうも若手弁護士らしい。すごーい。。
その後、私は列車から降りたので、最後を見届けられないのは残念だったが、車掌は警察を呼んでいた。
警察が乗り込んできて、事情聴取にでもなり、そのせいで列車が遅れては、いったいいつシチリアに着くんだろうな~と、人ごとのように心配しながら降りたけど。。。
今回は格別楽しんだ旅であった。(暑かったけど。。)
でも、真夏のシチリア行きのインターシティには乗ってはいけないのである。
(シチリアにはユーロスターは通っていないが。。。)