在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Expo Milano; Cina, Thailandia, Corea e Vietnam

2015-06-06 23:01:12 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
エキスポ情報;東洋の館



Padiglione Vietnam (ベトナム館)+
こちらもハンガリーのタイプで、2回のギャラリーを除いて一部屋のみ。実演ができるようになっている。演奏をやっていればきっと面白いのだと思うが、時間を見ると1日にたった3回。そのうち少し増えるかもしれないが、たった3回ではやっていない時間の方が圧倒的に多いということになる。

Padiglione Cina(中国館)++++
外から見て、その大きさには結構圧倒される。映像で見たら、中に稲穂があるように、つまり実際の畑があるように見えたのだが、電気仕掛けだった。でも、色がかわり、上から見るとなかなか綺麗。最後、上映を見るか見ないか、選択できる順路になっているのだが、せっかくなので見てみる。
始まると、お偉い方のご挨拶の映像が最初に長々と。エキスポは楽しむ場なのだから、こういう、お国自慢のお偉方の映像は避けて欲しかったが、これが中国なんだろうなぁ、と思いながら終わるのを待つ。その後の映像は普通。中国の田舎の景色がとても綺麗だった。

Padiglione Thailandia(タイ館)++++
こちらの外観も惹かれる。入る前に、部屋は3つ、うんぬんの説明がある。最初にこういう説明があると、全体を大雑把につかめるので嬉しい。
最初の部屋は円形で、円状のスクリーンの映像は結構迫力がある。
次の部屋は、巨大な水槽のように造られた部分全体がスクリーンになっている。水はないが、形が微妙で、かなりの深さがあり、これはなかなかのものだと思う。
さて最後の部屋。と入ってみると、これは結構お国の宣伝だった。部屋に入る前に、出たい人は出口こちらです、としきりに案内していたが、なるほど、最後の部屋はパスしても問題なし。タイのインスタント系食品を売っているショップがかなり大きい。


Padiglione Corea del Sud(韓国館)++++
ちまたの反応はかなり良い。日本館よりいい、と言っているイタリア人がかなりいるのは聞いている。
建物はあまり目立たないので、期待より良い、という心理状況もあると思う。
最初の部屋は、入ってさらっと通過。次の部屋がやたら広い。なにやらスクリーンのようなものがあるようなないような。始めるのを待ってみる。
線路が、繋がってはいないがL字型に組まれ、その上を2台の機械が行き来し、2枚のスクリーンが離れたり、繋がったり、縦に横に、この映像はすごい。
次の部屋は、無数に置かれているツボの口の部分が白く丸いスクリーンになっている。確かに綺麗。
しかし、日本館と比較。日本館にも似た様な部屋があるのだが、日本館の場合はその丸く白いスクリーンがまるで花のようにユラユラ揺れるのが幻想的で、動かないツボになっている韓国館より上をいっていると思う。
また、日本館の最後の部屋の映像は、タイプは全く異なるが、かなりすごい。
さらに次は?と移動するが、これで終わりだった。
あとはショップ。お茶碗やお箸など、かなり和風のデザインのものも置いていて、日本と韓国の違いのわからない人は、もしかしたら、日本のお茶碗のつもりで買うのかもしれないと思った。。。

Expo Milano; Francia, Regno Unito, America ecc.......

2015-06-06 22:05:48 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
続いてEXPO情報。
これから行く人のために、良い情報になれば。


Padiglione USA(アメリカ館)+++++
遠くからでも一番上に人が登っているので行ってみたくなるのがアメリカ館。
入って、奥を下って、その後、7つの映像のある部屋を通って、やっと屋上へ上がれるようになっている。
7つの映像は、アメリカらしく、アニメ風で割と面白い。わずか1分程度で次へ移動、という趣向が退屈させない。
屋上にはカフェがあり、食事もできるようになっていので、人でごった返していなければ、気持ちの良い空間である。

Padiglione Monaco(モナコ館)+++
アーティストの友人がイタリアのモナコ大使と友人ということと、日本館のちょうど隣に位置しているので入ってみた。
さらっと入って出られる館の一つ。水事業に関する展示は専門家が見れば面白いのだろうが、素人にはクラゲがきれい。
なお、比較的ゆったり造ったレストランが併設されているので、ゆったりシャンパンでも飲みながらフランス料理を食べるには良いと思う。

Padiglione Ecuador(エクアドル館)++
いつも割と行列。そして、館の外見のデザインが惹かれる。
ということで入ってみたのだが。。。。。香りを体感できるようになっている部分は面白いが、その後は映像の部屋があり、それで終わり。


Padiglione Francia(フランス館)++++
館の前のアーティチョークの彫刻が印象的。館はかなり小さく、館より、入るまでの畑の植物を観察したほうが面白いかもしれない。
館は体感できる展示システムだが、たくさんの人がいたら無理だろう。
最後にショップがあるが、ここで面白いものを見つけた。
温度によって色が変わるマグカップ。
大きさ、形、色の違うものが数種あり、安くはないのだがリモージュで、とても綺麗。


Padiglione Santa Sede(バチカン館)+
入って出た。その時間2分だろうか。友人も同じようなことも言っていた。
一部屋、映像があるのみで、最初ならともかく、どの館もある意味似たような映像なので、食傷気味になってくる。。。

Padiglione Israele(イスラエル館)++++
映像の部屋が3つ。
意外と知らない人が多いのだろうが、実はパキーノの名前で知られている(今はパキーノ以外にも多くの種類あり)ミニトマトはイスラエルの研究の元に生まれている。
そのあたりを映像を通して説明。
また、運が良ければ、イスラエル旅行が当たるかも。


Padiglione Spagna(スペイン館)+++
滞在が短いと、つい有名な国、印象の良い国、大国などを優先して入ると思うので、スペインも食べ物が美味しいし、行きたくなる国だと思う。
と思って入った人には、あちゃー、となるかもしれないが、これでまだかなりマシ。
料理の作り方をバーチャルでテーブル上で見せるのは、悪くないし、インテリアも可愛い。
また、ショップがかなり充実していて、スペイン産高級生ハムを含め、ワイン、オイルなどいろいろなものを売っている。
ただ、これも持って歩く気にはなれないので、1日の最後でないと買えないと思う。


Padiglione Regno Unito(イギリス館)+++
若干奥まって、なんだかワイヤーの塊のような外見に惹かれるし、2日目に行った友人が褒めていたので行ってみる。
いったいテーマは何かと思ったら、ハチミツ。一瞬、イギリスとハチミツ??と思ったが、プーさんの大好物はハチミツだし、一応納得。(??)
順番を待ってワイヤーの中に入る。一応、この中では現地の養蜂場とつながっていて、そのよう様子が見れるらしいのだが、私はそそくさと出る。人が多すぎるのと、スカートの人にはちょっとヤバイのでした。(床が透明)


Padiglione Ungheria(ハンガリー館)++++
2階がギャラリーになっているのを除いて、たった一部屋のシンプル構造なのだが、入ったら音楽が演奏されていた。幸いイスが結構あるので座って聴いていると、今度は踊りが始まり、かなり盛り上がった。もちろんいつもやっているわけではないだろうし、たまたまのタイミングだったのだと思うが、いいタイミングに当たれば、オススメ。
それから、部屋の中央にピアノが置いてあって、超革新的なデザインで一軒の価値はある。こちらの演奏も始まらないかと待ってみたのだが、たぶん、演奏者らしきおじさん二人が入ってきて、リハーサルを始めた。わずか5分程度だが、満足。
また、奥で売っているショップがよく見ると結構可愛い。ボビンレースの実演もやっていた。


Padiglione Lithuania(リトアニア館)++
入ってみると、中央に大きな球状の、スクリーンを幾つかはめ込んだものがあり、さあ次へ、と思って行ったらショップになっていた。そして出口。。。あちゃー
ただ、レストランは美味しそうだった。比較的マイナーな国なので空いているし、しかし、なかなか立派な内容、ちょっと辛そうな味付けのの肉系料理を出していたので、食べてはいないのだが、オススメできると思う。

Padiglione Argentina(アルゼンチン館)+++
波状に造った部屋、スクリーンの映像は決して悪くない。ただ、どこもかしこも映像だらけなので、食傷気味にはなってくる。
それより、やはりこちらもレストランが良さそうだった。アルゼンチンの肉料理にワインは悪くないと思う。