在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Angimbe 2015 Cusumano

2017-05-02 15:18:00 | Sicilia シチリア
Angimbe 2015 Cusumano



いつの間にかラベルが微妙に変わったかも。
品種はインソリアとシャルドネのブレンド。

クスマーノは、土着品種の単一でもワインを造るが、結構国際品種とブレンドする。
本当は、単一でもブレンドでも土着品種だけのほうが好みだが、リストにないのと、サルデニアのワインの後にはシャルドネが混じっているくらいが変化があっていいかも。
ちょっと変凡ではあるが。。。



シャルドネの柑橘が結構きりっと出るかと思うと、インソリアのちょっともたっとした感じも出ている。どちらの主張も強い。
味も同じ。柑橘、まろやかさがほどほど、わずか酸、ボディ、ミネラルがモザイクのように出てくる感じ。+++

あっかんべ〜 (ジョーダン)

Villa Solais Vermentino di Sardegna 2016 Santadi

2017-05-02 15:03:33 | Sardegna サルデニア
Villa Solais Vermentino di Sardegna 2016 Santadi



太陽いっぱいワインがいい、というリクエストで選んだサルデニアのワイン。
ワインリストにサルデニアのワインが必ずあるとは限らないが、ここは数種類揃えていて、悪くないかもと選んだワイン。

サンターディは久々。テッレ・ブルーネ(赤、カリニャーノ)はよく飲んだものだ。
こちらはベースの白。

ヴィンテージはすでに2016年。
ヴィニタリーも終わり、リリースが2016年に移行しつつある。



いたってシンプル、白いフルーツの香りにちょっと塩辛さがすでに上がってくる感じ。
ボディほどほど、酸味がないわけではないが、塩味に消されてしまっている。しかし、サルデニアのワイン、魚介系、味薄めのアンティパストにはちょうどいい。ミネラルを感じさせる余韻が結構続く。+++



Vereto Salice Salentino Riserva 2013 Vallone

2017-05-02 11:16:47 | Puglia プーリア
Vereto Salice Salentino Riserva 2013 Vallone



太陽がいっぱいのワインが好きというリクエスト、シチリアのワイン他、昨日飲みました〜、自然派はあまり。。。で、ワインリストを見る。
プーリアのヴァッローネが目に付いたので決める。

宣言しているように私は北イタリアのワイン派なので、選ぶのは北のものが多いが、ワインリストには全体にざっと目を通す。

プーリアのワインはたいてい2−3種類、それもちょっと選びたくないものが多いのだが、ここは幸いヴァッローネをこれだけだが置いていた。



品種はネグロアマーロ。

よく熟したフルーツ、さくらんぼなどがとても綺麗に出ている。甘すぎない程度のスパイス、しばらくすると、バルサム臭ではなく、カフェやカカオがだんだんと出てくる。
アタックがかなり心地よく、酸味とタンニンのバランスがとても良く、甘いほろ苦さを残す余韻が綺麗。
南でもこの程度の酸味はあったほうがいい。タンニンはこれくらいのほろ苦さを残すくらいで心地よい。++++

Cesanese del Piglio Campo Novo 2015 Casale della Ioria

2017-05-02 10:30:21 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
Cesanese del Piglio Campo Novo 2015 Casale della Ioria



チェサーネーゼが結構好きというリクエストで頼んだ久々のイオリア。
最近はチェサネーゼも日本で知られるようになってきているのかと思うとちょっと意外。

チェサネーゼは間違うと飲めないので、一応確実なものを選ぶ。

その昔、一番美味しいチェサネーゼ、唯一飲める(ごめんなさい)チェサネーゼとしても知られていたイオリア。(ちゃんとボトル詰めして一般に流通しているものが少なかった時代でもある)

久々のイオリアで、ラベルがおしゃれになっていた。



香りはフルーツ、バルサム臭、スパイスなど、全体にホワッとして、何かが突出している感じではない。ニュートラルな印象。
酸味が、思うよりある。それがきりっと引き締めている感じで良いのだが、酸味が苦手な方にはちょっと強すぎる感じ。ほろ苦さが残る。ほどほどの長さの余韻。++(+)