在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Chianti Classico 2013 Villa Cafaggio

2017-09-07 08:55:15 | Toscana トスカーナ
Chianti Classico 2013 Villa Cafaggio




香りに落ち着きが出てきた。
華やかで軽やかで、フルーツの香りが優雅に舞い、コンチェルトのようだったのだが。
まあ、2年ほど前に購入したので(ワイナリーから直接)その歳月がワインに出てきた、という感じ。こういう雰囲気の方が好きという人も多いはず。
フルーツは熟し、若干コンフィの香りに移行し、キャンティらしい金属的な香り、対してスパイスはそれほど強くない。アルコールがやや上がってくる。
綺麗なインパクト。酸味が主張すぎない程度にあり、丸くなっているタンニンと交わる。酸味とややほろ苦さが一緒になって、後味に残る。持続性はとても良い。+++(+)



リゼリヴァではない一番ベースのもの。

ワインは、同じものでもいつ飲むかによって味が全然違う。
だから、ワインはやめられない。