4月の1日から23日までの統計、全統計をもとにしたものではないようだが、感染の原因で一番、44%にあたるのが、高齢者施設でのものだった。
ついで、25%弱が家庭内での感染、10%程度が院内感染、4%程度が仕事場での感染、ということだった。
今日の、イタリアの高等保健局による発表。
イタリアでは、今、高齢者施設での多数の院内感染が発覚して大きな問題になっている。
多くの高齢者が持病を持っているし、適切な病院に運ばれる前に亡くなった人も多く、多数の死者が出ている。
3月の時点では、ここまでの悲惨な状態が発覚していなかったので、もう少し少なかったと想像するのだが。(比較は出ていなかった)
4月に入って増加しただろうとは思うが、高齢者施設での感染は、残念ながらかなり多いということがわかる。
それでも、一人も感染者が出ていないという施設もあるし、高齢者施設が全て危ないというわけではない。
家庭内の感染は、想像通り多い。
熱、咳などの症状が発生したら、というより、少なくとも今は、症状がなくても、使用するタオルなどを全て分けておくに越したことはない。
同じボトルから飲まないとか、コップを共有しないというのも、基本。
院内感染は、日本でも大きな問題になっている。
全く無症状なら防ぎようがないのだが、それっぽい症状が出てきたときは、絶対に直接、病院を訪れてはいけない。
必ず、電話で相談、その後の指示を仰ごう。
仕事場での感染は以外と少ないが、それでも感染しないわけではない。
たかが4%と思わず、自分もその%に入るかもしれない、という危機意識は持っていたほうが良いと思う。
また、3月は、感染者に男性が多かったのが、4月になって女性の感染も増えているそう。
小さな子供は比較的感染しにくいなど、ある程度固定の情報はあるが、例外も多く、まだまだ未知の部分が多いコロナ、やはり男女共、各年代、気をつけ方が良さそう。
東京の感染者が、しばらく横ばい的だったのが、また増えた。
今日の統計の結果は、2週間程度前のみんなの行動の結果。
だから、少し先の明日、良い結果が生み出せるように、今日の、そして明日の行動に責任を持とう。