在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然9 増加数の微妙な減少

2020-03-30 02:04:53 | もろもろ、つれづれ



今日は、感染者の増加数が減少した。
4000人台から3000人台へ。

死者の数も、ほとんど1000人という最悪の一昨日から、昨日は800人台、今日は700人台に下がった。


しかし、もしかして最悪のピークを過ぎたか?と期待した数日前。
3日ほど、減少傾向が続いていたからである。

が、突然、再び跳ね上がり、愕然。

本当に愕然。


そこで、昨日、今日と、多少の減少方向を見せたとはいえ、もう、誰も、ピークは過ぎ去ったとは思わない。

また、裏切られるかもしれない、と思うからである。



それくらいこのコロナは怖い、ということがわかってきている。



それに、増加数が減少しただけで、毎日、新たな感染者がイタリア全国で千人単位で増えていることには変わりがない。

1日の死者数が、700人を超えているというのも、異常な数字である。


このコロナは、一度どこかで発生してしまうと、想像以上の感染力を持っている。
それも無症状で感染する。


最近、日本でも問題になっている、様々な施設。

感染源は家族かも、いや、施設に出入りしている職員かもしれない。


イタリアの場合、家族の面会は、もう8日の時点で禁止になっている。
その時点で元気であった人が、最近になって亡くなっている。

潜伏期間が特に長かったわけではないだろう。

相当長く患ったというわけでもないよう。

つまり、どこで感染したのか。

施設の職員の可能性が高いわけである。
しかし、当然、無症状だったわけだから出入りしていたわけで、それをどうやって防げたというのか。

非常に難しい問題である。


他にも修道院。
多くが病院には運ばれない程度症状のようだが(つまり施設内での隔離となる)、運悪く死者も出ている。


日本でも施設での集団感染が発生してきているが、残念ながら、イタリアでの様子を見ていると、残念ながらまだこれから増えるような気がする。



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