在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

トレビの泉で水泳 それも素っ裸(男性)

2017-04-13 17:11:27 | もろもろ、つれづれ
いつもお騒がせのトレビの泉で、今度は泳いだ人が出てきた。
それも素っ裸。




裸になって、向かって左から右へ一直線に平泳ぎ。
水から上がった時には素っ裸。

聴衆が興奮、喝采するなか、待ってましたという警察に連行された。

どうもイタリア人らしいのだが、公衆で素っ裸の罪、持っていた身分証明書が盗んだものだったらしいので、その罪も加わり、遺跡保護法違反と、罰金はいくらになるのか。

トレビは赤い塗料を撒いた事件、アニタ・エドバーグ風にドレスを来て泉に入った人もいたが、今度は噴水で水泳、それも素っ裸。

有名観光地であるだけに、目立つ場所。
目立つことをしたい人にはそそられるのか、結構お騒がせな場所である。

若い女性だったらもっと良かったのに、という人もいる???

http://roma.repubblica.it/cronaca/2017/04/12/news/roma_si_tuffa_nudo_nella_fontana_di_trevi_bloccato_dai_vigili_dovra_pagare_la_multa-162832525/

↑ こちらにはビデオあり

Chi salverà le rose? di Cesare Furesi イタリア映画の紹介「誰がバラを救うのか?」

2017-04-13 11:08:50 | Piemonte ピエモンテ
Chi salverà le rose? 誰がバラを救うのか?
監督 チェーザレ・フレージ



ここまで来たか。

何がって、このところ必ずと言っていいほど、画面に、ストーリーに、ゲイが出てくる。(もちろんレズもあり)
市民権が認められたのはいいのだが、ちょっと行き過ぎのような気もしなくはない。

今回は、とうとう、長い長い関係、そして、その関係もいよいよ終わりに近づいた二人のおじいちゃんの話。

足腰もおぼつかなくなったジュリオは、寝たきりで起きれない(と言っても口は達者)クラウディオの看病をしている。

ジュリオは弁護士だったのだが、とにかくポーカーが好き。賭ける金額は半端じゃない。
とうとう、海の見えるところの豪華な邸宅も手放し、今住んでいる家も、家具の多くは手放した。お手伝いを雇うお金も残っていない。
そこで、クラウディオの食事を自ら用意して運ぶのだが、その姿が実に健気なしい。

さて、ジュリオにはもう大きい娘と孫がいる。
娘は父のジュリオとは仲が良くないが、クラウディオとはとても仲がいい。
クラウディオがもう長くないと聞いて、久々に二人のところにやってきた。

孫は二人のおじいちゃんと仲が良く、本当のおじいちゃん、ジュリオの血を受け継いだのか、ポーカーがかなり上手い。

この孫が、おじいちゃんが手放した邸宅をポーカーで取り戻す。

実際にこれだけ真剣なポーカーをどこでどうやってやるのか、その世界を知らないので、全くわからないのだが、こんな風にやるんだ、という雰囲気は見て取れた。

2000ユーロ、5000ユーロ、10000ユーロ、30000ユーロ、持ち札全部。。。。どんどん掛け金が上がっていく。その金額に、小さいころやった億万長者ゲーム(?)を思い出した。

小さなルーレットを回して、コマを動かし、ここで1000ドルが手に入る。。。わーーい、と喜んだあの感覚。
紙の、おもちゃのお札でも、億万長者になると嬉しかった。

しかし、ここでは本当のお金が動いている。勝てば嬉しいが、負けたら本当に無一文になる。

それにしても、世の中、本当にこれだけの金額を賭ける人がいるんだ(これは映画だが)という驚き。

さて、無事に邸宅を取り返したのはいいが、愛するクラウディオは他界してしまった。

残されたジュリオが、後を追う決心をする。

どうして、という問いに、1日でも長く生きているということは、彼の元に行くのが1日でも遅くなるから。

うーーーん、素晴らしい愛。
男女のカップルで見たかったと思ったのは私だけだろうか。

実はこの映画は、「クリスマスプレゼントRegalo di Natale」(1986)と「クリスマスの雪辱 La rivincita di Natale」(2004)という映画の続きのような話になっている。
「クリスマスプレゼント」は、タイトルとはイメージが違って、クリスマス前夜のポーカーの話、そしてその続きが「雪辱」の方。
この2つは別の監督(Pupi Avanti)の作品、しかし、弁護士ジュリオを演じる俳優(Carlo Delle Piane)は、3作品とも同じ。

つまり、「クリスマス・プレゼント」の30年後。。。。という趣向。
二人の愛をバラで語り、父と娘の確執、孫との関係、それぞれがポーカーを中心に繰り広げられ、しっとりとした感じ。

Vinitaly 来年は4月15-18日

2017-04-13 10:41:43 | イタリア・ワインABC
今年のヴィニタリーが終わった。



50年+1年 エディション。

昨年が50年だったので、要は51年目。

もう5年くらい前から、開催期間5日だったのが4日に減り、木曜日から月曜日までだったのが日曜日から水曜日になり、少しは楽になった。

が、やはり4日は体力勝負。
正確には肝臓勝負。

座っている時も多いので、すごく歩くわけではないが、それでもかなり広いので、あっちからこっちへの移動はかなり疲れる。

帰りの列車で爆睡、帰ってからも爆睡。

終了直後入ってきた情報によると、

142カ国から12万8000人の入場者数
うち
3万人の 外国人のトップバイヤーの来場があり
これは8%の上昇

とのこと。

国別の内訳によると、日本は2%の上昇率。
一番高かったのはロシア42%で、ついでブラジル29%、中国12%。

参加企業は4270社で、30カ国から。
これは4%の上昇率、特に外国からは74%。

今年はイタリア州別のパビリオンに加えて、「インターナショナル」パビリオンというのも特設されていたので(なかに酒スタンドも6社程度入っていた)、74%の上昇率は納得。



時間とタイミングの勝負で、行けなかったところがどうしてもあり、ゴメンなさい。

さて、来年は4月15日から18日。

もしも27mの高さでジェットコースターが停まったら

2017-04-08 23:22:45 | もろもろ、つれづれ
うわー考えたくない。

もし、27mの高さでジェットコースターが停まったら???
もっと怖いのは10mの高さであっても、逆さになったまま停まったら???

乗ってなくて、見るだけでも怖いのに、
もし乗ってたら、
なんて、ひえ〜、考えただけで怖い。。。

ということが今日起こった。

北イタリアにある遊園地ガルダランド。

日本なら冬場に遊園地が休みになることはないと思うのだが(入園者が少なくてもやっているだろう。もちろんプールではない)イタリアでは、特に北イタリアでは休みになってしまう。
寒いし、入場者は少ないし、その方が経済的なんだろうなぁ。

さて、今日が今年のシーズン第1日目。
天気も良く、子供達にせがまれて、行こー、行くか〜、と行ったはいいけれど、

その瞬間何をしていたか、どこにいたか、

で大きく明暗が分かれる。

もちろん何千人の入場者の中のほんの一握りだが、本当に27mの高さで車が停まった客、もっとかわいそうなのが、逆さになって停まった 車に乗っていた客がいたそうである。

20分から30分で無事救出されたというが、それにしても、二度と乗りたくないだろうなぁ。

原因は? ブラックアウト。
遊園地と電気会社で水面下の戦争が始まりそう。


Lotrozzo Rosso Le Coste

2017-04-08 14:08:19 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
Litrozzo Rosso Le Coste
ラツィオのビオ



たまには何も考えずにワインを飲みたい。
しかし、ほとんどの場合そうはいかない。
なんの香りか、酸味はどうか、タンニンの質は、全体のバランスは、そして、何点??

ローマで最もこだわっている肉屋、食料品屋、リベラーティのロベルトのところに顔を出した。
出だしが遅くなってお昼になり、人も引けていてある意味いい時間だったのかも。
ロベルトがいつもの笑顔で出迎えてくれて、なんと近く住んでいるイタリア人と日本人のカップルの友人まで呼んで、たまたまお店に通りかかかったイタリア人も巻き込んでアペリティフのお昼になった。



マリーノ(アリッチャではない)のポルケッタ、チェウスコロではないが(マルケのやわらかーいサラミ)それに似たような柔らかいタイプのサラミは彼が作ったというし、もう一品のサラミも美味しい。そして、同じく絶品チーズ2種。

飲み物は当然ワイン。
人数が多くなったのもあり、1リットル瓶を開けた。
750mlではない。

昔はイタリアにも1リットル瓶が流通していた名残で、わざと1リットルという瓶。

ふわっとしたやさしい花の香り、飲むと、喉をスルッと通る。
アルコールも酸味もタンニンもほどほど、まろやか、とてもよくできた地酒。
ごくっごくっと飲みたい。(何も考えずに)

ロベルトのところにあるのだから当然ビオワイン。
それも正真正銘ビオワイン。
ラツィオは北のグラドリにある、これまたこだわり生産者のワイン。

品種はブレンド、Ciliegiolo, Merlotらしい。しかし、このワインはそんなことも考えずに飲むのがふさわしい。
そう、ヴィンテージも見てない。聞いてない。(多分2015)

お店を閉めて、しばしサプライズの楽しいひと時。

世界のベストレストラン50 心から訂正 こちらのランキングが正しいです

2017-04-06 08:34:54 | レストラン
心からお詫びと訂正。
できるだけ正式サイトを見るのだが、そちらが更新されていなかったのか、開けたページがどういう理由か古かったのかわからないのだが、友人が先ほど訂正してくれた。





送ってくれた記事のページはこちら。

http://www.eater.com/worlds-50-best-restaurants-awards/2017/4/5/15184950/worlds-50-best-restaurants-2017

他で取り上げた記事を見た方が良かったかもしれない。

今年の一番は Eleven Madison Park に輝いた。
友人が何年も前から、予約のとれないレストラン、と嘆いていたところである。
そして、francescanaは2位になった。
これで予約が少しは取れるようになるかと思うとそれはないだろう。

3位はスペインで、相変わらずスペイン勢は強い感じ。
10位までにあと二つスペインが入っている。

Piazza Duomoが15位に上がっている。非常に嬉しい。

ナリサワは18位。

このページが嬉しいのは大体の値段が載っていること。
なお、50位までしか出ていなかったので、50位以降はゆっくり探してみます。
今後はこのようなことのないように注意しますので、どうかお許しください。






Capolemole 2016 Marco Carpineti

2017-04-05 23:59:44 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
Capolemole 2015 Marco Carpineti




久々のゴッチェット、昼間に用事があって行った。
カルピネーティ、ゴッチェットでは、よくスプマンテがグラスワインで出ているのだが、今回はスプマンテはなく白があったので、久々に。



ラツィオの土着品種ベッローネを使ったカポレモレ。
カルピネーティは、ローマのバリバリのビオ。

色はやや濃いめ。
香りの強さはまずまず、ニュートラルな感じで今ひとつはっきりしない。
柑橘系の香りは上がってくるし、ミネラル風の香りもあるのだが、全体にぼやっとしている。
アタックは比較的優しく、酸味があるかと思うとそうでもなく、酸味より塩味が強い。ホロ苦さ、余韻が程よい長さで続く。
いかにもビオの臭さが以前はもう少しあったように記憶しているが、そんな感じはほとんどなく、かなり飲みやすくなっていた。 +++(+)


今年の世界のベストレストラン50(実際には100) 

2017-04-04 12:23:35 | レストラン
今年の世界のベストレストラン50(実際には100)が出揃った。




第1位は、引き続きイタリア。
モデナにあるOsteria Francescanaである。
数回行ったが、昨年は早くからトライしたにもかかわらず予約は取れず、もう絶対にいけないだろうなぁ。

そして、スペイン、ニューヨーク、ペルー、おなじみコペンハーゲンのノーマと、大陸もバラバラな感じ。

日本は8位にナリサワが最上位、10位までにスペインが3軒入っている。

昨年、Osteria Francescanaが取れず、仕方なく(ごめんなさい)行った、しかし、かなり良かった(また行きたい)アルバのPiazza Duomoが17位でイタリア2軒目。
3軒はLe Calandre、パドヴァ近く、が39位、納得。
4軒目はCombal Zero、トリノ近く、が46位。大躍進だと思う。

50位以内、意外と少ないのがプランス、スペインはかなり多く、南アメリカ大陸が意外と多いのに比べて、アジアは少し少なくなったようなイメージ。

50位からを見ると、イタリアでは、84位にアブルッツォのRealeが入っていて、5軒目。

ふっと気が付いたのは、ローマの某レストランが入っていない。残念。

http://www.theworlds50best.com

かなり良くできてる悪質メール

2017-04-04 11:12:43 | もろもろ、つれづれ
クレジットカードを読み取ろうとするメールは日常茶飯事に来るのでそう引っかからないのだが、引っかかりそうになったメールがある。

携帯電話会社からの払い戻しのお知らせ、である。
二重に払ったので、その払い戻しとのことである。

私は家は電話も携帯もTIM、つまりTelecom Italiaを使っている。



差出人名がちゃんと Telecom italia-TIM で

この手のメールはアドレスも必ず見るのだが、これも、ちゃんと

servizioclienti@telecomitalia.it (TIMカスタマーサービス)となっている

少し疑ったのは、二重払いした金額が 37ユーロ 
この金額で請求が来たことはないはずだが(少なすぎ、またぴったりの金額はあり得ない、もしかしたらウン年前のものかも?と思った。
でも、電話会社に支払いは、電気と違って結構しっかりしているはず。
(電力会社は3年か、それ以上経って追加払い請求が来る。。。。)

もう一つ、動詞が丁寧語の ha を使わず、hai になっていること。
この手の請求にしてはフランクすぎ。

添付を開けて(本当は開けないほうが良かったのだろうが)、記入し始めた。
(ここまでしたら実はヤバかった???あれ〜)

しかし、ここでふっと、大きな疑問がわいた。

この手の請求書は銀行口座からの引き落としになっている。
ところが、なぜか、クレジットカード番号を記入してください、とある。
ここで気が付いたなんて鈍臭い〜と思うだろうが、それだけよくできていたのである。

もし使っている携帯会社が違ったら最初から悪質メールと気がついたと思うが、たまたま使っている会社からのメール。
皆様もご用心。

で、また同じメールが来た。
今度は無視。