乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

京都 長岡天神 八条ケ池  「燃え上がる赤の霧島つつじ」  (15景)

2011-05-01 | お出かけ





        京都 長岡天神 八条ケ池  「燃え上がる赤の霧島つつじ」










 長岡といえば京都にいた頃毎年のように五月初めに訪れ、はながらになった霧島つつじを見てはくやしく感じた。

 霧島つつじは終わり、変わって大きなつつじが見頃。

 それでも長岡天神は美しく、また筍はおいしい。

 好きな場所の一つとして、長い間胸にしまっていた。

 

 毎年この季節になると霧島つつじへのあこがれを抱ていた。

 そして今年、ついに八条ケ池の霧島つつじを見る機会に恵まれる。

 京都に住んでおられるHOさんの記事を読み、長岡天神の霧島つつじが満開であることを知った。

 翌日、私は長岡に向かった。



 花の落ちた霧島つつじしか知らなかった私たちは、燃えるような赤に目を見張った。

 朱の固まりがわたしの背よりも随分高い。

 緑の自然と池の水に映えるココシュカの赤。

 こんなに目映い赤をわたしは近年見たことが無い。







 オスカー・ココシュカの赤のある作品 ▼

セント・ルイス美術館  ミズーリ

スコットランド国立美術館 エジンバラ  イギリス

アレン記念美術館  パサデナ  オハイオ










 長岡天満宮公式HPより

「キリシマツツジ」は樹高が約2.5メートルあり、4月末に真紅の花を咲かせる様は壮大であります。樹齢は130年前後と推定されており、市の天然記念物に指定されています。又市では貴重な「きりしまつつじ」を保全するため、平成5年に中堤を拡幅。この中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯は、「八条ケ池ふれあい回遊のみち」と名付けられ、多くの人々に親しまれています。














































































 みなさま、最後までおつきあい下さいましてありがとうございました。

 心から感謝しています。



 今回長岡天神の霧島つつじ情報を教えて下さいましたHO様、ありがとうございました。

 初めて満開の霧島つつじを楽しむことができました。心よりお礼申し上げます。












              2011年4月30日     京都長岡天神 八条ケ池にて






コメント (2)
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53; 講談社選書メチエ193「『古今和歌集』の謎を解く」織田 正吉著 講談社 2000年

2011-05-01 | 和歌、短歌





2011年読書記録



            53; 講談社選書メチエ193「『古今和歌集』の謎を解く」 

                            


 織田 正吉 (著)

 講談社選書メチエ 193

 講談社

 2000年

 261P 






 先日から読み続けていた 講談社選書メチエ193「『古今和歌集』の謎を解く」を本日読了。

 他の古今和歌集関係資料や紀貫之資料と重複部分も多いが古今和歌集の全体像が把握できやすくたいへん楽しむことができた。


 第四章「言語遊戯書としての『古今集』」も取り上げられているが、この点から考えてもわたくし個人としては『古今和歌集』は好きだと感じる。

 貫之のユーモアに置いても、共感を覚える部分が多い。

 今中断している『土佐日記註釈』をそろそろしっかりと読みたいと思う。


 第八章の「六歌仙考」は興味深く、納得がいく。

 この本でもでも仮名序六歌仙評(定家本)が載せられていた。  (181)


 今回も題名記録のみにて失礼申し上げます。





 
『古今集』は「言葉遊び」と「ユーモア」の歌集だった。間違いだらけの「人麻呂」像の不思議。六歌仙でありながら一首しか存在しない喜撰法師の正体とは?一千余首に秘められた大いなる仕掛けを読み解き、国文学史上の謎に迫る。


[目次]
第1章 『古今集』の人麻呂
第2章 「おほきみつのくらゐ」
第3章 吉野の山の桜
第4章 言語遊戯書としての『古今集』
第5章 をかしの歌集
第6章 「赤人」の謎
第7章 女郎花と馬
第8章 六歌仙考
第9章 喜撰とはだれか
第10章 『古今集』の謎を解く






 【古今和歌集参考資料】


■ 「古今和歌集全評釈」 上・中・下 (1998 片桐洋一 講談社) ISBN4-06-205979-7 /
ISBN4-06-205980-0 / ISBN4-06-208753-7

・ 一般向けの古今和歌集の解説書としては定番と言えるでしょう。解説も丁寧で、それまでの主要な解説書に目を通した上で書かれているような安心感があります。
下巻には歌人たちの略伝が「古今和歌集目録」の伝と共に置かれています。


■ 「古今和歌集全評釈 補訂版 」 上・下 (1987 竹岡正夫 右文書院) ISBN 4-8421-9605-X

・ 上記のものと同じタイトルなので紛らわしいですが、片桐「古今和歌集全評釈」では、この竹岡「古今和歌集全評釈」について、
"古注七種の翻刻をおさめているが、底本も翻刻も悪く、誤りが多い。"
と書かれてあります。これが初版のことなのか、補訂版でも直っていないのかは不明です。
それでも古注や諸説が手軽に参照できるのは、ちょっと知りたい時に便利です。歌には現代語訳がありますが、詞書の部分は語の解説のみで訳がついていません。


■ 「作者別年代順 古今和歌集 増補版」 (1990 小沢正夫 明治書院) ISBN4-625-41097-5

・ タイトルの通り、古今和歌集の全部の歌を作者別年代順にグルーピングした本です。一つのアプローチの仕方として面白いと思います。また、この本には歌人たちの略伝や一年ごとの年号西暦対照表などもついています。


■ 「古今和歌集の解釈と文法」 (1984 金田一京助・橘誠 明治書院)

・ 品詞などに一つ一つ縦棒が引かれている、いわゆる文法のお勉強本ですが、巻末の文法要覧も古今和歌集の歌を例にとって解説されており、これも一つのアプローチの仕方として面白いと思います。ただし、古今和歌集の全ての歌が取り上げられているわけではありません。


■ 「こんにちの古今和歌集」 (2000 湯佐柳平 東京図書出版会) ISBN4-7952-9288-4

・ 古今和歌集の全ての詞書と歌の現代訳です。この本の特徴は、各歌を七五、七五、七五調で現代語に直していることです。もう一つの面白いアプローチだと思います。原文や歌ごとの解説がついていないので、軽装でスラスラ読むことができます。


■ 「岩波文庫 古今和歌集」 (2000 佐伯梅友 校注 岩波書店) ISBN4-00-300121-4

・ こちらは原文メインの文庫本です。入手可能であればワイド版(ISBN4-00-007049-5)の方が字が大きくて読みやすいと思います。


■ 「伊達本 古今和歌集 藤原定家筆」 (1995 久曽神昇 笠間書院) ISBN4-305-40201-7

・ いわゆる影印本ですが、値段もそう高くはありません(1800円)。藤原定家はこんな字を書いていたのか、ということがわかります。書の一つのスタイルなのでしょうが、パッと見、子供の落書きのようにも見えます。


■ 「例題古語辞典 第三版 ポケット版」 (1993 佐伯梅友・小松英雄他 三省堂)
ISBN4-385-13327-1

・ いわゆる古語辞典ですが、用例として古今和歌集の歌が多くあげられています。また、巻末にある「解釈の道すじ」「和歌の表現と解釈」では古今和歌集の歌について触れられていて、「みやこぞ春の 錦なりける」の「ぞ」に関する解釈は、はじめて読んだ時新鮮でした。


■ 「和歌文学大系18 小町集/業平集/遍照集/素性集/伊勢集/猿丸集」
(1998 室城秀之・高野晴代・鈴木宏子 明治書院) ISBN4-625-51318-9

・ シブイ取り合わせの一冊です。


■ 「古今集人物人事考」 山下道代 (2000 風間書房) ISBN 4-7599-1201-0

・ 藤原菅根・藤原公利・平中興・二条の后・きのむねさだ・源実についての詳しい考察があります。文章もわかりやすく、特に二条の后の章は優れていると思いました。


■ 「和歌秘伝鈔」 (1941 飯田季治 畝傍書房)

・ たまたま古本で見かけたので購入しました。細川幽斎から山本春正を経て服部南郭に伝わった南郭の自筆書と飯田氏の家蔵書をベースにした「古今伝授」に関する本です。巻末に著者の歌集がついているのはご愛嬌というところでしょうか。


■ 「シンポジウム日本文学2 古今集」 (1976 藤岡忠美・片桐洋一・増田繁夫・小町谷照彦・
藤平春男 学生社)

・ 専門家の人たちが古今和歌集について語り合い、それを会話形式のまま収録している本です。何故か内容は頭に残らないのですが、話し合っている雰囲気はよい感じです。


■ 「日本文学研究資料叢書 古今和歌集」 (1989 有精堂) ISBN 4-640-32501-0

・ 専門家の人たちの論集です。内容はまったく頭に残っていません。それは恐らく一般向けに興味を誘うものではなく、研究の結果発表という方向性だからでしょう。提出された資料という感じです。


■ 「和歌文学講座4 古今集」 (1993 勉誠社) ISBN 4-585-02025-X

・ 同上です。


■ 「国文学 古今和歌集 -いま何が問題か 1995年8月号」 (1995 学燈社)

・ これは国文学という雑誌の特集です。基本的に上の二つと同じですが、塚本邦雄氏へのインタビューの部分は面白く、特に二条の后の「雪の内に」の歌をおさえているのはさすがだと思いました。


■ 「岩波文庫 歌よみに与ふる書」 (正岡子規 岩波書店) ISBN4-00-310136-7

・ 有名な "貫之は下手な歌よみにて「古今集」はくだらぬ集に有之候(これありそうろう)。" という「再び歌よみに与ふる書」が収められています。古い言葉で書かれていますが、内容は週刊誌の毒舌欄のようで面白く読めます。


■ 「講談社選書メチエ 「古今和歌集」の謎を解く」 (2000 織田正吉 講談社)
ISBN4-06-258193-0

・ いわゆる「XXXはXXXの暗号だった!」というタイプのトンデモ本です。ただし、「はじめに」の中で述べられている "「古今集」という巨大迷路" という表現は、「巨大」というとニュアンスが少し違うような気もしますが、「迷路」と感じる点については頷けます。


■ 「論集 和歌とは何か」 (1984 和歌文学会編 笠間書院)

・ これは図書館で閲覧しただけですが、この本の中には、後藤昭雄「漢詩文と和歌-延喜七年大井川御幸詩について-」という論が含まれています。


■ 「新編 国歌大観 第五巻」 (1987 角川書店) ISBN4-04-020152-3

・ 「寛平の御時きさいの宮の歌合」など古今和歌集に関係する歌合についてはこの本に収録されています。


■ 「新編 国歌大観 第十巻」 (1985 角川書店) ISBN4-04-021102-2

・ 藤原定家が八代集の中から各十首づつ選んだ「八代集秀逸」はこの本に収録されています。


■ 「新訂増補 國史大系 第12巻 扶桑略記・帝王編年記」 (1965 黒板勝美 国史大系編修会
吉川弘文館)

・ 898年の宇多上皇の宮滝御幸についての記述が「扶桑略記」の第二十三・醍醐天皇上の部分にあります。これは菅原道真の「宮滝御幸記」を元にしたものと考えられています。


■ 「日本歌学大系 第2巻」 (1956 佐佐木信綱 風間書房)

・ 藤原清輔の「袋草紙」などが収録されています。


■ 「日本歌学大系 別巻4」 (1980 久曾神昇 風間書房)

・ 顕昭の「古今集註」などが収録されています。



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御衣黄桜(ギョイコウザクラ)    (3景)京都長岡にて

2011-05-01 | お出かけ



   御衣黄桜  ギョイコウザクラ










 ギョイコウ ウィキペディアより ▼

 江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われている。「御衣黄」という名前は江戸時代中期から見られ、その由来は貴族の衣服の萌黄色に近いため。

 古くは「黄桜」「浅葱桜(浅黄桜)」などとも呼ばれていたが、それがギョイコウなのかそれともウコンを指すものなのかはっきりしない。





















                                    2011年4月30日   京都長岡にて




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桜と 霧島つつじ   (3景)京都長岡にて

2011-05-01 | お出かけ





    桜と 霧島つつじ






















                        2011年4月30日    京都長岡にて



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