乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『人生の約束』4,9★/5  監督 石橋冠  脚本 吉本昌弘  竹野内豊 西田敏行 江口洋介 松坂桃李 優香 小池栄子 美保純 他

2022-06-12 | 映画

 

 映画『人生の約束』4,9★/5  監督 石橋冠  脚本 吉本昌弘  竹野内豊 西田敏行 江口洋介 松坂桃李 優香 小池栄子 美保純 他

 

 

 映画『人生の約束』を見た。

 最初の竹野内豊の悪事の表現のスピード感は、とってつけたようで、もう少し表現法はあったのではないかとは思ったが、この話の展開には欠かせないので、良しとする。

 

 伝統芸能である曳山の都の地の人々も興奮と、存続させるための並々ならぬ努力やご苦労が、この映画を通して少しでも知ることができ、嬉しく思う。

 この映画で鳩山の曳山を取り上げてのこなれた作品作りを展開されていたが、今や、どの地方のどの伝統芸能でさえ、存続の危機にさらされている場合がある。

 

 歴史ある曳山という題材を軸に、友情や人の心と云った内容を絡めて、上手い役者たちが話を展開させる右たえのある作品。

 私はこの映画は好きだなと感じた。

 

 今は六月、もうすぐ京都の祇園祭の季節がやってくる。

 祭りや伝統芸能は素晴らしいとばかり云っていられない並々ならぬその地の方々の努力を今回改めて感じた。

 

 この映画で好きな言葉があった。

「つながる」

 富山の曳山では山車を引くことをつながるというらしい。

   先祖とつながる。

   友人とつながる。云々

 この「つながる」という言葉に、奥の深い人間にとって大切なことを感じた。

 

 ご来場ありがとうございます。

 感謝いたします。

 

 

 

 

 

監督 石橋冠

脚本 吉本昌弘

出演者

   竹野内豊 西田敏行 江口洋介 北野武(ビートたけし) 松坂桃李 優香小 池栄子 美保純 立川志の輔 室井滋 

 
 120分
 
2015年
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ドラマ『美しい隣人』4,4★/5 2011年 脚本:神山由美子 仲間由紀恵 檀れい 三浦理恵子 鈴木砂羽 森山栄治 南圭介 藤井美菜 高知東生 草笛光子 渡部篤郎

2022-06-12 | ドラマ

 

 

   ドラマ『美しい隣人』4,4★/5 2011年 10回 日本テレビ 脚本:神山由美子 仲間由紀恵 檀れい 三浦理恵子 鈴木砂羽 森山栄治 南圭介 藤井美菜 高知東生 草笛光子 渡部篤郎

 

 ドラマ『美しい隣人』を見た。

 ここのところ、『MW ムー』『アナザヘヴン』『美しい隣人』という具合に、2度目の市長が続いている。

 

 以前はドラマをあまり見なかった私でさえ、ドラマ『美しい隣人』は見ていた。

 2011年なのでもう10年以上も昔のことになる。

 

『美しい隣人』の場面や話の展開は割合に多く覚えていた。

 長とした台詞や表情まで覚えていたので、かえって面白かった。

 

『美しい隣人』は人間関係をうまく描いていた。

 ことごとく人間関係の心理状態や駆け引きを表現し、そういった意味で怖い話であった。

 

 筋書きが面白い方向に展開するが、その中で一つ。

 一番印象に残った言葉は、檀れいの、

「わからないわよ!絶対、わからないわよ!」

という台詞。

 脚本家である神山由美子のうまさを感じた。

 このドラマは、女性本来が感じ取れる人間の心理状態の揺れ動きをうまく表した、作家宮尾 登美子にも届かんとする作品の一つだと感じる。

 

 ご来場ありがとうございます。

 感謝申し上げます。

 

 

 

  

 

 

■脚本
 神山由美子
■演出
 今井和久
 小松隆志
 星野和成

 

 

仲間由紀恵 檀れい 三浦理恵子 鈴木砂羽 森山栄治 南圭介 藤井美菜 高知東生 草笛光子 渡部篤郎

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映画『アナザヘヴン』 2,9★/5 2000年   飯田譲治 監督・原作 江口洋介 原田芳雄他

2022-06-12 | 映画

 

 

  映画『アナザヘヴン』 2,9★/5 2000年   飯田譲治 監督・原作 江口洋介 原田芳雄他

 

 

 映画『アナザヘヴン』 を見た。

 この映画も『MW ムー』と同じく2度目の視聴。

 役者は良し!

 これでもかこれでもかと上手い演じ手が多く出演されていたが、如何にせんむ、筋書きがまずい。

 これだけの役者を勢ぞろいさせておきながら、これか、、、と首を傾けた。

 

 家族は最初この映画を一緒にみはじめていた。

 ただし小半時間もしないうちに、早々に退散してしまった。

 私は、ただただエギ遅陽介が見たいがために、筋書きは我慢して見続けていた。

 

 気持ち悪い場面が多くあったが、ハンニバルなどの二番煎じかと突っ込みたくなる。

 ただし、ドラマ『ハンニバル』は筋書きがしっかりしており、料理の場面なども優雅で、洒落ていることを付け加えておきたい。

 

 江口見たさにこの映画を見て見たが、この映画には大した筋書きは見られず、これなら歌舞伎の筋書きの方がよほど話の展開があるとさえ感じた。

 

 この映画に合わせて、江口は棒読み風の演じておられた。

 勿体無い!

 そのあと口直しにドラマ『人生の約束』を見たが江口の底力が発揮され、筋書きも役者たちもよく、感動して涙が溢れた。

 

 この映画の話の展開はつまらなく、役者だけで持っている映画だと感じた。

 そしてきわめつけはラストの台詞。。

 

 

「人間は善と悪を持っている、、、(要約)」

繰り返して

「人間は善と悪を持っている、、、(要約)」

と。

 

 犯人は未来から来た人間で、「水」

 それに掛けて

「人間は善と悪を持っている、、、(要約)」

tおいうのは、あまりにも陳腐ではないだろうか。

 

 身体の体重の60%は水分でできていると言われている。

 それを踏まえての

「人間は善と悪を持っている、、、(要約)」

 こういった作品の終え方は、起承転結の結がなされてないと私は感じた。

 

 みなさま見てくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 飯田譲治 監督・原作

 

 

 同じ世界を共有し、時に登場人物や場面を交錯させながら、それぞれが別々の物語を紡いで行くと言う、映画とTVドラマで同じ企画を進行させるメディアミックス戦略を一歩前進させた“メディア・コンプレックス”と言うユニークな企画で展開された、飯田穣治の原作・脚本・監督によるサイコスリラー風のSFホラー。とあるアパートで死体の脳みそでシチューが作られると言う猟奇殺人事件が発生。やがて同様の事件が連続して起こる中、主人公の早瀬マナブは事件を捜査するうち、犯人が人間ではないのでは? と考え始める。

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映画『MW ムウ』 手塚治虫原作 3,0★/5(5,1★ → 今回3,0★) 2009年 監督 岩本仁志  玉木宏  山田孝之  山本裕典 山下リオ

2022-06-12 | 映画

 

 

   映画『MW ムウ』 手塚治虫原作 3,0★/5 2009年 監督 岩本仁志  玉木宏  山田孝之  山本裕典 山下リオ

    5,1★ → 今回3,0★

 

 

監督 岩本仁志

製作 松橋真三

エグゼクティブプロデューサー 橘田寿宏

 

玉木宏  山田孝之  山本裕典 山下リオ

 

 

 

 2019年にこの映画を見た時は、5,1/5★と評価は高かった。

 

2019年11月04日
    映画『MW-ムウ-』5,1★/5★
    手塚治虫作品 監督:岩本仁志 脚本:大石哲也、木村春夫
    玉木宏 山田孝之 石橋凌 石田ゆり子 鶴見辰吾


 映画『MW-ムウ-』

 5,1★/5★ (満点以上)


 とにかく話の筋書きが面白い。
 1970年代頃を思わせる作品の作りで始まる本映画は、色彩が思い出色から始まる。
 作品は徐々に現代の色使いに変わる。

 学生時代に、手塚治虫氏の講演をお聞きしたことがある。
 お茶の水博士さながらのお顔立ちの手塚治虫氏は、ディズニーのキャラクターにおけるアウトラインについて語られて、日本のアニメーションに与えた影響を語られて居たような気がする。

 今回の映画を見て、非常に手塚治虫作品らしい映画に仕立て上げられた監督と脚本家のお二人に敬意を送りたい。
 私は、子供の頃、マーブルチョコを買っては鉄腕アトムのシールを集めていた。
 あまり漫画に馴染みにない私でさえ手塚治虫氏には親しみを感じている。
 そしてこの映画を通じて、昔流行ったSFの世界に広がりを見せるともいえる話の展開にワクワクした。
 手塚治虫氏はかなり昔に、すでにこのような話の展開を構成され、感心した。
 手塚治虫氏らしく大掛かりでありながらも細やかな配慮をされた実験器具などにも懐かしみを覚え、心は踊った。

 俳優さん、女優さんたちは熱演であった。
 石橋凌は良い味を出されていた。
 山田孝之さんは役柄に応じて、性格を考慮されていた。声質(艶のある美声をおとしておられた)まで変え、あくまでも影と負い目があり控えめで真面目な牧師に徹しておられた。そして牧師がヘリからムウ-を持って海に身を投げる場面で、私の琴線は切れた。それは心地のよう涙であった。

 そして、国家のあり方、ラストの展開は見逃せない。

 
 日本の誇りとも言えよう懐かしさを感じる手塚治虫作品に加えて、監督、脚本家、美術監督、撮影、音楽、大道具、照明、そして俳優陣たちが揃って初めて造ることのできる秀作だと感じる。

 よって、私はこの映画は好きです。
 
 

 

 手塚治虫の名作の中でも異彩を放つ傑作を映画化。
 16年前の事件の関係者に復讐する男を描くピカレスクロマン。
 玉木宏がダークヒーロー役に挑み、山田孝之が共演。

 制作年/2009
 制作国/日本
 内容時間/131分


 玉木宏
 山田孝之
 鶴見辰吾
 石田ゆり子
 石橋凌

 監督:岩本仁志
 脚本:大石哲也
 脚本:木村春夫
 撮影:石坂拓郎
 音楽:池頼広

 

 

 ところが、今回見てみると、なんだかしっくりこない。

 筋書きは面白いものの、役者山田孝之と役者玉木宏のやりとりが噛み合ってなお感じがする。

 玉木は良かったが、山田はあくまでも役者山田孝之であり、話に融合性を見せない。

 柔らかなタッチであるが、山田孝之自身の演じ方にこだわりすぎていて、玉木宏と石田ゆり子がやりにくそうに感じた。

 つまり、映画現場の楽しそうな雰囲気は感じられず、苦痛の現場を想像できるが、これは私の感じ方であり実際とは異なるのかもしれない。

 

 歌舞伎でも、とある役者が座長をしておられると、周りはかなり緊張されて舞台そのもにが面白く感じられない場合がある。

 そういった緊張感を解きほぐすような歌舞伎役者も、また一方にはおられる(過去形も含む)

 

 玉木と石田は良かったが今回は山田の演技が感心しなかった。

 

 以前5より高い5,1★をつけておきながらの、今回の3,0★

 あまりにも感じ方が違うが、こんなものなのかもしれない。

 

 今回も見たという簡単な記録だけで失礼いたします。

 

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ドラマ『闇の伴走者 編集者の条件』 4,4★/5 5回 2018年 原作 長崎尚志(リチャード・ウー) 監督 三木孝浩  脚本 佐藤大 阿相クミコ

2022-06-12 | ドラマ

 

 

ドラマ『闇の伴走者 編集者の条件』 4,4★/5 5回 2018年 原作 長崎尚志(リチャード・ウー) 監督 三木孝浩  脚本 佐藤大 阿相クミコ

 

 

 

 先日

ドラマ『闇の伴走者』 4,5★/5  5回 2015年 原作 長崎尚志(リチャード・ウー) 監督 三木孝浩  脚本 佐藤大 阿相クミコ

を見た。

 今回はその続編。3年後に創られた『闇の伴走者 編集者の条件』

 

『闇の伴走者』『闇の伴走者 編集者の条件』は両方見なくとも楽しめるようになっているが、通してみても、面白く感じた。

 

 今回も見たという簡単な記録だけで失礼いたします。

 

 

 

ドラマ『闇の伴走者』 4,5★/5  5回 2015年 原作 長崎尚志(リチャード・ウー) 監督 三木孝浩  脚本 佐藤大 阿相クミコ

 

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