乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介  脚本 香坂隆史 高橋悠也    ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀

2022-08-29 | ドラマ

 

  ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介  脚本 香坂隆史 高橋悠也    ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀

 

 

 ドラマ『火の粉』をみた。

 役者は申し分ない。

 筋書きも良い。

 ただ、如何にせん、ラストの展開にこのドラマも複数の話を考え、苦悩の末、このラストを迎えたという嫌いが否めないと感じるのは私だけか?

 

 プラス、取調室での、

「綺麗なイヤリングですね、、」

は説明的でくどい。

 

 役者たちは申し分ないが、一人、●藤●太が不要なところで笑ったような表情を浮かべすぎていて、話がそれる。

 顔がそういう顔なのかもしれないが、そこをぐっとこらえ、演技の表情で、ピエロのような笑いは止めねばなるまい。

 笑顔で口角を上げて可愛い表情を作る30歳を超えた男性俳優を何人か見かけることがあるが、可愛子ぶりっ子の都市でも顔でもあるまいし、口角揚げまくりゃ良いって問題でもないことに、いい加減気づくべきだと感じる。

 後の役者さんたちは大変うまかった。

 

 ユースケ・サンタマリアの演技は以前から好きだが、今回も難しい役どころを上手く演じられていた。

 淡々としたセリフ。淡々とした表情。

 その中に、震撼するほどの恐ろしい本質を描く。

 

 家族、年輪(バームクーヘン)、基本的生活(食事)など、、

 それは彼にとって彼が思い描く理想的愛情であり、家族であらねばならない。

 

「僕は母の言いつけを、子供の頃から守ってきた、、、」

 そこには良いことがある!と、、。

 しかし理想と、自分の現在に置かれた状況との大きなギャップ。

 彼はそのギャップを埋めつこすかのようにバームクーヘンを一面一面大切に、心を込めて焼き上げる。

 、、、、、、、、、、

 

 、、、、、、、、、、

    お気に召しませんでしたか、、、、、

 、、、、、、、、、、

という決め台詞は、彼の内なる叫びでもあった、、、、

 

 

 

 

火の粉

雫井脩介

脚本 香坂隆史 高橋悠也 

ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀

2016年

9回

 

 

以下は、データーベースより

 あらすじ

 この物語『火の粉』の殺人犯の動機は、「自分がこれだけの好意を与えているのに、裏切られたから」。

 そんな「他人に受けいれてほしい」という切ない寂しさが、狂気へと変わっていきます。このドラマは現代に生きる人々が、人間の狂気、本性について知り、考えるうえで非常に意義があると思います。

 原作者・雫井脩介は、サスペンスフルかつ奥深いテーマを持つ『犯人に告ぐ』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』など映像化作品も多く、数々の受賞歴を持つミステリー作家です。

 また、“家族愛”をテーマにした作品も多く執筆しています。

「私は殺人鬼を無罪にして解き放ってしまったのだろうか――?」

 元裁判官の梶間勲とその家族の隣家に、二年前に勲が無罪判決を下した男、武内が越してきた。愛嬌のある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い……。

 武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心をつかむ。しかし梶間家の周辺で次々と不可解な事件が起こるようになり・・・・・。

 手に汗握るせめぎ合いのハラハラ感! 真相が明かされてゆくスリリングな謎解き!

 

 

 今回も見ていただきありがとうございます。

 ずいぶん長くブログをお休みしておりましたのに、ご来場、誠にありがとうございます。

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映画『彼女がその名を知らない鳥たち』3,9★/5(松坂桃李の●●の演技 4,7/5) 2017年 監督 白石和彌  原作 沼田まほかる   蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 竹野内豊

2022-08-29 | 映画

 

 

  映画『彼女がその名を知らない鳥たち』3,9★/5(松坂桃李の●●の演技 4,7/5) 2017年 監督 白石和彌  原作 沼田まほかる   蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 竹野内豊

 

 蒼井優が苦手な私がが、面白そうなので映画『彼女がその名を知らない鳥たち』を見た。

 結果映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は面白かった。

 食わず嫌いであったが、蒼井優もなかなかよくやっておられた。

 

 阿部サダヲは難しい役どころで、所々違和感を感じた。

 竹野内豊は声がよかったのが印象的。ただしれだけ。

 阿部サダヲは良いとしても、竹野内豊と蒼井優の絡みは、もうしこし観客を魅了させねばならなかった。

 だが、松坂桃李の濡れ場の力強さのあとであっただけに、竹野内豊はかわいそうなことに流されてしまった。

 

 松坂桃李と蒼井優の濡れ場は、過去に見た緒形拳の背中でさえも濡れ場を演じきる役者魂と共通したものを感じ取った。

 しかも、女優の美しさを最大限に引き出しておられた。

 このような役者を私は緒形拳以外に見たことがない。

 

 何も好き好んで 濡れ場の話をしているのではない。

 この映画では、こういった場面が重要であり、この場面がないと作品は成り立たないから。

 そういった場面で、松坂桃李は松坂桃李のある意味したたかな男の●い欲を演じkったのである。

 

 驚いた。

 松坂桃李という役者は、ただ者ではないのかもしれないと、感じた。

 

 

 筋書きは、丁寧に組まれていた。

 しかし最終部分で、作品をどうまとめるがは、2,3の脚本の迷いがあったように感じさせたのが惜しい。

 

 全体を通して、楽しむことのできる、見て損はしない映画だと感じた。

 楽しめたので、家族にも紹介しておいた。

 さてさて、家族はどのように感じるのでしょう、、、

 

 

 今回も見ていただきありがとうございます。

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2017

123分

 

監督 白石和彌  

原作 沼田まほかる  

蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 村川絵梨赤 堀雅秋 赤澤ムック 中嶋しゅう 竹野内豊

 

 

 

 

以下、 データーベースより

 15歳年上の男・陣治と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎のことが忘れられずにいる女・十和子。

 不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。

 ある日、十和子が出会ったのは、どこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島。

 彼との情事に溺れる十和子は、刑事から黒崎が行方不明だと告げられる。

 どれほど罵倒されても「十和子のためだったら何でもできる」と言い続ける陣治が執拗に自分を付け回していることを知った彼女は、黒崎の失踪に陣治が関わっていると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめる――。

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