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(写真は、京都の簾屋。博物館から岡崎にある美術館に向かう途中、バス車窓から撮す。)
コレクション・ギャラリー所蔵館による
近代の美術・写真 平成20年度
京都国立近代美術館で、平成20年度第一期の平常展を見た。
素晴らしい作品の総数、146点。
須田国太郎画伯(以下、画伯省略)のおなじみの作品6点。
色・構図他、見飽きることはない。
小出楢重は裸婦と鰯。
この画家はモチーフに対する見方の個性が好きだ。
ぞうきんを絞ったような 裸婦の躰のくびれ、中身が がっちりとしすぎた 筋の通った鰯。
何を描かせても、 小出ワールド。
浅井忠や 安井曾太郎も懐かしい。岸田劉生の前はすんなりと通り過ぎ、また、須田国太郎のもとへと戻る。
今回も池田満寿男の作品の数々が展示されていた。
外国の物では エルンストや パブロ・ピカソ、モンドリアン、ルドンなどもあった。
心が高鳴る。
陶芸、染色も非常に興味深い。
陶芸では 北大路魯山人や清水六兵衛(5・6代目)の作品など展示。
かなり好きな焼き物が多かった。
染色は、京都生まれの私にとっては懐かしさを感じる。
今回の平常展での収穫は、マックス・エルンストの『怒れる人々』(1927)
この作品は好きだった。
後は須田作品。彼の作品を見て、心が落ち着いた。
やはり、渋滞しましたか。京都は自転車かバイクも、便利かも知れませんね。