MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

無事に誕生しました。(ツマキチョウ)

2013年03月30日 | 昆虫

昨年の4月28日、自宅のアブラナに産卵されたツマキチョウが、10ヶ月の蛹生活を終えて今朝無事に羽化しました。

たまたまベランダに出ていた時に、羽根が痛んだモンシロチョウが産卵していると思い込んだのが始まりで、3齢幼虫になってからツマキチョウと解ったことは、昨年のブログにも上げました。

ご存じの方も多いと思いますが、ツマキチョウは年1回の発生で、成虫の期間はほぼ1ヶ月、10ヶ月を蛹で過ごすので、正直言って本当に羽化してくれるかどうかかなり心配していました。

ところが、4,5日前から蛹の翅になる部分ににオレンジ色が…。

これはもしや雄の翅端では?と大事を取ってベランダから家の中へ移しました。

それが一昨日、明らかに翅の模様が確認できたので、徹夜モードに突入!(もちろん時々寝てましたけど。)

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①3月29日 04時07分 こんな感じです。 ツマキチョウの雄の特徴がハッキリ見えますね。

でも、結局この日は羽化せず終い。 一日が無駄(?)になってしまいました。 やはり初めての相手は難しいです。

2日目は腹を決めて21時に早寝。 2時半に起きてまだ羽化をしていないことを確認し、一安心。 コーヒーを飲んで準備をした3時ちょっと過ぎのこと…。

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②3月30日 03時02分 丁度蛹を見ている時にピシッと蛹が割れました。(音はしませんでしたけど…) 見ている時に羽化が始まることは滅多にありません。

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③03時03分 この瞬間が見たいんです。 何度見ても感動します。 特にツマキチョウは初めてだったので、なおさらでした。(^_^)v

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④03時04分 無事に体が抜けました。 これで一安心です。 ②~④まで1分30秒です。 トイレにでも行っていたら完全に見逃してしまいそうな短い時間ですね。(^-^)

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⑤03時18分 翅が伸びました。 ツマキチョウ♂の可憐な姿です。 右側が出てきた蛹の抜け殻で、左は昨年同時に蛹化したもう1頭です。 オレンジが見えていないので雌かもしれませんね。

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⑥ とりあえず昨年卵が産み付けられたアブラナの子孫に留まってもらいました。 今のところ雨模様なので、表では写真が撮れません。 晴れたら旅立たせようと思っています。

でも、撮れて良かった~。(本音です。)(^_^;)

撮影機材 EOS7D + EF24-70mm F4L IS USM (マクロモード使用) ISO200 1/250  F14  ストロボ、ディフューザー使用  全て3600×2400pixでトリミング

コメント (9)
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