MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

群馬レポート 最終回

2012年09月28日 | 昆虫

今回の群馬レポートは、少々偏ったというか殆ど複眼ばかりになってしまいました。

でも、ある意味これが私の昆虫写真なのかもしれません。

普通の写真も撮ってはいましたので、最後に少し上げておきます。

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ミドリヒョウモン♂ 東京ではあまりみることのないミドリヒョウモンですが、群馬や新潟では割とよく見かけます。 後翅が少し傷ついているのが残念です。

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リスアカネ♀ マユタテアカネの雄が  そばにいたので、てっきりマユタテアカネの雌だと思っていました。 後でよく見たら眉状斑がありませんでした。 リスアカネの雌だったんですね。 複眼はまだ撮っていないアカネ族だったので…ガックリ。(-_-;)

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ナミアゲハ 一応お馴染みさんも撮ってはいます。 キアゲハもたくさんいましたし、ジャコウアゲハの蛹もたくさん見かけました。 暖かいうちにもう一度出かけてみたいですね。

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群馬レポート アキアカネ、ミヤマアカネ…

2012年09月25日 | 昆虫

“東京でアキアカネが確認された”というニュースがテレビで流されていましたが、私の家の近くではもう少し前から確認できていました。

やはり、都心よりは田舎のようですね。

先日出かけた群馬県の桐生市では、たくさん見る事が出来たのは当然と言えば当然でしょう。

今回はオニヤンマ、ギンヤンマ等、トンボをメインターゲットとしていましてので、複眼も成り行きで5種類程撮れました。

もちろん初撮りばかりではありませんが、練習の意味もあり、逃げない雰囲気のトンボ君には、しばらく付き合ってもらいました。

最近はあまり慎重にならなくても、トンボに逃げられる事がずいぶん少なくなったような気がします。

トンボ達の中に私が無害だと言うことが浸透してきたのでしょうか?(^o^)

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アキアカネ  理由はよく解りませんが、アキアカネの複眼は一番解像しやすいように感じます。

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ミヤマアカネ♀  雌は皆、同じような色をしているので拡大すると種類がよく解りませんね。

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マユタテアカネ  個眼の大きいマユタテアカネですが、昨年撮った方が、良く解像してました。 撮る角度の問題か?あるいは撮影距離か?研究の余地がありそうです。(-_-;) 

気がつけば今回は、皆、同じような絵になってしまいましたね。(^_^;)

大分、複眼コレクションも数が増えてきましたが、撮りやすさから言うと、体が大きすぎず小さすぎず、今回のアカネ族のようなトンボ科の複眼が一番撮りやすく感じます。

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群馬レポート ギンヤンマ

2012年09月22日 | 昆虫

小学生の頃、夏休みにはトンボを追いかけ回していたのを思い出しますが、近所にオニヤンマはいなかったので、最高のターゲットはギンヤンマでした。

赤トンボと違って、池の上を優雅に飛び回るギンヤンマを捕らえた時は、本当に嬉しかったことを覚えています。

『採る』と『撮る』漢字こそ違いますが、半世紀たった今でも同じような事をやっているわけですね。(^_^;)ゞ

トンボを撮る時、雄雌の静止状態、飛行、交尾、産卵、それに複眼が撮れてパーフェクトなのですが、トンボによって難しいシーンが変わってきます。

例えば、オニヤンマは木の上で交尾するので、それを見る事さえ難しいですし、ギンヤンマについては殆ど留まってくれないので、静止状態がなかなか撮れません。

ところが今回は、狙いを付けた場所で粘っていたところ、2回程撮影可能な位置で休んでくれました。

でも、すべて池の上だったので、さすがに複眼は無理でした。(-_-;)

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ギンヤンマの産卵  ISO400  1/320  F:8  露出補正+0.7

ギンヤンマの写真は、これが一番撮りやすいシーンだと思います。

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ギンヤンマの飛翔  ISO800  1/500  F:5.6  露出補正-0.3

留まっている所より、撮影チャンスは遙かに多いと思います。

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休憩中のギンヤンマ  ISO400   1/400   F:8   露出補正+0.3

待った甲斐がありました。 翅の美しい若い雄ですね。

このギンヤンマだけは、複眼を撮る自信がありません。

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群馬レポート アジアイトトンボ

2012年09月19日 | 昆虫

最近どのメーカーも新機種の話題で盛り上がってますね。

個人的には、今年は特に興味を強く引かれるカメラ、レンズはありません。

半年前からはCanonのEOS7Dを主に使っていますが、今回発売される廉価版フルサイズの6Dも、財布の紐を緩めさせてくれる程の魅力はありません。

スペック的にも7Dより落ちますし、「5DMkⅢは買えないけれど、どうしてもフルサイズが欲し~い。」と言う人のためなんでしょうかねェ?

やはりNikon D600 の対抗馬と考えるのが妥当なところかもしれませんが‥。

野鳥や昆虫専門の私にとっては、4/3やAPS-Cの方が使い易いので、今のところフルサイズは全く考えていません。

それより、AF機能の充実したボディと、小型で切れの良いデジタル用新設計の望遠レンズが欲しいところです。

OLYMPUSの新製品については、今までならED60mmマクロを、即、予約していたはずです。

でも、今回は何故か背中を押してくれるものが無いんですよね。

昆虫写真家の海野和男さんが、早速、作例を上げてくれていますが、確かにシャープでボケも美しく、値段からしても買って損はないと思うのですけど…。

とりあえずしばらくは様子見のつもりです。

話はトンボに戻って、複眼ばかりだと飽きますのでちょっと珍しい写真を。

トンボは珍しくないアジアイトトンボのお繋がりですが、よく見てみると何か変ですよね。

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EOS7D + EF70-300mm E4-5.6L    ISO400  1/400  F11   露出補正-0.3

これ、両方とも雄ですよね。 以前、オオアオイトトンボでも雄同士繋がったのを撮ったので、トンボ学会の先生に問い合わせたところ、「珍しい話ではない」とのお答えをいただきました。

でも、このトンボ君、女の子によほどもてなかったんでしょうか?

捕まえられた方も、いい迷惑だと思うのですが‥。(^-^)

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群馬レポート オニヤンマ

2012年09月16日 | 昆虫

9月も半ばを過ぎたというのに、この蒸し暑さは何でしょうね?

前回、「なんと!‥‥‥まで。」と書きましたが、対象のトンボが別に珍しいわけではありません。

8月の始め頃、オニヤンマの複眼について、チョッピリ盛り上がったことがありましたね。

そこで、何とかオニヤンマの複眼を解像させて見たいと考え、それをやるならオニヤンマの数が比較的多い群馬のフィールドしかないと思っていました。

というのは、オニヤンマの場合、アカネ族等普通のトンボに比べて極端に留まることが少ないからです。

また、オニヤンマがいる場所は川の側が多いので足場が悪く、手持ち、三脚使用、共に厳しい状況です。

まず留まってくれなければ話にならないのですが、ここ群馬のフィールドで昨年から動きを観察していたところ、割と好んで留まる場所があることに気付きました。

多分オニヤンマがいるところなら、どこでもそんな休憩場所があるように思います。

そんな訳で、今年は見当を付けていたところで待機していると、やはりBINGOでした。v(^_^)v

でも、留まっても近くに別の個体が飛んでくるとすぐに追いかけて行ってしまうので、手早く撮る必要があります。

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やっと留まりました。 さすがトンボの王様、風格を感じます。 EOS7D + EF70-300mm    ISO800  1/2000  F8

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ここからが本番です。(ストロボ + ディフューザー使用、ノートリミング) 

EOS7D + EF100mm Macro F2.8L  ISO400  1/250  F16

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複眼拡大 接近するとニュートンリング(?)も出にくいようです。 ISO400  1/250  F16 

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こちらは自然光で撮影。比較してみてください。 ISO800  1/100  F11

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もう一段拡大して見ました。(900×600pix) やはり個眼はかなり小さいですね。

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自然光でも確認できますが、露出のせいもあり若干ブレが出ているようです。

これだけ被写界深度が浅く対象物が極小の撮影では、どうしてもSSを上げて絞り込む必要があるので、私にはストロボが必需品となります。

でも、とりあえず予測通りの状況でオニヤンマの複眼が撮れ、一応満足しています。

次はこれ以上の難関、ギンヤンマの複眼に挑戦してみたいです。

ギンヤンマはオニヤンマ以上に留まらないですし、間違って留まっても水の上が多いんですよね。(-_-;)

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